エフエム宮崎の情報番組『畜産王国みやざき!~元気森森(R)で日本を元気に!!~』では、宮崎県畜産業の持続可能な未来を支える病気予防、健康管理、そして農場経営の改善支援について取り上げました。今回のエピソードには、NOSAI宮崎(宮崎県農業共済組合)生産獣医療センターの獣医師・出口?一郎氏をゲストに迎え、家畜の健康管理の重要性や予防対策の最新の取り組みが語られました。また、食料安全保障とフードテックの専門家である大野泰敬氏が、持続可能な畜産業を支える視点を提供しました。
番組内容
宮崎県の畜産現場では、風邪や下痢、呼吸器感染症、乳房炎、繁殖障害など、家畜の健康課題が多発しています。さらに、近年増加傾向にある新生児の臍帯炎(へその緒からの細菌感染)は、免疫がまだ弱い生まれたばかりの子牛に大きな影響を与えるため、産後のケアや消毒、母牛の栄養管理が不可欠です。出口氏は、特に母牛の栄養状態が新生児の免疫力に直接的な影響を与えることから、飼料管理の重要性について強調しました。また、出口氏は「牛RSウイルス」による呼吸器感染症にも言及し、この病気が農場全体に広がるリスクや、重症化して肺炎に至る危険性についても解説。感染予防と早期発見がいかに重要かを、具体的な実例とともに説明。
NOSAI宮崎では、獣医師が月に一度、農場を訪問して家畜の健康チェックを行い、飼料の成分分析や適切な餌の選定に関するコンサルティングも実施しています。こうした定期的な健康管理が病気発生を抑え、農家が安定した生産性を維持するための基盤を築いていると出口氏は語ります。
注目ポイント
1. 宮崎県に多発する家畜病対策と健康管理の徹底: 出口氏が、呼吸器感染症といった病気の特徴と予防策について説明し、農場全体での健康管理が病気予防に不可欠である。
2. 生産性向上を支援するコンサルティング: 獣医師が定期的に農場を訪れ、健康チェックや栄養モニタリングを行うとともに、農場の課題を専門的な視点で分析。農家とともに改善策を立案し、病気予防と生産性向上を両立するための支援を行っている。
3. 食料安全保障と持続可能な畜産業の視点: 大野泰敬氏が、フードテックの観点から畜産業界の課題を分析し、持続可能な畜産業を支えるための病気予防と健康管理の重要性について解説。
4. 元気森森(R)のサポート: 日本製紙が提供する「元気森森(R)」は消化率が高く、牛の健康維持をサポートする飼料として注目。安定した栄養供給を通じて、家畜の健康管理と生産性向上に貢献。
番組の詳細内容については、こちらをご視聴ください。
Audee: https://audee.jp/voice/show/93230
podcast: https://open.spotify.com/episode/0zr9r5ETwNG34Vn9K1Ws1d?si=vPfiSzepReCxQ7uDN0GZ6Q
番組情報
『畜産王国みやざき!~元気森森(R)で日本を元気に!!~』は、宮崎県から発信する情報番組で、食料安全保障とフードテックの最前線を探ります。毎週、自治体、企業、生産者など多彩なゲストをお招きし、畜産業界の最新情報や専門知識を共有します。また、日本製紙の専門家も毎回同席し、一緒に話を伺いながら深い議論を展開します。畜産業に携わる方々や、これから畜産を始めたい方、そしてフードテックに関心を持つリスナーに向けて、持続可能な畜産業の未来を描くための情報をお届けします。
放送日時: 毎週日曜日 朝7時~7時30分
放送局: エフエム宮崎 (FM宮崎)
アーカイブ配信: 放送後はPodcastおよびYouTubeで視聴可能
番組サイト: 元気森森(R) 番組ページ
https://www.nipponpapergroup.com/sustainableproducts/morimori/chikuhot/
出演者
大野泰敬(株式会社スペックホルダー代表取締役 / 農林水産省政策研究所客員研究員)
奥山真帆(FM宮崎パーソナリティ)
出口?一郎(宮崎県農業共済組合 生産獣医療センター 獣医師)
都合正和(日本製紙株式会社 バイオマスマテリアル販売推進部長代理 養牛飼料グループリーダー)
会社概要
社名: 株式会社スペックホルダー
本社所在地: 東京都千代田区丸の内2丁目2番1号6階
代表者: 代表取締役 大野 泰敬
事業内容: 戦略業務(事業戦略、M&A、資金調達支援)、新規事業開発、地方創生、フードテック関連コンサルティング
ウェブサイト: https://specholder.jp/
Youtubeチャンネル:https://youtube.com/channel/UCeLeD29hzU4z05XkXckrW_A?si=A_5P5a88YyzOYZQt
note: https://note.com/specholder/
株式会社スペックホルダーは、社会課題の解決と新規事業創出に特化したコンサルティング会社です。特にフードテック分野での最先端技術を活用し、食料安全保障や持続可能な食料生産システムの構築を支援しています。AIやセンシング技術を駆使して大手企業と地域企業を結びつけ、革新的なビジネスモデルを開発し、産業を創出することを得意としています。地域資源と先端技術を活用し、フードテック産業のイノベーションを促進、新規事業の創出や雇用拡大。地域内外でのフードテック産業の競争力強化を目指し、マーケティング支援やコミュニティ形成を通じて、地域ブランドの価値向上に貢献しています。スペックホルダーは引き続き、フードテック産業の革新をリードし、地域と大企業の協力を通じた新たな事業創出を進めていきます。また、持続可能な食料生産システムの普及を図り、国内外の市場における競争力強化を目指して活動を続けていきます。
大野泰敬プロフィール
多様な分野で活躍する事業家兼投資家であり、食料安全保障に関連するフードテックの専門家。ラジオNIKKEIの「ソウミラ」など、複数の人気番組でメインパーソナリティを務める。通信業界での勤務経験を経て独立し、コンサルティング会社を設立。大手企業20社以上に対して事業戦略、M&A、資金調達などのサポートを行い、顕著な成果をあげている。テクノロジー分野にも精通し、東京オリンピックではITアドバイザーを務め、麗澤大学や明治大学の客員職、農林水産省の客員職、委員も歴任。特に、大企業と地域企業の連携を通じて、新たな事業機会を創出し、地域社会の課題解決に取り組んでいる。また、農林水産省主催のビジネスコンテスト審査委員長や、同省の持続可能な食に関する検討会議の委員としても活躍中。
お問い合わせ先/取材/登壇の依頼
株式会社スペックホルダー / 高橋
Email: shinji.takahashi@specholder.jp
食料安全保障・フードテック分野での取材や講演、司会の依頼など、ご関心のある方はお気軽にご連絡ください。