【LOAD&ROAD×アサヒグループ共同研究発表】フードシステム学会にてteploティーポットを用いた新しいお茶のエコシステムを発表

掲載日: 2021年06月28日 /提供:LOAD&ROAD

お茶とIoTで食のパーソナライゼーションをリードする株式会社LOAD&ROAD(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:河野辺和典)は、アサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社(本社:茨城県守谷市、代表取締役社長:佐見学)、アサヒ飲料株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:米女太一)と共同で研究を進め、2021年6月27日にフードシステム学会にてteploティーポットを用いた新しいお茶のエコシステムを発表しました。



共同研究の経緯

アサヒグループホールディングス株式会社が2019年より当社株主として参画したことから、新しいお茶市場の開拓と茶葉の需要拡大を目的として、アサヒクオリティアンドイノベーションズ株式会社とアサヒ飲料株式会社との共同研究が始まりました。


学会概要

学会名 :2021年度 日本フードシステム学会
HP:https://www.fsraj.org/
開催期間:2021年6月26日(土)~27日(日)
発表方法:オンデマンド配信
発表日:2021年6月27日(日)
発表テーマ:「新しいお茶の販売モデルの提案と、お茶の需要拡大への挑戦―スマートティーポット「teplo ティーポット」の提案―」
発表者:株式会社LOAD&ROAD 代表取締役 河野辺和典
発表要旨:https://drive.google.com/drive/folders/1vbAkVZSGVeUgHbGHwI3RMCntq_jxZCfm?usp=sharing

発表内容

お茶はコーヒーと並ぶ嗜好飲料であり、日本人にとって食事や休憩時に欠かせない飲料として飲まれてきましたが、ライフスタイルの変化と、急須で淹れるお茶の煩雑さにより家庭でのお茶の飲用は減少し、荒茶の生産量も減少の一途を辿っています。

消費者へのインタビューを行ったところ、家庭でのお茶の飲用の機会の減少の原因として、「どこで茶葉を購入したらよいのかわからない」、「どのような淹れ方をしたらよいのかわからない」、「お茶を淹れても毎回同じ味にならない」ということも、理由として挙げられていました。

teploティーポットと、データ解析及び茶葉のサブスクリプションのシステムによって飲用者の好みに合ったお茶をいつも一定の条件でおいしく淹れられ、飲用者の好みのお茶やデータ解析により導き出された最適なお茶をアプリ内で手軽に購入することが可能になり、お茶を淹れる際の上記3つのペインポイントを解消することができるものと考えます。更に飲用者の状態や周囲の環境を考慮し、ユーザーの好みに合うおいしいお茶を提供できるようカスタマイズしたパーソナライズ抽出システムも構築しました。このような新しいお茶の飲み方を提案することで、お茶の飲用機会の増加とお茶の生産拡大に貢献できるものと考えます。

共同研究で改めて確認されたteploティーポットの抽出性能について

今回の発表にあたり行った抽出試験によりteploティーポットは抽出条件の設定を変化させることによって異なる味わいのお茶を抽出できることが確認されました。

●抽出試験内容
上級煎茶(鹿児島県・三重県産)8g、水300mlを使用し、抽出温度3水準、抽出時間4水準、計12条件を、teploティーポットの専用アプリから設定してそれぞれ抽出

●試験結果
機械での成分分析の結果、うまみの指標となるアミノ酸や渋みの指標となるカテキン値が、それぞれの抽出条件で異なる値が示されており、日本茶インストラクター4名による官能評価においても、成分分析の結果と大きな乖離はありませんでした。

【各抽出条件での緑茶抽出液のカテキン濃度】




【各抽出条件での緑茶抽出液の官能評価】※渋みの強さの評価


【各抽出条件での緑茶抽出液のアミノ酸/カテキン比】



【各抽出条件での緑茶抽出液の官能評価】※旨味の強さと渋味の強さの評点の比



【各抽出条件での緑茶抽出液の成分濃度】
※この試験は、「マイルド」、「スタンダード」、「ストロング」の3つの条件を設定して抽出
現在teploティーポットのアプリ内では「Mild」、「Ideal」、「Strong」という表示に変更されています



teploティーポットについて

teploティーポットは、スマートフォンアプリと連携してお茶を自動抽出するティーポットです。一般的に、お茶を淹れる場合、それぞれの茶葉を最高の状態で楽しむためには、茶葉量、水量、抽出時間、抽出温度といった、コントロールしなければならない要素が多くあり、これらは茶葉によって異なります。それらの複雑な数値制御を、teploティーポットが自動で行うことにより、茶葉についての知識のない方でも、おうちで気軽に本格的な味のお茶を楽しむことができます。

また、古来、お茶のプロが行ってきた、飲み手の仕草や表情、味の好みに応じて抽出条件を調整し、その時の飲み手の状態に応じた一番美味しい味と香りでお茶を淹れるという職人技を、テクノロジーで再現すべく試作を重ねていき、世界初の「パーソナライズ抽出機能」の実装を実現しました。内蔵する6つのセンサーで、飲み手の体調や気分を解析し、最適なお茶を抽出します。

teploティーポットは、米国で毎年開催される最新テクノロジーが集結する世界最大の家電見本市「CES」において特に優れた製品に贈られる「CES イノベーションアワード」を2019年に受賞し、同年3月に日米で行ったクラウドファンディングでは30日間で目標額を大きく超える6.4万ドルを調達しました。クラウドファンディング成功後も、製品のブラッシュアップを重ね、2020年8月に一般販売を開始しました。

teploティーポット一般販売リリースURL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000064189.html

LOAD&ROADについて

お茶とIoTで食のパーソナライゼーションをリードする株式会社LOAD&ROADは、日本、米国、インドを拠点とする、2015年創業のテクノロジースタートアップ企業です。ハードウェアエンジニアで、代表取締役を務める河野辺和典が率いるハードウェアチームと、ソフトウェアエンジニアでCTOのMayuresh Soniがリードするソフトウェアチームによって構成されています。テクノロジーでお茶をデザインするというコンセプトのもと、「teplo」ブランドをグローバルに展開し、プロダクト・サービスの開発および運営、販売を行なっています。


お問い合わせ

報道関係の方からのお問い合わせ先
株式会社LOAD&ROAD
広報担当:加藤明里
Email:press.japan@load-road.com
プレスキット:https://drive.google.com/drive/folders/1vbAkVZSGVeUgHbGHwI3RMCntq_jxZCfm?usp=sharing

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