双子や三つ子などの多胎児家庭を支援 「液体ミルク」の購入補助支援を延長

掲載日: 2021年07月14日 /提供:江崎グリコ

広がる多胎児支援の輪 登録支援団体21団体へ

江崎グリコ株式会社は、一般社団法人日本多胎支援協会(所在地:兵庫県神戸市)と連携し、昨年7月15日に開始した、多胎児家庭向けの「液体ミルク」の購入補助支援を1年間延長します。


【取り組み背景】
双子や三つ子などを育てる多胎育児においては「授乳回数の多さ」「睡眠不足」「過大な心身への負担」など過酷な実態が問題となっています。加えて、新型コロナウイルス感染症の影響により、子育て支援センターなどの利用制限や遠方の親の支援が得られにくいなどの状況も見られます。

【取り組み内容】
上記問題に対し、江崎グリコとして育児負担の軽減に寄与できることを考える中で、「多胎児をもつご家庭への支援」というミッションを掲げる、一般社団法人日本多胎支援協会の協力をいただき、昨年7月に多胎児家庭向けの「液体ミルク」購入補助支援を開始しました。本支援に対し、多くの多胎児家庭から反響をいただき、支援登録団体数は、開始当初の10団体から21団体へ拡大。さらに、多胎児家庭・支援登録団体からの、強い支援継続要望を受け、この度、支援期間を1年間延長することとなりました。

【これまでの取り組み実績(2021年6月末時点)】
・支援登録団体数:21団体
・「液体ミルク」購入補助支援件数:約2,000件(「液体ミルク」本数:約10万本)


多胎児家庭向けの液体ミルクの購入補助支援

・実施期間: 2021年7 月 15 日から 1年間
・対象者:粉ミルクを使用している多胎児をもつご家庭。但し、支援登録団体※より紹介を受けたご家庭に限り
     支援いたします。(登録を希望するご家庭には、グリコお客様センターからは、液体ミルク支援の窓口
     として「NPO 法人つなげる」をご紹介します。)

 ※支援登録団体:多摩多胎ネット、しずおか多胎ネット、NPO 法人ぎふ多胎ネット、一般社団法人あいち多胎 
  ネット、 NPO 法人いしかわ多胎ネット、おおさか多胎ネット、NPO 法人つなげる、ひょうご多胎ネット、ツ
  インズクラブ久留米、さが多胎ネット、みやぎ多胎ネット、多胎育児サークルハッピーキッズ旭川支部、ふた
  ごぐみ、2525萩、双子みつごサークルcherry、双子ちゃんタイム、ツインマザースクラブ、特定非営利活
  動法人ゆうゆうクラブ、ふたごクラブ、ジェミニの会、さぬきツインクラブ

・ご支援内容
 ・【通年】 1家庭につき1回の申込で『アイクレオ 赤ちゃんミルク』1セット(48本)を専用価格で提供。
      価格:税込4,800円(送料込)
      ※申し込み回数に制限はございません。また1回の申込におけるセット数上限もございません。
       ただし同一住所に複数の申込みが確認された場合などは、内容を確認させていただく場合が
       あります。

 ・【不定期】 1家庭につき1回の申込で賞味期限3か月未満の『アイクレオ 赤ちゃんミルク』1セット(12        本)を専用価格で提供。
       価格:税込 510 円(送料込)
       ※申込は提供時ごとに1回限り。双子家庭は上限2セット、三つ子家庭は3セットまでとなります。
       ※実施時期は在庫の状況によります。確定次第、各多胎ネットから詳細を案内します。

<一般社団法人日本多胎支援協会とは>
一般社団法人日本多胎支援協会(JpMBA=Japan Multiple Births Association)は平成 22 年 2 月 22 日に当事者・専門職・研究者が理事となって発足した一般社団法人です。保健、医療、福祉、保育・教育、子育て支援、行政など地域の様々な社会資源との連携によってより幅広くきめ細やかな活動をしながら多胎支援の輪を広げ、日本 中どこでも多胎児を安心して産み育てることができる社会の実現をめざしています。

【日本多胎支援協会理事コメント】布施晴美代表理事


日本における多胎児は7割が2,500g未満で出生します。小さく生まれた複数人の赤ちゃんの養育は、緊張感や負担感を高めます。特に栄養面は、赤ちゃんの生命と発育発達に直結しますので、手を抜けません。授乳という行為は、赤ちゃんにミルクを飲ませるまでの準備や環境の調整も必要です。調乳にかかる時間、その間に大泣きしている赤ちゃん、外出時の多くの荷物や調乳場所の確保など諸々の配慮に追い立てられます。液体ミルクは、授乳を取り巻くこうした状況に少しの余裕をもたらすものの一つとなると思います。昨年に引き続き、多胎家庭の応援を継続して下さりありがとうございます。多胎家庭へのこうした支援が社会の中で広がっていくことを願っております。

【支援登録団体へ寄せられた「液体ミルク」購入支援への多胎児家庭からの声(一部抜粋・原文)】
・双子育児は、時間もお金も手間も2倍かかり、休む間がなく、助けてほしいと思う日々です。
 そんな中、こうした支援をしていただきとてもありがたく思っています。
・家族へ授乳をお願いする時、お湯と湯冷ましの量をわざわざ伝えたり、ミルク粉を入れる回数を指定したり
 しなくてもそのまま飲ませられることがすごく便利で、家族にも積極的に手伝ってもらえるようになり、
 私の時間が増えました。
・外出するにも一苦労で、家に篭りがちになり余計に気分が滅入ります。さらにコロナの影響で多胎の教室もなく
 なり、大変さを共感したりする機会が減って残念です。オンラインで多胎妊婦、ママが話せるような機会があれ
 ばいいなと思います。アイクレオのHPに双子三つ子の授乳の大変さを記載されているのを見て、
 他にもわかってくれる人がいるんだ、自分が甘えているわけではないんだという気持ちになりほっとしました。
・(子どもが)小さく生まれて通院も多く、病院で待ち時間が計6時間くらいあるのですが、わざわざ遠い授乳室
 に行かなくても、待合室でさっとミルクが用意できるのは、1人で連れていく私にとってとても助かっていま
 す。 また、公園等の外出時も二人分のミルクの用意はとてもかさばるので、液体ミルクだと半分くらいの量と
 重さで、とても助かります。特に紙パックなのが、軽くて処分しやすくて良いです。
・液体ミルクは、時間の短縮だけでなく、寝る前や外出時の精神安定剤でした。コロナ禍のため、ベビールームや
 調乳用のお湯の提供を中止しているところが多く、病院などもお湯がないので外出時の授乳にすごく助かりまし
 た。
・液体ミルクがあることで、とっても心身の休息に繋がりました。救世主のような役割で、特に夜間授乳の朦朧と
 している時など非常に助かりました。ただでさえ荷物が倍なので、ミルクセットが小さくできたことも最高でし
 た。
・双子でベビーカーが大きく、外出時に授乳室に入れないことがあります。そんな時、液体ミルクがあって本当に
 助かりました。

<「アイクレオ 赤ちゃんミルク」について>




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