【お金に関する夫婦喧嘩の原因ランキング】男女500人アンケート調査

掲載日: 2024年11月22日 /提供:エミリス

お金に関する夫婦喧嘩についての意識調査

株式会社 エミリス(大阪府東大阪市、代表取締役:馬場 栄和)は、既婚男女500人を対象に「お金に関する夫婦喧嘩についての意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。

夫婦や家庭の生活を円満に送るために、お金の使い方はとても重要です。ただし夫婦でもお金の使い方は違うため、喧嘩の原因にもなります。夫婦間でお金に関する喧嘩は、なぜ起こるのでしょうか。

そこで今回、株式会社エミリス( https://emiris.net/ )は、既婚男女500人に「お金に関する夫婦喧嘩」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。

調査結果に対してFPサテライト( https://fpsatellite.co.jp/ )ファイナンシャルプランナーの原絢子氏よりご考察いただいております。


※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社エミリス」の公式サイトURL( https://emiris.net/ )へのリンク設置をお願い致します。


【調査概要】
調査対象:既婚男女
調査期間:2024年10月8日~17日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性369人/男性131人)
回答者の年代:10代 0.4%/20代 14.6%/30代 39.8%/40代 26.0%/50代 15.6%/60代以上 3.6%

【調査結果サマリー】
・お金に関して夫婦喧嘩することがある人は59.6%
・お金に関する夫婦喧嘩の原因1位は「金銭感覚の違い」
・お金に関する夫婦喧嘩の話し合いは「当日中にする」
・お金に関する夫婦喧嘩の解決法は「どちらかが妥協する」

お金に関して夫婦喧嘩することがある人は59.6%



既婚男女500人に「お金に関して夫婦喧嘩することがありますか」を聞いたところ、「よくある(12.8%)」「たまにある(46.8%)」と答えた人が59.6%にのぼりました。

家庭をうまく運営していくうえで、お金の問題は重要なポイントです。そのため「価値観の違い」や「お金が足りないこと」「お金に関する約束事を破ること」は、夫婦喧嘩につながりえます。


お金に関する夫婦喧嘩の原因1位は「金銭感覚の違い」



お金に関する夫婦喧嘩の原因の圧倒的1位は「金銭感覚の違い(44.2%)」でした。お金の使い方や管理方法に関する「夫婦間の意識のズレ」が原因で喧嘩になることが多いとわかります。

<1位 金銭感覚の違い>
・お金の使い方や貯蓄に対する考え方の違いから、ストレスや不満が生まれる(30代 女性)
・お小遣いの使い道です。私からすると夫はどうでもいいことにお金をかけているように見えるので、よく考えて使ってほしいと伝えると喧嘩になります(40代 女性)
・子どもの学費等は気にするくせに、自分はコンサートなどに度々行っているので、金銭感覚について問い正すことがある(50代 男性)

「何にお金を使いたいかの優先順位」や「貯蓄に回す割合をいくらにするか」などは人それぞれです。

夫婦になって共有財産として管理するようになると、自分の収入を自分ひとりで使う生活ではなくなりますので、配偶者とお金の使い方や予算配分をすり合わせていく必要があります。

しかし金銭感覚のズレが大きくて、意識の共有が難しい夫婦もいます。「相手の行動や考えを理解できない」「自分の感覚をわかってもらえない」というストレスから、喧嘩になってしまう人が多いとわかりました。

<2位 生活が苦しい>
・夫の勤めている会社の経営悪化により給料が給料日になっても入らない。月給なのに金額が理由もなしに減っている(30代 女性)
・夫の給与だけでやりくりしているが、足りないときにもめてしまう(40代 女性)
・主に給与額と子どもの教育費です。私の給与が教育費をカバーしきれていないので、どうするかという言い争いです。「妻も働くこと」を提案していますが、なかなかうまくいきません(50代 男性)

経済的な苦労から喧嘩になってしまうご家庭も多いとわかりました。「生活費が足りないのに渡してもらえない」という意見も複数あったことから、生活費を夫あるいは妻からもらっているご家庭で起こりやすい喧嘩だと言えます。

「生活費が足りないのに、人に奢る夫が信じられない」など、生活の苦しさと金銭感覚の違いが重なっているケースも。また「収入に波があるのに、毎月同じように使われると困る」という意見もあり、自営業や業務委託で収入に波があり、支出とのバランスが難しくなって喧嘩することもあるようです。

「お金がないとイライラする」というコメントもあり、心配が多くてちょっとしたことでも感情的になって喧嘩に発展するケースもあるとわかりました。

<3位 お小遣いの額>
・私の小遣いより、子どものお菓子や遊び代のほうが多い。小遣いを増やしてもらおうと提案はするが、最終的には喧嘩になる(30代 男性)
・給料が増えたのに、お小遣いを勝手に減らされた(50代 男性)
・お小遣い額を他人と比較され、少なすぎると文句を言われる(60代以上 女性)

