新潟が誇る冬の最高級果実「ル レクチエ」 今年の解禁を祝う出荷解禁イベント開催決定!

掲載日: 2024年11月18日 /提供:新潟県

 新潟県は2024年11月25日(月)、渋谷のTRUNK(HOTEL) CAT STREET(東京都渋谷区神宮前5丁目31)において、県推進ブランド品目のひとつである「ル レクチエ」の今年度の解禁イベントを開催いたします。



 「ル レクチエ」は西洋なしの一種ですが、全国の西洋なし生産面積のうち、ル レクチエの生産割合はわずか約11.1%。そのうち新潟県での生産が約8割を占めています。(※1)
 また、「ル レクチエ」は栽培が難しく、11月下旬~12月下旬までの短期間しか出回らないため“幻の西洋なし”とも呼ばれ、お歳暮やクリスマスの贈答品としても高い評価を得ています。

 そんな新潟県が誇る冬の最高級果実「ル レクチエ」が、今年もその解禁日を迎えます。(※2)
この特別な日を記念し、ル レクチエの魅力を存分に味わっていただく解禁イベントを、11月25日(月)に渋谷の「TRUNK(HOTEL) CAT STREET」ホテルにて開催いたします。本イベントでは、ル レクチエを使用した特別なコースメニューの提供や、産地の歴史や栽培の秘話に触れられる展示などを予定しており、多くの皆様に新潟の特産品の奥深さをご体感いただける内容です。また、メディア向けには、特別な取材機会もご用意しております。

(※1)令和3年産特産果樹生産動態等調査より
(※2)今年の解禁日は11月22日(金)となります




【イベント概要】
開催日程 : 2024年11月25日(月)
開催時間 : 受付:18時45分 開場:19時00分
         開催:19時15分~20時30分
会   場 : TRUNK(HOTEL) CAT STREET(東京都渋谷区神宮前5丁目31)
イベントホームページ : https://lelectier-niigata.com/
主な開催内容:新潟県知事による挨拶、乾杯 / ル レクチエを使用したコース料理試食
       新潟県知事と新潟県推進ブランド品目アンバサダー・中村孝則氏によるル レクチエトーク
       ※中村氏はブラジルから中継で登場予定
       ル レクチエの首都圏飲食店コラボフェアのご紹介 / フォトセッション、囲み取材

※当日、ル レクチエの首都圏飲食店とのコラボフェアの発表もございます。


【「プレミアムよんでるないと」とは】
『よんでる』とは新潟県の方言で、『熟れている、熟している』という意味を指します。解禁日が決められている「ル レクチエ」の解禁に合わせて、生産農家たちが開催していた解禁イベントが「よんでるないと」の始まりです。
ジャズを聴きながら、ル レクチエを使った料理やお酒を楽しむイベントは回を増すごとに大きくなり、ついに今回東京、渋谷にて開催されることとなりました。美味しい新潟のル レクチエと生産者の想いを全国の方々に知っていただくべく、「プレミアムよんでるないと」を開催致します。ぜひ会場で今年のおいしいル レクチエをご堪能ください。


【「プレミアムよんでるないと」の取材について】
当イベントを取材いただける場合、事前のお申込みをお願いしております。
お手数ですが前日までにお申し込みいただけますようお願いいたします。取材のお申込みは下記事務局までご連絡ください。



 お米や日本酒のイメージの強い新潟県ですが、実は西洋なしの出荷量が全国第3位の『西洋なし県』でもあります。西洋なしといえば「ラ・フランス」が有名ですが、新潟県では「ル レクチエ」を中心に生産しており、全国のル レクチエの約8割が新潟県内で栽培されています。甘くとろけるような食感と芳醇な香りが特徴で、西洋なしの最上位品種として位置づけられ、美しいフォルムや滑らかな食感、上品な芳香が魅力です。栽培が難しく、11月下旬~12月下旬までの短期間しか出回らないため“幻の西洋なし”とも呼ばれ、お歳暮やクリスマスの贈答品としても高い評価を得ています。

▼日本初! ル レクチエの栽培はいつから始まった?
 ル レクチエの栽培が新潟で始まったのは、今から約120年前の明治時代。古くからなしの産地だった新潟県旧白根市(現・新潟市南区)のなし農家・小池左右吉氏が原産地のフランスから数十種類の苗木を取り寄せて栽培を始めました。果物の生産や研究に熱心だった左右吉氏は、1902年、旅行で訪れたロシアのウラジオストクで出会ったル レクチエの味に衝撃を受け、栽培を決意したといいます。ただ、日本での栽培事例がなく病気にも弱いなど、ル レクチエの栽培は一筋縄ではいかず、幾多の試行錯誤を重ねながら安定生産に向けて栽培方法を確立していきました。

▼濃厚な甘みととろけるような食感を生み出す「追熟」
 芳醇な香りと濃厚な甘み、なめらかな食感が魅力のル レクチエ。この味わいの秘密は、収穫後から出荷までの期間に行なわれる「追熟」という工程に隠されています。西洋なしは樹上では完熟しないため、収穫されたル レクチエは、しばらくの間ゆっくりと寝かせて、おいしく熟すのを待ちます。その間、約40日。これが「追熟」と呼ばれる西洋なしにとっては非常に大切なステップです。
 10月中旬~下旬にかけて収穫された実は、まだフレッシュさが目立つ緑色。その収穫後に、品質を高いレベルで均一にするべく、温度や湿度に配慮しながら、20℃以下に設定された冷蔵庫などで保管されます。約40日間予冷した「ル レクチエ」はデンプン質を糖に変え、色合いもブライトイエローに変化。出荷前に常温の環境に置くことで、その際に生じる温度差がトリガーとなり、ル レクチエ特有の甘みや香りがさらに生み出されるというわけです。

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