食を通じて育む“みらいを生きる力”
公益財団法人 キユーピーみらいたまご財団(東京都渋谷区、理事長:長南 収、以下キユーピーみらいたまご財団)は、2022年6月11日(土)に、第10回「地域の居場所づくりサミット」をオンラインで開催しました※1。参加できなかった人や多くの居場所づくり関係者の参考になるよう、当日の講演および発表内容の動画をキユーピーみらいたまご財団公式サイト※2にて公開しました。
※1 キユーピーアヲハタニュース2022年No.48参照 https://www.kewpie.com/newsrelease/2022/2561/ ※2 キユーピーみらいたまご財団公式サイト https://www.kmtzaidan.or.jp/
公開した動画は以下の4点です。
◆活動報告:特定非営利活動法人ウイズアイ
母子のケア、赤ちゃんのサポートを目的とした「個別型産後デイケア事業」など、産後デイケアを中核とした助成団体の活動報告です。「産むのはママにしかできないけれど、育てるのはみんなでできる」とのメッセージで締めくくられました。
◆講演1. :「地域における活動周知のための情報拡散と協力、チームづくりの秘訣」
キユーピーみらいたまご財団理事 古田 秘馬氏(プロジェクトデザイナー 株式会社umari代表)
「子どもたちの未来を支えたい」という思いのもと、共助のデザインの紹介、成功体験に基づく「高付加価値よりも“他付加価値”を」といった考え方を紹介していただきました。
◆事例紹介:くすのき子ども食堂
田所 桂子氏 黒田 宏子氏
助成団体の事例紹介です。コロナ禍においては弁当宅配を行っていた団体が、今年4月から子ども食堂を再開しました。どのようにして再開できたのか、環境整備など具体的に紹介していただきました。
◆講演2. :「コロナ禍による子ども食堂の運営と変化、これからのあり方について」
一般社団法人 ともしびATだんだん 代表理事 近藤 博子氏
育った環境から「できないことはできる人が助ける」といった考え方が当たり前になっているという近藤氏に「目の前の人を大事にする」ために「つながっていくこと、つなげていくこと、地域で支えていくこと」の経験を講演いただきました。
キユーピーグループは、「食を通じて社会に貢献する」という創始者 中島董一郎の精神を受け継ぐとともに、めざす姿である「おいしさ・やさしさ・ユニークさをもって、世界の食と健康に貢献するグループ」を実現するために、事業活動だけではなく、食育の推進など社会貢献活動を積極的に進めています。従来進めてきた独自の取り組みを進展させ、思いを共有しうる団体の活動を広範に支援することで一企業だけでは成し得ない社会貢献につなげていくことを目指します。
キユーピーは、「食」に関わる社会課題の解決に貢献するため、2017年4月に、キユーピーみらいたまご財団(設立当初は一般財団法人。2019 年4月に公益財団法人に移行、現在に至る)を設立しました。食育活動や子どもの居場所づくり、貧困対策などに取り組む団体への寄付を中心とした活動を行っています。2022年度は過去最多の132団体に助成を行いました。https://www.kmtzaidan.or.jp/