日本の畜産と食卓を守る取り組みとして、離農が相次ぐ畜産業界に、畜産IoTを提供するデザミス株式会社がコスト削減の新しい選択肢を提供

掲載日: 2024年09月30日 /提供:デザミス

畜産資材のECサイト「U-マルシェ」をオープンしました




デザミス株式会社(代表取締役:清家 浩二、以下デザミス)は、2024年9月30日に、海外の商品や国内の中古品、和牛およびホルスタインの受精卵など、これまでの畜産業界では出会える機会の少なかった、新しい選択肢を提供する畜産資材のECサイト「U-マルシェ」をオープンしました。主に、牛を飼養する酪農家、和牛繁殖・肥育農家を対象としており、安く、手軽に購入していただける商品を揃えています。
U-マルシェ サイトURL:https://www.umarche.jp/




■背景
 現代ではインターネットにより、世界中のどこにいても様々な情報を入手できるようになりました。畜産業界においても、その流れは徐々に取り入れられてきていますが、現在も口頭でのコミュニケーションや情報交換が主流であり、インターネット上での情報共有は発展途上にあります。共有されていない情報があるということは、取れる選択肢が少ないとも考えられ、危機に直面した際に適切な対処ができないといったリスクにも繋がりかねません。
 また、近年の飼料高騰や子牛価格の下落によって、畜産業界は厳しい局面に立たされており、離農する農家が相次いでいます。過去10年間の農家戸数の統計を見ると、肉用牛では毎年前年比で3.9%、乳用牛では3.8%ずつ減少しており※1、減少の一途をたどっています。デザミスでは、畜産業の衰退や、ひいては牛肉や乳製品を現在のように手軽には食べられなくなるような未来を招いてはならないと考え、業界の発展を願って様々なサービスを提供してまいりました。
 そしてこの度、農家への情報提供と選択肢の拡大を目的とした施策の第一弾として、畜産資材のECサイト『U-マルシェ』のオープンに至りました。

■特徴
 まずは畜産経営における選択肢を拡大することと、様々な情報を発信することを目的として、一般的な流通ではなかなか入手しにくいものを、手に取りやすい低価格帯で提供することを目指しました。

特徴1.:海外の商品を安価で購入できる
 海外で大量生産されている畜産資材を輸入し、安価で提供いたします。日本で飼養されている牛は約400万頭※1ですが、アジアで最も牛の多い中国では6,000万頭、世界では計15億頭もの牛が飼養されており※2、その分様々な資材が生産されています。日本でもこれらの多様な選択肢から選べるよう体制を整え、将来的には多様な国々から資材を購入できる状態を目指します。





特徴2.:日本全国の良質な商品を購入できる
 いつも使っている商品はもちろん、今まで購入する機会や方法がなかった別の地域の商品など、より幅広い選択肢からそれぞれの牧場に合った最適な商品を選ぶことができます。また、販売者にとっても、より幅広い顧客にアプローチすることができるようになります。





特徴3.:国内の中古品を売買できる
 全国の畜産農家の倉庫で眠っている使わない農機や、高額な資材などの資産を市場に流通させて、サイト上で簡単に売買できる体制を構築しています。畜産現場では、規模の拡大・縮小や離農などによって農機などの資材を使わなくなることがあります。このような資材を有効活用できないかと考え、農家同士での売買を支援する仕組みをU-マルシェに組み込みました。




特徴4.:牛の繁殖に欠かせない受精卵を購入できる
 主に家畜としての牛の繁殖には、母牛の体内に精液を注入する人工授精と、体外で授精させた受精卵を移植する受精卵移植の2通りがあります。このうち受精卵移植に用いる受精卵を、凍結させた状態で全国各地に配送します。これにより、近隣の地域ではあまり流通していないような血統の受精卵を購入するという新しい選択肢を提供します。




■今後の展望
 さらに多くの選択肢を提供できるよう、商品ラインナップを増加する予定です。また、ゆくゆくは世界の商品を日本で購入できるだけでなく、日本で生産された畜産物を世界で販売できるような体制の構築を目指してまいります。
■サイト情報



https://www.umarche.jp/

■会社概要
デザミス株式会社
代表者:代表取締役 兼 CEO 清家 浩二
本社所在地:東京都江東区青海 2-7-4 the SOHO 417
サイト:https://www.desamis.co.jp
■本件に関するお問い合わせ
デザミス株式会社 経営企画本部 コミュニケーション推進室 (広報担当:佐々木、岡田)
Tel:03-6380-7239
Email:pr-r@desamis.co.jp


※1 出典:農林水産省 畜産統計(令和5年2月1日現在)
※2 出典:GLOBAL NOTE(www.globalnote.jp)世界の牛飼育数 国別ランキング・推移(2022年)

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