【2024年10月29日】ヒルトン沖縄北谷リゾートとダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート(北谷町美浜(ちゃたんちょうみはま)統括総支配人 宍倉 裕(ししくらゆたか))は、10月16日(水)に恩納村(おんなそん)立安富祖(あふそ)小学校で、恩納村役場、恩納村教育委員会、恩納村立安富祖小学校の5、6年生、そしてダブルツリーbyヒルトン那覇のチームメンバー(従業員)とともに、生態系保全活動を実施しました。この活動は、ヒルトンが年に一度世界規模で実施する「トラベル・ウィズ・パーパス・ウィーク(ボランティア週間)」の一環で、支援を必要とする地域社会の人々をサポートするための取り組みの一つです。
沖縄では、農地開発や建設などの土地利用が原因で、雨が降ると土壌が川や海に流れ込み、サンゴ礁や海洋生態系に深刻な影響を与えています。こうした影響から生態系を守るための重要な活動の一つとして、ベチバー(ベチベルグラス)を利用して赤土の流出を防ぐ取り組みが行われています。
ベチバーはインド原産のイネ科の多年草で、その根は非常に深く成長し、2メートルから5メートル程度に達します。この、長い根を持つ特徴を活かし、沖縄では斜面や農地の周囲にベチバーを植えることで、土壌の流出を防ぐ対策が行われています。
ベチバーの葉や茎を敷き草として使用することで、雨水の勢いを緩和し土壌の流出を抑制します。さらに、土壌の水分蒸発を抑え、乾燥から守る効果もあります。時間とともに有機物として分解されるため、土壌の肥沃度が高まり、農作物の生育にも寄与します。このように、ベチバーは環境保全に幅広く活用できる植物です。
沖縄では、豊作祈願や地域の団結や健康を願う意味を込めた伝統的な大綱引きが各地域で行われています。ベチバーを活用した取り組みとして、この大綱引きの綱の材料にベチバーを二次利用するプロジェクトが進められています。今年、沖縄県南部で開催された糸満(いとまん)大綱引きでは、ベチバーを80%使用して編まれた綱を使用しました。このイベントでは、地域の伝統行事と環境保全の両立が図られています。
今回の活動では、ベチバーを活用した生態系保全活動についての講義を受けました。また、三次利用として、糸満大綱引きで使用された綱を敷き草として畑に返す活動行いました。さらに、沖縄の伝統文化でもある綱引きを楽しむために、ベチバーを使って綱を補強し、綱引き大会を実施しました。この大会で使用した綱は、チョッパー機で裁断し敷き草として畑に返されました。この取り組みは、地域全体の環境を守ることを目的とし、次世代を担うこどもたちにとっても重要な学びの場となったことを期待しております。
ベチバーについての講義
綱の製作
綱の補強作業
綱引き大会
綱の解体作業
綱を裁断し畑に返す作業
ヒルトン沖縄北谷リゾート・ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート 統括総支配人の宍倉裕は今回の活動について、次のように述べています。
「ヒルトンは、心温まるサービスとおもいやりで国内外のお客様に思い出に残る体験を提供しています。ホテルにお越しいただくお客様だけでなく、地域や環境にも地域貢献や環境保全活動を通じておもいやりの心を広げていきたいと考えています。より良い地域社会を築くことを企業ゴールの一つとし、『持続可能な社会』の実現に向けて、年間を通じて様々な活動を行っています。沖縄の生態系を守る活動は非常に意義深く、地域のこどもたちと一緒に活動する機会を通じて、少しでも彼らの将来に貢献できれば幸いです。」
恩納村役場の赤土等流出防止対策地域協議会農業環境コーディネーターの桐野龍(きりのりゅう)氏は今回の活動について次のように述べています。
「恩納村では、赤土流出がサンゴ礁に与える影響を軽減するため、ベチバーを活用した生態系保全活動を積極的に進めています。今回の取り組みでは、糸満大綱引きで使用されたベチバーの綱を再利用し、皆様と一緒に、伝統文化を体験しながら環境の大切さを学ぶ機会となりました。このような活動を通して、村内外での生態系保全活動の推進を目指します。」
また、恩納村立安富祖小学校校長である山内久江(ひさえ)氏は次のように述べています。
「5、6年生はこれまで、環境教育の一環として赤土流出防止について学んできました。今回はベチバーの二次活用、三次活用について学び、実際にベチバーを活用した赤土流出防止の取り組みを行いました。また、裁断した綱を敷き草として畑に返す活動を通して、生態系保全に繋がる実践的な活動に触れることができました。学びと交流の機会を提供してくださった皆さま、ありがとうございました。」
###
ヒルトン沖縄北谷リゾートについて