お小遣い制の場合は、「自由に使えるお金を増やしたい」「節約を考えるとお小遣いの額は上げられない」というせめぎ合いが起こります。

とくに額を減らされたり、周りと比べて少なかったりなど、お小遣いをもらう側が理不尽さや不公平を感じていると、喧嘩になりやすいとわかりました。また「お小遣いを渡すほう」からも、「お小遣いを渡しているのに自分でやりくりせず、足りなかったら家計から出そうとする姿勢にイラっとする」などの声が寄せられています。

<4位 家計の負担割合>
・お互いの生活費を出す割合。育児休暇中で給料は出ないのに、「家賃+生活費を半分出せ」と言われたので、「すぐには出せないし、家事育児はほぼやっているのに折半はおかしい」と返したら喧嘩になった(30代 女性)
・家計の負担割合でたまに喧嘩になります。食費以外は私が負担して、妻は食費を負担していますが、物価高に妻の収入が追いつかず、結局私も負担しています(40代 男性)
・学費や生活費の一部を誰が出すかで喧嘩するときがあります。自分の給料はほとんど生活費に消えていくのに、さらに出せと言われると不満で、喧嘩になります(50代 男性)

共働きのご家庭では、生活費をどちらがどれだけ負担するかという問題があります。

「頑張って稼いでいるのに、自分の収入がほとんど生活費に消える」「収入が少ないのに負担が大きい」という不満がある人も多くなりました。また「光熱費は夫」「食費は妻」などと費目別に分けると、物価高や電気代高騰などで予想外の出費になり、不満をもつこともあります。

<5位 勝手に高価な買い物>
・相談もなく高額な買い物をされたとき(30代 男性)
・夫が突然大きな買い物をしてくる。私は少ないパート収入も生活費にして月に数千円のお小遣いありません。夫はいい物を好きなときに買えるので、自慢されると腹が立って喧嘩になってしまいます(30代 女性)
・夫が好きな物を買ってきては、家計から返金を要求すること(40代 女性)

家計管理しているほうは家計や貯蓄に対する意識が高く、節約に励んだり、欲しい物を我慢したりします。

上記のような場合に配偶者が相談なく高価な買い物をしてしまうと、「なんで?」と喧嘩になってしまいます。家計に大きく影響するような買い物なら、なおさらでしょう。「クレジットカードで買って、請求が来るまで黙っている」など、隠そうとする態度にイラっとしてしまう人もいます。


お金に関する夫婦喧嘩の話し合いは「当日中にする」



「お金に関する夫婦喧嘩をした際に、どのようなタイミングで話し合いをするか」という問いには、「当日中(67.0%)」という人がもっとも多く67.0%にのぼりました。ほとんどの人が早いうちに話し合いの場を設けているとわかります。

早めに話し合う理由としては、「早く言いたい性格だから」「すぐ話し合うほうが、認識が正確だから」「溜めると爆発するから」などが挙がりました。

喧嘩の原因が発覚した時点で連絡をとって話し合う人もいれば、寝る前に夫婦で話し合う人もいます。「子どもが寝たあと」「車の中で二人きりのときに」といった回答もあり、お金に関する言い争いをお子さんや他人に聞かれたくないという意識も伺えます。

一方数日経ってから話し合う人からは、「冷静に話し合えるから」などの理由が挙げられました。

ただし話し合った日に解決できるとは限りません。そのため「当日に一回話し合い、さらに数日後に改善案を持ち寄る」というケースもありました。


お金に関する夫婦喧嘩の解決法は「どちらかが妥協する」



「お金に関する夫婦喧嘩の解決法」を聞いたところ、1位は「どちらかが妥協する(39.6%)」で、4割近くとなっています。2位は「納得するまで話し合う(18.8%)」、3位「お互い妥協する(13.8%)」を挙げた人も多くなりました。

「どちらかが妥協する」「お互い妥協する」など、喧嘩は終わるものの根本的な解決には至らない人も多いようですね。はっきりと「解決しない」と答えた人も6.6%いました。

<1位 どちらかが妥協する>
・どちらかが妥協する。今回私が我慢したら、次回は夫が譲るなど、お互い生活の中でストレスが溜まらないようにしています(30代 女性)
・妻が強いので、私の意見は却下されることが多いです。そのため本質的な解決になっていないですね(40代 男性)
・私が妥協します。結局お金を出しているのは夫なので(50代 女性)

妥協する理由としては、「長く喧嘩したくないから」「相手がしつこいから」「相手が話を聞こうとしないから」などが挙がっています。

夫婦間の力関係で上位に立つほうに従っているご家庭もあります。パワーバランスは「稼いでいる夫が強い」「家計を管理している妻が強い」「夫がおっとりしているので妻が強い」など、性格や収入差によってさまざまです。

なお納得していないのに折れている人も複数いました。納得していないのに「喧嘩したくないから」という理由で妥協している場合、根本的な問題の解決には至っていないと考えられます。

