株式会社なとり(本社:東京都北区 会長兼社長:名取三郎、以下当社)と成立学園中学・高等学校(東京都 北区)の共同開発製品「チープリテイン」を、9月28日(土)、29日(日)の成立学園高校文化祭にて販売いたします。
企画運営は、日本薬科大学(キャンパス:埼玉県北足立郡伊奈町、東京都文京区)に協力いただきました。
■開発背景
この度発売する「チープリテイン」は、東京都北区成立学園中学・高等学校の高校生からアイデアを募って製品化した、高校生との共同開発製品です。産学連携の一貫として、当社社員が学校を訪れて商品開発の授業を行い、高校生に「自分たちが買って食べたい!と思えるチーズおやつ」を提案してもらいました。企画立案はチーム対抗で、高校生自らプレゼンテーションをし、その中から最も優れたアイデアとして「チープリテイン」が選ばれました。当社の「おつまみをもっと多くの人に、様々なシーンで食べていただきたい」という思いと、高校生の「本当に自分が買って食べたいと思える製品を作りたい」という思いが重なってできた製品です。
■考案してくれた高校生のコメント
成立学園中学・高等学校の探究クラスでは、自ら見つけた課題の解決に向けて、主体的・協働的に取り組む能力を身に着けるために、PBL型学習を行っています。そのプログラムの1つとして、株式会社なとり様・日本薬科大学様のご協力のもと、新しいチーズ製品の開発ができることになりました。
考案してくれた高校生
私には将来起業家になりたいという夢があります。そのため、北区が主催する起業家講演に足を運び、目標達成の準備として探究活動を重ねていました。そんな折、担任の先生からこの取り組みの話を聞きました。私は驚きとともに大きな期待を感じました。実際の企業・大学と連携し、本物の商品開発に関わることができるチャンスは、まさに自分の探究活動の成果を生かす絶好の機会だと感じたからです。私はこのプロジェクトを通じて、自分のアイデアを形にし、多くの人に喜んでもらえる製品を作りたいという強い思いを抱きました。
私は陸上部に所属しており、毎日部活後に必要なタンパク質を摂るため、プロテインを飲みます。加えて、コロナ禍で高まった健康志向により、気軽に摂取できるタンパク質製品の需要が高まっていることを知っていました。そこで、同じグループにいた陸上部の仲間たちと共に「もっと手軽でおいしく、タンパク質を摂る方法はないか?」と話し合うことがあり、みんなで考えた結果おいしく気軽にタンパク質を摂取できる、「チープリテイン」が生まれました。ちなみに、「チープリテイン」とは、チーズ・プリン・プロテインを併せた造語です。
実際に私たちの「チープリテイン」がプロジェクトの中で選ばれたとき、喜びと達成感が溢れました。同時に、自分たちのアイデアが形となり、多くの人に実際に手に取ってもらえるという現実に直面し、責任感を強く感じています。機能と味を兼ね備えたこの製品を、多くの人に食べていただきたいです。
■製品特長
?高校生考案
当社独自の特許製法のチーズ製品を高校生ならではの発想でアレンジしました。「チーズ」と「プリン風味」のありそうでなかった意外な組み合わせが驚きと楽しさを演出します。パッケージデザインにも躍動感ある高校生のイラストを載せています。
?プロテイン配合
ホエイプロテインを配合しました。お酒のおつまみ以外でも楽しんでいただける製品です。
?プロセスチーズ
素材を活かしたプロセスチーズ100%。
?おやつにぴったりな軽い食感
お菓子のようにパクパクと手軽に食べられる、ほんのり甘い風味とふっくらとした軽い食感をお楽しみいただけます。チーズとは思えない驚きの軽さです。
軽い食感でパクッと食べられる、おやつにもぴったりのチーズは、当社独自の特許製法(ヒートパフ製法)で、ふわっと軽く、しっとりとした食感に仕上げました。軽い食感でありながら、チーズそのものの味わいがお楽しみいただけます。(特許 第6824656号)
?食べやすいひとくちサイズ
ひとくちサイズだからいつでもどこでもスマートに食べていただけます。
■開発者コメント
Q.苦労した点はどんなところですか?