2014年7月2日にオープンしたヒルトン沖縄北谷リゾートは、沖縄本島中心部に位置し、那覇空港から車で約40分。ホテル周辺には、グルメやショッピングが満喫できる美浜アメリカンビレッジや、マリンアクティビティが楽しめる宮城海岸などがあり、子供から大人まで幅広い年代の方々が楽しめるリゾートタウンとして人気を集めています。12のスイートルームを含む346の機能的で広々とした客室を備えており、透明感のある北谷の海やウォーターフロントの町が一望できます。館内には、少量多皿スタイルのコース料理が魅力のイタリアンレストラン「コレンテ」や、和洋琉をはじめとする国際的なお料理が楽しめるビュッフェレストラン「スリユン」、軽食やケーキセットを提供しているロビーラウンジ「マール」を備えております。さらに、合計5つの会議室や宴会場があり、フィットネスセンター、スパも完備しています。また、2つの屋外プールと1つの屋内プールがリゾートステイをより充実します。宿泊客は隣接するダブルツリ-byヒルトン沖縄北谷リゾートのプールやレストラン、バーといった施設も利用できます。
ヒルトン沖縄北谷リゾートに関する詳細はhttps://chatan.hiltonjapan.co.jp/ をご覧ください。
ダブルツリ-byヒルトン沖縄北谷リゾートについて
2018年6月1日にオープンしたダブルツリ-byヒルトン沖縄北谷リゾートは、オーシャンビュースイート4室、ツインルーム140室、キングルーム16室からなる160室の客室が備わっており、北谷の美しい海を一望できます。ビジネスにも、ご家族での滞在にも適したモダンでスタイリッシュな空間です。館内には、テーマ性を持ったランチ&スイーツビュッフェを開催しているレストラン「マティーラ」や、水平線に落ちる夕陽の絶景を臨むことができる「43ウェスト ルーフトップバー」を備えております。宿泊客は隣接するヒルトン沖縄北谷リゾートのプールやフィットネスセンター、スパといった施設も利用できます。ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾートに関する詳細はhttps://doubletree-chatan.hiltonjapan.co.jp/ をご覧ください。
ヒルトン・ホテルズ&リゾーツについて
ヒルトン・ホテルズ&リゾーツは、100年以上もの間、ホスピタリティの手本となるべく進化し続けるお客様のニーズに応えるような革新的な商品・サービスを提供し続けています。ヒルトン・ホテルズ&リゾーツは、宿泊先にこだわるお客様に、世界6大陸の人気の滞在先で600軒以上のホテルを展開しています。ヒルトン・ホテルズ&リゾーツのご予約は公式サイトまたは業界をリードするヒルトン・オナーズのモバイルアプリから。ヒルトンの公式チャネル経由で直接予約したヒルトン・オナーズ会員には、すぐに利用できる特典をご用意しています。
最新情報はstories.hilton.com/hhr、Facebook、X 、Instagramをご覧ください。
ダブルツリーbyヒルトンについて
ダブルツリーbyヒルトンは、世界57の国と地域で680軒(156,000室)以上を展開している、ヒルトンの中でも急成長中のホテルブランドです。ダブルツリーbyヒルトンは、到着したお客様にお渡ししている温かいチョコチップクッキーから地域社会への貢献など、55年以上にわたって、世界中でビジネスや観光で利用されるお客様に快適な時間をお届けしています。ユニークな料飲体験、最先端のフィットネス、会議室やイベントスペースを含む、コンテンポラリーな宿泊体験を提供します。ダブルツリーbyヒルトンのご予約は公式サイトまたは業界をリードするヒルトン・オナーズのモバイルアプリから。ヒルトンの公式チャネル経由で直接予約したヒルトン・オナーズ会員には、すぐに利用できる特典をご用意しています。
最新情報はstories.hilton.com/doubletree、Facebook、X 、Instagramをご覧ください。
トラベル・ウィズ・パーパスについて
トラベル・ウィズ・パーパスは、グローバル規模で責任ある旅行を推進するヒルトンのESG戦略です。ヒルトンは、トラベル・ウィズ・パーパスを通じて、事業活動、サプライチェーンおよび地域社会において環境および社会へポジティブな影響を与えることを目指しています。ヒルトンは、受賞歴をもつパフォーマンス管理システムのライトステイを使用し、ホテルの環境と社会への影響を追跡、分析、報告しています。トラベル・ウィズ・パーパスでは、ヒルトンのグローバルな規模を活用して、地域の経済成長を促進させ、ホスピタリティ業界のよりサステナブルな未来に向けた取り組みを行っています。また、ヒルトンの戦略は、国連の持続可能な開発目標に則しています。詳細については、https://esg.hilton.comをご覧ください。
詳細はこちらから:2023 Travel with Purpose Report(英)