石村萬盛堂は、おかげさまで 120 周年を迎えることとなりました。
明治 38 年 12 月、初代・石村善太郎が小さな菓子屋を開いたその日から、私たちは一貫して地元・福岡、博多の皆さまとともに歩んでまいりました。明治、大正、昭和、平成、そして令和へ。時代が移り変わる中で、私たちは菓子作りを通じて、福岡・博多の人々の心の故郷であり続けたいと願い、挑戦を重ねてきました。思えば、この数年は私たちにとって試練の連続でした。コロナ禍、そしてその後の原材料高騰や環境の変化。菓子業界を取り巻く状況は厳しさを増しています。それでも、私たちは一人ひとりのお客様から寄せられる支えや「おいしかったよ」の一言に励まされ、再び元気を取り戻すことができました。この復調の象徴ともいえるのが、博多をモチーフにした新たなお菓子「祝うてサンド」。博多の魅力を讃えるこの一品は、多くのお客様の共感と笑顔を生み出しました。
今、私たちは創業 120 年を迎え、胸に新たな決意を抱いています。
「これからも、もっと博多のために何ができるのか?」
そんな問いを自分たちに投げかけながら、120 年への感謝の気持ちと、これまで以上の元気を届ける一年にしたいと考えています。石村萬盛堂の未来には、まだ見ぬ可能性がたくさん広がっています。これからも地元・博多を愛し、皆さまに喜びをお届けする存在であり続けるために、挑戦をやめません。どうぞ、これから先の石村萬盛堂にぜひご期待ください。
■博多の街と共に歩む石村萬盛堂の120年
創業当時の鶴乃子 今も変わらない卵型の箱
1.創業期
1905 年日露戦争、戦勝の年創業者 石村善太郎が福岡市博多区で開業しました。菓子が高級品であった当時の博多の人々の暮らしを彩るため、定番であった四角の箱に対して「丸い形のお菓子を作る」という独創的な発想で菓子作りを始めました。100 年以上(1910 年創製)を経てもなお、主力商品である「鶴乃子」は卵型の形状で、創業当初から現在まで愛され続ける博多の名物のひとつでもあります。
創業当時 明治38年(1905年)頃の本店
2.戦後復興
1945年の終戦直後、大陸から数多く引き上げてくる引揚者のために「茶亭鶴乃子」を焼け野が原に開業。砂糖不足の中でも芋を使った菓子を作り困難な時代に希望を見出しました。
マシュマロデーのキャンペーンポスター
3.洋菓子とホワイトデーの発祥
1950年代にはいち早く洋菓子製造に着手しました。鶴乃子の元であるマシュマロを洋菓子で展開したのもこの頃。1978 年「マシュマロデー」と銘打って当時の社長石村善悟が「バレンタインデーのお返し文化を提案する」形で「マシュマロデー」キャンペーンを開始。これが後に「ホワイトデー」として全国的なイベントへと発展しました。現在でもホワイトデーは、石村萬盛堂を語る上で最も象徴的な出来事のひとつです。
4.ブランドの進化
現在、石村萬盛堂では、博多銘菓「鶴乃子」や郷土菓子「鶏卵素麺」、「祝うてサンド」、「プチガトー」まで、和洋をおり混ぜ幅広く展開しています。また、博多祇園山笠やどんたく、数多くの地域イベントとの連携や菓子での表現を通じて、地元の文化を広く発信して参りました。これはひとえに、「無邪気な博多の風景を伝える」という我々の原点でもあります。
博多区須崎町にある石村萬盛堂本店
5.新時代への挑戦
度重なる危機や業界を取り巻く環境変化においても、小さいながら歩みを重ねてきたのは我々が大切にしてきた「伝統と革新」のポリシーを大切にしてきたからの他なりません。山笠廻り止(ゴール地点)に位置する本店のリニューアル(2021 年)や、博多をテーマにした商品開発のさらなる深化などは「原点を大切にしながら変わる」当社らしい出来事です。
■120年記念「祝うてサンド」キャンペーンを開催します。
テーマ:元気に・無邪気に・みんなでしゃんしゃん!
