北海道最大級の養鱒場(内水面)で育てた「北海道大雪サーモン」の販売開始で、日本の養殖サーモン市場に新たな風

更新日: 2024年09月28日 /提供:王子サーモン

北海道上川町の清澄な自然環境で育てた持続可能な養殖サーモンが登場。「北海道大雪サーモン」が2024年10月から販売開始予定。




1967年創業の王子サーモン株式会社(代表取締役:安田敬秀)は、2022年に新たな子会社「王子サーモンロード株式会社(代表取締役:今井尚隆)」を設立し、北海道上川町で「北海道大雪サーモン」の養殖事業を開始しました。同事業では、日本最大の国立公園である大雪山系の清涼な雪解け水を使用し、抗生物質やワクチンを一切使わず、持続可能な養殖方法で育てられたサーモンを提供します。順調に成長したため、2024年10月から「北海道大雪サーモン」が販売され、今後さらに拡大が見込まれています。

■養殖事業の背景
王子サーモンは、これまで原料の一部にノルウェー産やチリ産の輸入サーモンを使用してきましたが、世界的な水産物の需要増加に伴い、価格高騰と供給の不安定さが課題となっていました。自社養殖によって、安定的にサーモンを供給できる体制を整えるだけでなく、より美味しいサーモンを提供できるよう取り組んでいます。現時点で、ふ化場約3600平方メートルと養殖場約1万9000平方メートルを設け、年間70~100トンの水揚げを見込んでいますが、将来的には年間1,000トンを目指して事業を拡大する予定です。

■北海道大雪サーモンのこだわりと魅力
北海道大雪サーモンは事業開始から様々な卵や餌をテストして最も美味しい組み合わせを見つけてきました。大雪山系の清澄な雪解け水で育てられたため雑味が無い一方で、脂がのったバランスの取れた味わいが特徴です。抗生物質やワクチンを使用せず、持続可能な養殖方法を採用しているため、安心で高品質なサーモンとして評価されています。また、水揚げ後、一度も冷凍せずフレッシュなまま提供できること、一年間を通して安定的に出荷できることから、飲食店やホテルなどからの問い合わせが急増しており、年内の出荷分は既に完売を見込んでいます。







持続可能性と今後の展望
養殖に使用される電力の一部には太陽光を活用し、持続可能な養殖を目指しています。今後は「北海道大雪サーモン」を国内外に広め、HOKKAIDOブランドと水質の信頼性を武器に海外市場への進出も視野に入れています。

■代表:今井尚隆について
北海道大学水産学部を卒業後、そのまま大学院に進学して鮭の研究を続ける。2007年に新卒で大手水産商社に入社。その後、環境コンサルティング会社での勤務を経て、鮭への愛を募らせ王子サーモンへ。王子サーモンの業績拡大に貢献して2018年から執行役員として営業の責任者を務める。2022年から家族で北海道上川町に移住、子会社「王子サーモンロード」の代表としてサーモン養殖を始めた。冬にはマイナス25度にもなる厳しい環境の中、自ら生け簀に入り、最高に美味しいサーモンを育てています。

<「北海道大雪サーモン」のお問い合わせは以下のURLから>
URL: https://www.oji-sr.com/?page_id=99

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