高校生の魅力的な発想をいかに忠実に再現してものづくりできるかがポイントでした。高校生に心から「おいしい」と言ってもらえるよう、チーズとプリンのベストバランスを見つけだすのに苦労しました。
Q.こだわりのポイントを教えてください
味はもちろん、パッケージやネーミングにも高校生のアイデアが盛り込まれています。おつまみの新しい魅力が詰まった1品ですので、ぜひお試しください。
Q.この企画の狙いは何ですか?
当社はSDGsの取り組みとして「食を通じた社会貢献」を目標に掲げ、食育活動を通じて若い方たちに食の大切さや食文化の魅力を伝えたい、との想いがあります。今回、縁あって同じ東京都北区にある成立学園中学・高等学校の探求授業の枠をいただき約一年間活動をしたことで、少しでも食に興味を持つきっかけとなっていたら嬉しく思います。
また今回、高校生の若い感性と自由な発想で、従来のおつまみの枠を超えた、新たな魅力をもったチーズ製品が出来上がりました。この製品が、新たなおつまみの一つの方向性として、メッセージ的な役割を担うことを期待しています。
Q.伝えたいこと
「おつまみ」と言うと“お酒のつまみ”のイメージを持っている方が多いと思いますが、高校生考案のおやつ系チーズで、おつまみの新しい食べ方が広がっていくことを期待しています。これまでみなさんに愛され続けてきた従来品はもちろん、高校生とコラボレーションした新しい製品もぜひお楽しみください。
特に高校生をはじめ、若年層の方々に楽しんでいただきたい製品です。「チープリテイン」をきっかけにおつまみの新しい魅力をお伝えしたいと思っています。 (当社開発担当)
■製品概要
■株式会社なとり
株式会社なとりは、1937年の創業以来、おつまみ(「水産加工製品」「畜肉加工製品」「酪農加工製品」「農産加工製品」「素材菓子製品」「チルド製品」「その他製品」)を中心とする食品の製造・販売を行っております。素材の風味を活かし、手軽に食べられ、様々な食シーンにマッチする、楽しさの演出に欠かせないおつまみをお客様にお届けするため、多様化する消費者ニーズに対応するとともに、変化する時代のトレンドを見据え、新しいマーケットの創造に挑戦しています。
社 名:株式会社なとり
代 表:代表取締役会長兼社長 名取 三郎
所 在 地:東京都北区王子5丁目5番1号
設 立: 1948年6月
事 業 内 容:食料品(おつまみ各種)の製造・販売
ホームページ:https://www.natori.co.jp/
■成立学園中学・高等学校
成立学園は2025年に創立100周年を迎えます。未知の世界に興味を持つ心、失敗を恐れずやってみようとするチャレンジスピリッツ、自分の興味を深く掘り下げていく探究心。それらを養うための機会を、そして、勇気をもって一歩を踏み出す行動力を成立学園独自のプログラムによって育んでいきます。生涯をかけて活かせる自分の能力を見つけて、予測不可能な時代で活躍できる生徒を、次の100年に向けて育ててまいります。
名 称:成立学園中学・高等学校
所在地:東京都北区東十条6-9-13
理事長・校長:福田 英二
設 立:1925年
■日本薬科大学
日本薬科大学の運営母体である都築学園グループ(1956年設立)は、幼稚園から大学院まで全国的規模で展開している学園グループです。日本薬科大学は、西洋医学と東洋医学を融合した「統合医療の実現」を教育目標として掲げており、2つのキャンパス(お茶の水、さいたま)に2学科(薬学科、医療ビジネス薬科学科)を設置しています。29の高等学校と連携協定を結び、探究・研究活動支援、連携講座、出前授業、先端機器利用の提供等を行っており、高大連携を進めています。また、2004年の開学以来、日本初の漢方薬学科(現在は漢方薬学コース)を設置するなど、得意とする健康・スポーツ・栄養や医療に関する人的・物的資源を活かして、東京都文京区及び15市11町2教育委員会と相互連携協定を締結するなど、地域連携に積極的に取り組んでいます。
名 称:学校法人都築学園 日本薬科大学
所在地:
(お茶の水キャンパス)東京都文京区湯島3-15‐9
(さいたまキャンパス)埼玉県北足立郡伊奈町
小室10281
学 長:都築 稔
設 立:2004年