畜産ICTを活用した経営の可視化及び営農指導の高度化に関する協業を開始

掲載日: 2024年11月22日 /提供:デザミス




 デザミス株式会社(本社:東京都江東区青海、代表取締役 兼 CEO:清家浩二 以下デザミス)と薩州開拓農業協同組合(鹿児島県鹿児島市、代表理事組合長:牧原保 以下薩州開拓農協)は、畜産経営の未来を支援する取り組みのために業務提携契約を締結しました。この提携では、同組合が傘下組合員に行う経営指導、営農指導に関し、牛の行動モニタリングシステムU-motion(R)の活用をデザミスがサポートすることで、「畜産農家が営農実態を数値化等して伝えきれない」という課題へのソリューションを提供いたします。


■畜産農家が抱える課題
 近年、畜産農家は飼料価格の高騰や子牛の販売価格の下落など、経済的に厳しい状況に直面しています。こうした中、農家は日々飼養方法の改善による品質向上や飼養管理の効率化など、様々な工夫を重ねていますが、その課題や成果を、支援を受ける所属組合や取引金融機関などのステークホルダーに分かりやすく伝えることが難しいという問題があります。課題や成果にはこれまで数値化が難しかったものもあり、経営の現状が適切に共有できないことで相互理解が十分とは言えず、タイムリーな営農支援を受けにくい場合がありました。


■U-motionができること
 そこで、デザミスが提供するU-motionが課題解決のサポートをします。U-motionで事故頭数やデイリーゲイン(DG)など農家が注目すべき目標指標を数値化しレポート形式で提示するため、見えにくかった営農実態を数字等で可視化し、具体的なデータに基づいて経営改善の議論ができます。※1
加えてU-motionにより牛の行動をリアルタイムでモニタリングし、個体ごとの活動状況や疾病傾向、発情兆候などを検知します。これらの見逃しによるロスコストがないかの確認を行うことで、より高度な牧場経営が実現可能です。





※1:営農データは、U-motion利用ユーザーに開示確認を取り、提供しております。


■取り組みの事例
 提携の第一歩として、すでにU-motionを活用している牧原牧場様でのコンサルティングがスタートしています。同牧場では、所属する薩州開拓農協およびメーンバンクである農林中央金庫の指導の下、地域の中心的な担い手として、経営課題を克服し持続可能な経営を目指す取り組みが行われています。U-motionデータを活用したコンサルティングの導入により、牛の管理や生産性の向上に向けた具体的な改善策が進行中です。




■今後の展開
 U-motionを活用したうえで薩州開拓農協が地域特有の知見を活かしたこの事業の取り組み過程や成果は、今後薩州開拓農協傘下の組合員全体への営農指導に反映される見込みです。牧原牧場様での事例を皮切りに、デザミスは地域に根ざした持続可能な畜産経営の実現に向け、さらなる発展を目指してまいります。


■会社概要
デザミス株式会社
代表者:代表取締役 兼 CEO 清家 浩二
本社所在地:東京都江東区青海 2-7-4 the SOHO 417
サイト:https://www.desamis.co.jp


■本件に関するお問い合わせ
デザミス株式会社 経営企画本部 コミュニケーション推進室 (広報担当:佐々木、岡田)
Tel:03-6380-7239
Email:pr-r@desamis.co.jp

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