開催期間:2024年12月25日(水)~2025年1月15日(水)
1.みんなでシャンシャン!「祝うてサンドまひとつプレゼントキャンペーン
石村萬盛堂は創業 120 年を迎えるに当たり、特別キャンペーンを実施いたします。期間中、「祝うてサンド」を 3,000 円(税込)以上お買い上げのお客様に、もれなく1 個プレゼント!さらに、5,000 円(税込)以上お買い上げいただき、スタッフと一緒に「博多手一本」を入れていただいた方には、追加でさらに 1 個プレゼントいたします。この機会にぜひ、石村萬盛堂の「祝うてサンド」をお楽しみください。
2.みんなでシャンシャン!「博多手一本選手権」
石村萬盛堂公式SNS( Instagram・X )にて、「博多手一本」の動画投稿キャンペーンを開催いたします。期間中、指定のハッシュタグ「#祝うてサンド」を付けて動画を投稿してください。入賞された方には、祝うてサンドの商品や、祝うてサンドグッズをプレゼントいたします。博多の文化を祝う楽しい瞬間をぜひ動画でご参加ください。
画像:祝うてサンド
画像:祝うてサンドグッズ例(祝うてサンド子供用法被)
■2025年 お年賀用のオリジナルスリーブ箱を販売します。
新年のご挨拶にふさわしい「祝うてサンド」のお年賀用スリーブ箱が登場します。縁起の良い意匠をあしらった華やかなデザインで、大切な方への贈り物に最適です。贈る方も受け取る方も笑顔になれる特別なひとときをお届けします。数量限定のため、お早めにご用意ください。
お年賀祝うてサンド 4個入 1,188円(税込)
■祝うてサンドについて
山笠の廻り止にある石村萬盛堂
2021年コロナ禍、博多祇園山笠 追い山笠の日に発売開始。
博多の行事の “締め” といえば、博多手一本。この風習は、博多祇園山笠から始まりました。締めた後は、「これでおしまい。あとくされなし!」残り酒に口をつけたり、話を蒸し返すのはご法度です。7 月 15 日は、博多祇園山笠のフィナーレ「追い山笠」の日で、祭りの最後には博多手一本が街中に鳴り響く日でもあります。石村萬盛堂本店は、山笠の廻り止の横に位置しており、追い山笠のタイム計測所として長らく店舗をご利用いただいておりました。2021 年コロナ禍、追い山笠のない静かな博多の夏、こんな時だからこそ、皆様の心を明るく元気にするお菓子をお届けしたく、この日に『祝うてサンド』を発売開始しました。
博多っ子のようなさっぱりさ、後味の良さを目指しました。
『祝うてサンド』は、サクサク香ばしい濃厚なキャラメルサンドです。最大の特徴は、食べた後の「後味のよさ」。キャラメル香料に一切頼らず、キャラメルが焦げすぎないよう、職人が丁寧に火加減を調節しています。これがキャラメル本来の甘さとほろ苦さを感じるオリジナルの味となり、甘ったるさが残らないのです。キャラメリゼしたくるみのカリカリとした食感と、2 層のキャラメルクリームを、厳選したバターを贅沢に使ったかわいい手形のクッキーでサンドしました。濃厚なキャラメルクリームとクッキーのサクサク感が絡み合うお菓子です。
縁起のいい風習を伝えたい、「博多なら手をたたこう」をご一緒に。
山笠の席だけではなく、宴会や結婚式でも欠かせない博多手一本。お菓子が入る箱には、博多手一本の作法を掲載したしおりを同梱しています。「博多なら手をたたこう」を合言葉に、皆で手を打ち、博多から日本中に縁起のいい『祝うてサンド』の音が鳴り響くことを祈念しています。
商品名 :祝うてサンド
販売価格:2個入 540円
4個入 1,080円
6個入 1,620円
8個入 2,160円
12個入 3,240円
販売場所:石村萬盛堂本店、博多駅マイング店、デイトス店、福岡空港店、お菓子のいしむら各店舗 、
その他駅・空港の一部販売店
公式オンラインストア https://www.ishimura.co.jp/shop/
■キャンペーンビジュアル
令和7年お年賀ポスタービジュアル
祝うてサンドキャンペーンビジュアル