「WOOD CHANGE PROJECT」、10月の「木材利用促進月間」にあわせて小学生向け木育イベントを開催

掲載日: 2024年10月29日 /提供:モア・トゥリーズ・デザイン

次世代を担う子どもたちへ、木の博士による森林レクチャーや木材加工体験をプレゼント

 一般社団法人more trees(所在地:東京都渋谷区、代表理事:隈 研吾、以下「more trees」)は、楽天グループ株式会社(以下「楽天」)および特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールと協働し、10月3日(木)、8日(火)、10日(木)および15日(火)の4日間、湘南学園小学校アフタースクールと谷中小学校放課後子供教室の児童を対象に木育(もくいく)イベント「もっとなかよく ずっとなかよく 知ろう、木のこと 森のこと」を開催しました。

 この取り組みは、次世代を担う世代に向けて、国産木材についての認知拡大や利用促進を行うことを目的とした「WOOD CHANGE PROJECT」の一環として実施しています。
WOOD CHANGE 木育イベント「もっとなかよく ずっとなかよく 知ろう、木のこと 森のこと」を開催
 WOOD CHANGE(ウッド・チェンジ)とは、身の回りのものを木に変えること、木を暮らしに取り入れることで、持続可能な社会を作り出す活動のことです。
 「木を使うこと」と「森を守る」ことは一見矛盾しているように見えますが、健全な森林を育てるには、過密となった森林内の密度を調整するための間伐を行い、育てば伐採して、また新たな木を植えるといった一連のサイクルが欠かせません。そのサイクルをうまく回すためには、国産の木材の使用を促進し、林業を活性化させることが必要です。
 今回のイベントでは、2つの小学校の児童を対象に、子どもたちが国産木材の利活用について学び、木や森に興味を持ってもらう木育イベントを行いました。
 本イベントの様子は、11 月 15 日(金)に、楽天が運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」内の特設サイト「WOOD CHANGE みんなの一歩で、社会を進める!~森や木のこと、木育で知ろう!~」において当日の様子をレポートした記事を公開します。
▼「木育(もくいく)」とは
 現代の生活から遠ざかった森林や木との関わりを深め、子どもをはじめとするすべての人が「木とふれあい、木に学び、木と生きる」ための取り組みです。2004年に北海道でスタートして以降、学校教育から企業のCSR活動まで幅広く注目され、持続可能な暮らし、社会、環境づくりに向けた活動としても関心が高まっています。
 林野庁においても、木育の一環として、子どもから大人までを対象に、木材や木製品との触れ合いを通じて木材への親しみや木の文化への理解を深めて、木材の良さや利用の意義を学んでもらう取り組みを推進しています。



▼イベント概要

▼実施内容
■1日目
1.木への関心を高め、身近な木製製品をみつける
2.木ってすごい!を知る
3.国産木材製品の良さを体感する木製スプーンづくり
4.次回に向けて/スプーンを1週間使ってみよう!

■2日目
1.国産について知ろう!
2.日本の森と「森林循環」ついて知ろう!
3.TSUMIKIで遊ぼう!
4.みんなで始めよう!「WOOD CHANGE ACTION」

▼当日の様子
■1日目
 自分の身近にある木でできているものを探し、身の回りに木材を使った製品が多くあることに気づいてもらいます。また、木材を使った製品ならではの特長を考え、理解を深めました。





 木製スプーンづくりでは、実際に木に触れ、においや模様を観察しながら自分たちでスプーンを作り、木材でできた製品の良さを体感してもらいました。
 子どもたちは集中してスプーンづくりに取り組み、「いいにおい!」「もっと削りたい!」という感想が寄せられました。作ったスプーンは次回までの1週間、実際に家で使ってもらいます。





■2日目
 1日目に作ったスプーンを使った感想を共有しながら、「国産」について学びます。身近な国産製品から、話題は日本の森へ。





 さらに、木の博士(more trees 事務局長 水谷 伸吉)が登場し、クイズを交えながら日本の森について学びます。日本の木を伐採し、上手に使うことで、森に太陽光が入り良い木が育つ環境になるという森林循環についても話しました。
 「木には葉っぱがついているけど、どうやって使える形にするの?」と子どもたちから質問があがると、木の博士から「木の幹の皮などの不要な部分を削って、薄く切って板状にして使うんだよ」と解説がありました。





