グローバル電子、機器増産に向け子会社のグローバルマイクロニクス金沢工場増設計画を始動。金沢市に農業法人を設立しスマート農業を展開。

更新日: 2024年08月22日 /提供:グローバル電子

グローバル電子株式会社(東京都新宿区、代表取締役会長:松田樹一)は、石川県金沢市に農業法人グローバルファームズ株式会社(石川県金沢市、取締役社長:岩木貴史、以下同社)を設立いたしました。


【写真1】グローバルマイクロニクス金沢工場(金沢テクノパーク) 増築イメージ図

同社はまず石川県かほく市高松町の37アールの農地【写真2】を借り受け、令和7年より高級ブドウ、スイカ、サツマイモ等の生産を開始します。当該農地に隣接する35アールのグローバル電子高松実験農場【写真3】では、スマート農業用IoT機器(ハウス自動環境制御装置、地中水分濃度測定装置/自動潅水システム【写真4】等)を開発しており、同社ではこれらの機器を活用してスマート農業を展開することで、5年後には石川県内での栽培面積を5ヘクタールにまで拡大するとともに若年農業従事者の雇用を促進し、1億円の農産物を出荷する計画です。

またグローバル電子では、これらのスマート農業用IoT機器を、子会社であるグローバルマイクロニクスの金沢工場【写真1】で生産し、3年後には日本、米国、インド等の市場に合計10億円程度販売することを目指しています。そのためグローバルマイクロニクス金沢工場では、生産能力拡大に向け床面積1,342平方メートル の第二工場を建設いたします。(2025年11月竣工予定)

現在グローバル電子が開発しているスマート農業用IoT機器のうち、地中水分濃度測定装置は米国FarmX社との共同開発品で、砂丘地などの土壌でも高い精度の測定が可能であるため、ブドウやスイカ等の作物に応じて最適な自動潅水を行うのに活用できます。また、ハウス自動環境制御装置を活用することで、農家の大きな負担となっている夏季高温時のハウスの開閉作業等を自動化いたします。これらのスマート農業IoT機器を活用することで、30%の労力軽減と30%の収量増を図ることを目標としており、その実証と普及促進を通じて地域農業に貢献することを目指します。


【写真2】グローバル電子高松実験農場とグローバルファームズ農場平面図


【写真3】グローバル電子高松実験農場


【写真4】ベテラン農家の圃場潅水状況を測定伝送し、自動潅水システムで自社実験農場に再現

グローバル電子株式会社について 
グローバル電子は、最先端の電子部品を世界から調達するとともに、自社工場で電子部品、機器を製造し顧客企業に提供する、電子機器総合企業です。特にアナログ技術、センサー応用技術の領域での豊富な経験を有し、スマート農業用IoT機器の開発にも取り組んでいます。


- 本社所在地:東京都新宿区箪笥町35 日米TIME24ビル
- 設立:1978年7月
- 資本金:8,300万円
- 従業員数:320名<連結> 160名<単体>
- 主な事業内容:電子部品の輸出入、製造および販売。医療機器販売、住宅用建材の製造及び販売
- https://www.gec-tokyo.co.jp

グローバルファームズ株式会社について
- 本社所在地:石川県金沢市北陽台3-3(グローバルマイクロニクス金沢工場内)
- 設立:2024年7月
- 資本金:5,000万円

グローバルマイクロニクス株式会社について
- 本社所在地:千葉県柏市高田1400-1
- 設立:1984年8月
- 資本金:3,000万円
- 従業員数:115名



金沢工場
所在地:石川県金沢市北陽台3-3 
竣工:2020年10月
敷地面積:5012.78平方メートル
第一工場:延べ1588.10平方メートル 、 第二工場予定地:延べ1342.00平方メートル
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グローバル電子株式会社 経営企画室 Marcom部


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