アルヌール、オーストラリアのフューチャーフィード社と基本合意書締結で日本の脱炭素の未来を切り開く!

更新日: 2024年09月30日 /提供:パス

~カギケノリのリーディングカンパニーである豪企業と世界へ広がるカギノワの「輪」~

パス株式会社(東京都渋谷区:東証スタンダード市場 コード番号3840)の連結子会社である株式会社アルヌール(東京都渋谷区、以下、アルヌール)は、この度、アスパラゴプシス(以下、「カギケノリ」)のリーディングカンパニーで世界的なライセンスを有するFutureFeed(オーストラリア クィーンズランド州、以下、フューチャーフィード社)と、クィーンズランド州政府 駐日事務所のお力添えにより、「カギノワ」を運営しているアルヌールと環境負担を減らし、より持続可能な畜産業と漁業を目指すための革新的なGHG削減飼料添加物の社会実装を実現するべく協力するための基本合意を締結したことをご報告いたします。




 畜産の大幅な脱炭素化と海のブルーカーボン拡大のカギを握る「カギケノリ」は今世界で最も注目されている海藻のひとつです。
 メタンガスは二酸化炭素の約28倍もの温室効果があり、世界中の牛をはじめとする反芻家畜のげっぷに含まれるメタンガスの総量は、世界の温室効果ガスの総排出量の5%を占める(CO2換算)といわれています。「カギケノリ」がそのメタンガスを最大98%も削減できる最も効率的な天然のサプリメントであることを、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)とジェームズ・クック大学の科学者が、オーストラリア食肉家畜生産者事業団(MLA)の支援を受けて、世界で初めて発見しました。
 フューチャーフィード社は、そのCSIROによって設立され、メタンガスを大幅に削減する家畜飼料原料としての「カギケノリ」の利用に関する国際的な知的財産(IP)を保有しています。


フューチャーフィード社CEO アレックス・ベイカー氏よりコメント
 「アルヌール社と提携し、家畜の排出するメタンガスの世界で最も効果的で自然なソリューションを日本で発展させていくことを非常に喜ばしく思います。アルヌール社と彼らの『カギノワ』設立への努力は、大きな関心と支持を集めています。我々とアルヌール社のパートナーシップのような機会を構築し、畜産の脱炭素化に焦点を当てたこの重要な技術の普及の促進へのクィーンズランド州政府Trade and Investment Queensland(TIQ)の支援に感謝します。」

アルヌール 執行役員、カギノワ プロジェクトリーダー 吉川真希コメント
 フューチャーフィード社のこれまでの革新的で着実な取り組みと、誠実で熱意あふれる環境への向き合い方には尊敬の念を抱くばかりです。私たちがこの「カギノワ」プロジェクトを立ち上げたときからいつも世界の最前線を走るフューチャーフィード社の皆さんの姿を見て励まされ、勇気をもらい、日々多くのことを学んできました。そんな憧れの会社と、ライセンス契約ではなく、全面的なご協力をいただけることに驚きと感動を隠せません。自然の海藻である「カギケノリ」の持つ脱炭素の実力を日本の漁業や畜産業の皆さまと分かち合い発展させ、近い将来、環境に配慮したお肉や牛乳を消費者の皆さまにお届けできることに今からワクワクが止まりません!

フューチャーフィード社のパートナー参画による5つのシナジー効果
オーストラリアですでに実績のあるフューチャーフィード社との提携は、アルヌールの「カギノワ」の成長と成功を飛躍的に加速させると考えます。
具体的には下記のような5つのシナジー効果が期待されます。

1. 「カギケノリ」の海洋・陸上養殖における技術力の大幅な向上 
学術的にも技術的にも「カギケノリ」に関して世界で最も膨大な知見を有するフューチャーフィード社の協力により、日本での「カギケノリ」の海洋・陸上ともに養殖技術が飛躍的に向上します。
2. 「カギノワ」の輪の拡大と事業加速の優位性
フューチャーフィード社の全面的な協力は、様々な分野の企業や専門家が織りなす「カギノワ・エコループ」全体の循環をより加速し、拡大し、他社が容易に模倣できない「カギノワ」独自の輪を構築していきます。

3. 研究開発のコスト削減と効率化
独自のリサーチ・チームを持ち、世界中の「カギケノリ」研究に精通するフューチャーフィード社の全面的な協力により、研究開発にかかる時間とコストを大幅に削減できます。オーストラリアで既に実証されている確かな技術を応用することで、効率的にプロジェクトを進めることが可能となります。

4. 日本における「カギケノリ市場」の創出を加速させる
日本での全く新しい「カギケノリ市場」の創出を迅速に進めることができます。すでにオーストラリアで展開されているノウハウを日本でも応用することで、これまでに日本になかった市場を迅速に創出し拡大していけます。
5. 脱炭素領域のイノベーションの促進
経験と実績、そして科学的根拠に裏打ちされた視点や技術を有するフューチャーフィード社とのコラボレーションは、「カギノワ」の輪を何重にも拡大させ、生物多様性や脱炭素の領域、さらにはブルーカーボンやカーボンクレジットの分野の発展を大幅に促進させ、社会問題や環境問題をダイナミックに解決していく大きな変革のトリガーとなります。



カギノワについて https://kaginowa.com/

 「カギノワ」は、「カギケノリ」の力で、畜産の脱炭素化と海の生態系の回復に取り組んでいます。「カギケノリ」を用いた飼料を開発し牛に与えることで、牛のげっぷに含まれる温室効果ガスの一種であるメタンガスの大幅な削減に貢献します。また、「カギケノリ」の海洋養殖を通して、海中の二酸化炭素を削減しながら海の生態系を回復することを目指します。
 本プロジェクトに参加する自治体や企業を募り、海洋国家である日本において「カギケノリ」の大量養殖を海洋及び陸上と両側面にて養殖技術の開発、及び「カギケノリ」による「反芻家畜由来メタン」の削減効果のある飼料の開発により持続可能な社会の実現を目指していきます。
すでに多数の企業様・畜産農家様・研究者の皆さまがパートナーとして参画してくださっています。

フューチャーフィード社について https://www.future-feed.com/
フューチャーフィード社は、メタン削減のための家畜飼料原料としての「カギケノリ」の利用に関する国際的な知的財産(IP)を保有している。また、メタン削減のための使用方法、生産性向上のための使用方法、植物油を使った「カギケノリ」製品の製造工程に関する特許および特許出願も保有している。フューチャーフィード社は、この天然のメタン削減飼料技術の商業化を推進するため、CSIROによって2020年に設立された。
会 社 名:FutureFeed
住所:Office 1503, Level 15, 127 Creek Street, Brisbane, QLD 4000, Australia
株式会社アルヌールについて https://www.alnur.jp/
微細藻類の培養装置及びそのオペレーションノウハウを基幹技術とした、バイオメディカル・ヘルスケア分野、及びCO2削減等環境分野における研究・開発及びその技術提供、関連商品販売を行う。海藻の一種である「カギケノリ」の力で、日本の畜産と漁業を未来へとつないでいく環境プロジェクト「Kaginowa」を運営。 https://kaginowa.com/
会 社 名:株式会社アルヌール
本 社:東京都渋谷区神宮前六丁目17番11号 JPR原宿ビル
R&Dセンター:東京都豊島区高田一丁目25番3号

<報道関係の方からのお問い合わせ>
株式会社アルヌール|Kaginowa プロジェクトリーダー:吉川 真希
E-Mail:info@kaginowa.com

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