 次に、実際に国産木材で作られた「TSUMIKI」を使い、グループに分かれて「住みたい街」を作りました。それぞれ、創意工夫を凝らした素敵な街を作ってくれました。





 最後に、森のためにできること「WOOD CHANGE ACTION」のアイディアを共有しました。
家族や友達にも伝えることもまたひとつのWOOD CHANGE ACTIONとなります。

 実際に木に触れ楽しみながら木や森のことを学び、興味を持ってもらった本イベント。
子どもたちからは「木についてもっと知りたくなった」「TSUMIKIで街を作ってみて、実際に木を使って本物の街を作ってみたいと思った」といった感想も聞かれ、笑顔があふれる木育イベントとなりました。

「WOOD CHANGE みんなの一歩で、社会を進める!~森や木のこと、木育で知ろう!~」について
URL:https://event.rakuten.co.jp/area/japan/woodchange/
 国産木材についての認知拡大や利用促進を目的とし、2020年度に始動した「WOOD CHANGE PROJECT」。今年は、「みんなの一歩で、社会を進める!~森や木のこと、木育で知ろう!~」というコンセプトで特設サイトを展開しています。
 「木育(もくいく)」とは、子どもから大人までが木に触れつつ、木の良さや利用の意義を学んでもらうための取り組みです。木や森に興味を持ち、正しい知識を学ぶことが社会を良くするための第一歩。そのことを木育を通じてお伝えし、それぞれの一歩を後押ししていきます。



▼「WOOD CHANGE PROJECT」とは
 未来を担う若い世代に向けて、国産木材についての認知拡大や利用促進を行うことを目的としたプロジェクトです。動画・コラムの紹介、国産木材を使った商品の販売やイベントなど、様々なコンテンツを展開しています。林野庁が2005年度より実施している木材の利用を拡大していく国民運動「木づかい運動」の一環として、2020年に始動しました。
▼特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールについて
 「放課後はゴールデンタイム」をビジョンに、2009年に設立。安全で豊かな放課後を日本全国で実現するため、学校施設を活用した放課後の居場所「アフタースクール」の活動を行っています。企業と連携し、教育プロジェクトを実施する「ソーシャルデザイン事業」も展開し、社会全体で子どもたちを守り、育む活動を加速させ、子どもたちのためのより豊かな放課後の実現に向けてチャレンジを続けています。
 放課後NPOアフタースクールは、「WOOD CHANGE PROJECT」の本イベントの企画・運営をしております。

令和6年度森林・林業・木材産業グリーン成長総合対策補助金等
(木材需要の創出・輸出力強化対策のうちウッド・チェンジ拡大促進支援事業)

本リリースに関するお問い合わせ先


一般社団法人 more trees(モア・トゥリーズ)
E-mail: info@more-trees-design.jp



more trees は、「WOOD CHANGE PROJECT」の本イベントの企画・登壇をしております。

 一般社団法人 more trees(モア・トゥリーズ)は、音楽家 坂本龍一が創立し、建築家 隈研吾が代表を務める森林保全団体です。国内外24か所で地域と協働して進める森の保全活動のほか、国産材を活用した商品の企画・開発、イベントを通じた森の情報や魅力の発信など、「都市と森をつなぐ」をキーワードにさまざまな取り組みを行っています。

 株式会社 more trees design(モア・トゥリーズ・デザイン)は、2007年に設立された一般社団法人more trees から派生する形で2010年に設立。国内外の森林保全活動に軸足をおくmore treesに対し、モア・トゥリーズ・デザインは都市部でのアウトプットに重きを置き、森の恵みを使ったオリジナルプロダクトの企画開発・販売、店舗やオフィスなどの空間の木質化、企業のものづくりやイベントなどの企画制作・監修などを行っています。

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