<2位 納得するまで話し合う>
・問題が起きた理由を双方納得するまで追求し、一緒に解決策を考えることで解決を目指す(30代 女性)
・お互いが納得するまで話す(40代 男性)
・冷静に考えて話し合って解決します。使える金額は決まっていますので、範囲内でお互いが納得するよう、優先順位をつけて解決します(60代以上 男性)

納得できる話し合いにするために、資料や数字を用意している人もいました。

お金を使いたいことがあっても、「そもそも貯金や余裕がない」と収支や口座残高を見ながら説明されれば、納得せざるを得ないこともあるでしょう。反対にお金を使いたい理由に納得してもらいたくて、必要性や緊急性をプレゼンする人もいました。

「相手が納得してくれるか」が、お互いに気持ちよくお金を使うポイントだと言えそうです。

<3位 お互い妥協する>
・すぐにお金が増えることはないので お互いの妥協点を見つけつつ、収支によって都度見直しをする(20代 女性)
・どちらかの意見が通ったときは、意見が採用されたほうが何かを我慢する(30代 女性)
・お互いの主張を聞いたうえで折り合いがつかない場合は、双方が歩み寄った地点で折り合いをつける(40代 男性)

どちらかが一方的に妥協するのではなく、意見をすり合わせてお互いに妥協するケースもあります。不満は残るかもしれませんが、お互いに妥協しているため不公平感が少ない解決方法だと言えるでしょう。具体的な例としては「ライブには行っていいが、年◯回と決める」などがありました。

<4位 ルールをつくる>
・二人でルールを決めて、今後同じことが起きないようにする(30代 男性)
・次は事前に話すことを約束してもらう(40代 女性)
・今後どうするかを決めたら、大概おさまる(40代 男性)

同じことを繰り返さないように、ルールをつくって喧嘩を終わらせるご夫婦も多くなっています。具体的なルールとしては「使用の限度額を決める」「高額な物を買うときは、事前に相談する」などです。

問題発生を根本的に防ごうという意思が感じられる解決方法ですね。

<5位 言いたいことを言い合う>
・お互い言いたいことを言い合って気付くと話し合いが終わっているので、きちんとした解決はしていないことがほとんどです(30代 女性)
・お互いに言い合うことで、ストレスを解消して解決すると思います(50代 男性)
・言いたいことを言えば終わり。「こんな物にお金をかけるのか」と思う物を買ったとしても、価値観は変えようがない(60代以上 女性)

言いたいことを言って、すっきりして終わらせる人もいます。ただ「思っていることを言い合うが、相手の金銭感覚はあまり直らない」というコメントもあったように、言いたいことを言っても原因の解消には至らないケースも多いとわかります。


まとめ
お金の話で夫婦喧嘩になる主な原因は、金銭感覚の違いにありました。優先順位や計画性の有無などが違い、相手のお金の使い方や管理方法に不満が募り、喧嘩になってしまうことが多いようです。

また「お金がないとイライラする」という意見もあったことから、経済的に余裕がない状況だと喧嘩になりやすいとも推測できます。

話し合って解決しているご家庭もありましたが、「どうせ解決しないので話し合わない」「解決できないので諦めている」という声も。夫婦間ではどうしても解決できないけれど諦められない場合には、第三者の意見を聞いてみるのもおすすめです。


■原 絢子氏の考察
お金に関する夫婦喧嘩の原因の1位は「金銭感覚の違い」という結果が出ましたが、「金銭感覚の違い」=「価値観の違い」です。放っておくと夫婦関係の悪化につながりますので、お金について定期的に話し合えるとベターです。

まずは家計の「見える化」をおすすめします。夫婦で共有できる家計簿アプリなどを活用して、いま何にお金がかかっているのか、今後どんなお金が必要なのかを確認してみましょう。その上で、お金の使い方についてお互いが納得できるルールを設けられるとよいですね。


▽監修者紹介






原 絢子
FPサテライト( https://fpsatellite.co.jp/ )所属ファイナンシャルプランナー

自分で保険の見直しを行ったのをきっかけに、お金の知識を身につけることの大切さを実感し、ファイナンシャルプランナーとして活動を始める。

モットーは「自分のお金を他人任せにしない」。ひとりでも多くの人がお金を味方につけて、自分の思い描く人生を歩んでほしいと、マネーリテラシーの重要性を精力的に発信している。


※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社エミリス」の公式サイトURL( https://emiris.net/ )へのリンク設置をお願い致します。


■株式会社エミリスについて
株式会社エミリスは、飲食事業を主として、大阪・兵庫・和歌山など関西地区を中心にコメダ珈琲を複数店舗運営しています。


■会社概要
社名 : 株式会社 エミリス
所在地 : 〒577-0827 大阪府東大阪市衣摺6丁目1-46 平尾NスタイルB号
代表取締役 : 馬場 栄和
創業 : 2020年10月
資本金 : 100万円
事業内容: 飲食業
URL : https://emiris.net/

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