野村不動産ホールディングスとECOMMITが「資源循環の取り組みにおける包括業務提携」を締結

更新日: 2024年08月14日 /提供:ECOMMIT

~商業施設・ホテル・マンションなどで生活者向けに衣類等の不要品回収を開始~

株式会社ECOMMIT(代表取締役CEO:川野 輝之 以下「ECOMMIT」)と野村不動産ホールディングス株式会社(代表取締役社長 兼 社長執行役員 グループCEO:新井 聡 以下「野村不動産HD」)は、資源循環の取り組みにおける業務連携に関する協定書を締結しました。
本提携に伴い、野村不動産HDグループの循環型経済(サーキュラーエコノミー)・CO2削減に資する取り組みとして、野村不動産グループが管理する商業施設5カ所、ホテル4カ所、既存の分譲マンション4物件を対象に、資源循環サービス「PASSTO(パスト)」の常設導入を順次開始いたしましたので、お知らせいたします。




【本協定に基づく取り組みの概要】
1.実施背景
 野村不動産HDは、2030年の重点課題(マテリアリティ)の一つとして「サーキュラーデザイン」を掲げており、街づくりにおいて生じる自然資源の枯渇を大きな社会課題と認識し、廃棄物排出量の削減、建物の長寿命化、再資源化、シェアリングを取り入れた街づくりやサービスの提供に取り組んでいます。
 循環型社会に向けた不要品の回収・選別・再流通のインフラを構築するECOMMITは、この度、両社での提携により、資源循環サービス「PASSTO(パスト)」を野村不動産グループが運営・管理を行う各施設に常設導入し、お住まいの場所、日頃から立ち寄る身近な施設等で誰もが気軽に参加できる環境への貢献を仕組み化します。また、回収・選別・再流通の状況を、ECOMMITのトレーサビリティシステムにより、データで追跡し可視化することで、透明性を高めた再資源化率の高い仕組みを実現しています。
 不要品を捨てずに資源化する行動変容を各施設のお客様向けに働きかけていくことで、両社で循環型社会の推進に貢献してまいります。

2.取り組み概要
 商業施設・ホテル・マンションなど不動産事業全体で排出される不要品の回収による資源循環の推進および廃棄物の削減を目的として、ECOMMITが提供する資源循環サービス「PASSTO」の不要品回収ボックスの設置、PASSTOのスキームを活用した資源回収の施策を順次スタートし、不要となった衣類やファッション雑貨・ホビー用品を回収します。回収した不要品は、ECOMMITが選別を行い、国内外でリユース品として再流通させるほか、リユースが難しいものに関してはリサイクルパートナーを通じて再資源化を行います。

■商業施設


PASSTO(パスト)を活用した不要品の回収・資源循環のフロー



■ホテル


ホテルの客室で提供しているPASSTOの「意思表示カード」
宿泊客が滞在中に不要となった衣類にPASSTOの意思表示カードを置くことで廃棄処分にせず、回収して選別・再流通を行います。







■分譲マンション(既存)


 なお、本契約では、回収・選別・再流通の状況を、ECOMMITのトレーサビリティシステムにより、データで追跡し可視化することで、透明性を高めた再資源化率の高い仕組みをご提供します。

 野村不動産HDとECOMMITは、今後も様々なパートナーと連携し、不動産事業において排出される不要品を回収し、資源循環を推進することにより、循環型社会の実現を目指します。


不要品の回収・選別・再流通を一気通貫で行う資源循環サービス「PASSTO(パスト)」



「PASSTO」は、使わなくなった不要品を「回収」し、最適な使い道の「選別」、再活躍させる「リユース・リサイクル」の循環をつくることができるサービスです。

PASS TOを短縮した造語で、「次の人に渡す、未来に渡す」を意味しています。
PASSTOが暮らしに一番身近な資源循環の入口となることで、生活者の皆さまがより気軽に資源循環に参加できる場と、“捨てる”以外の選択肢を提供し、サーキュラーエコノミーの実現を目指します。
https://www.passto.jp/


野村不動産HDおよびECOMMITの会社概要



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