CVCファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」がエピゲノム※1解析のリーディングカンパニーRhelixa(レリクサ)社に出資を決定

更新日: 2024年08月22日 /提供:キリンホールディングス

~ヘルスサイエンス事業におけるゲノムデータ解析技術の活用可能性を探索~

 キリンホールディングス株式会社(社長 COO 南方健志)は、独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレイン株式会社(社長 百合本安彦)と共同で設立したコーポレートベンチャーキャピタル(以下、CVC)ファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND(キリン ヘルス イノベーション ファンド)」を通じて、株式会社Rhelixa(代表取締役 仲木竜/以下レリクサ社)に、2024年7月30日(火)に出資しました。

 レリクサ社は、エピゲノム※1をはじめとしたゲノムデータの高度な解析を強みとするスタートアップ企業で、国内における豊富な解析実績を有しています。またその独自技術で、生物学的年齢※2(老化状態)を測定する検査サービス『エピクロック(R)テスト』の社会実装にも取り組んでいます。当社は、多様なデータ解析技術やノウハウをもつレリクサ社とヘルスサイエンス領域での知見獲得において将来的な連携を探索していきます。
※1 エピゲノムとは、ゲノム(DNA)の修飾を行うことで、ゲノムの働きを活性化あるいは不活性化させる情報の集まり
※2 生物学的年齢とは、身体の細胞や組織の状態に基づく年齢。生まれてからの経過年数を表す『暦年齢』と異なり、身体機能や老化の進行具合を反映したもの

 キリングループは、長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」を策定し、「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV※3先進企業となる」ことを目指しています。その実現に向けて、既存事業の「食領域」(酒類・飲料事業)と「医領域」(医薬事業)に加え、キリングループが長年培ってきた高度な「発酵・バイオ」の技術をベースにして、人々の健康に貢献していく「ヘルスサイエンス領域」(ヘルスサイエンス事業)の立ち上げ・育成を進めています。
※3 Creating Shared Valueの略。お客様や社会と共有できる価値の創造

■レリクサ社について
 レリクサ社はエピゲノムをはじめとするゲノムデータ解析を中核事業としてきた東京大学発のスタートアップ企業です。2023年からは、エピゲノムの情報を独自開発のアルゴリズムを用いて解読することで、生物学的年齢(老化状態)を可視化する「エピクロック(R)テスト」事業を新たに展開しています。レリクサ社の「エピクロック(R)テスト」は、日本人のエピゲノムデータに加え、臨床情報も解析アルゴリズムに組み込むことで、日本人において高い解析精度を誇ることが強みです。膨大なゲノム・エピゲノムデータから健康に関わる情報を掘り出す技術やサービスを通じて、人々の生活の質向上に資することが期待されます。





■CVCファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」について
 当社は本CVCファンドを通じて、ヘルスサイエンス関連の先端技術や顧客体験の向上を実現するソリューションなどを対象とした、革新的な技術やビジネスモデルを有する国内外のスタートアップ企業へ投資を行っています。短期的なシナジー創出にこだわらず、中長期的な視点で価値創出が見込めるスタートアップを対象に、スタートアップ企業が持つ新たな発想や技術とキリングループのヘルスサイエンス領域の強みや資源を掛け合わせることで、お客様の生活を豊かにする魅力的な価値を創出していきます。





 キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します。

■企業概要
(1)CVCファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」概要


(2)グローバル・ブレイン株式会社の概要


(3)レリクサ社の概要


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