サントリーホールディングス（株）と、サントリー食品インターナショナル（株）傘下のサントリー食品ヨーロッパ社は、オレンジの収穫量が低下する要因の１つとされる「カンキツグリーニング病」への対応を見据え、フランス農業開発研究国際協力センター（ＣＩＲＡＤ）によるオレンジ病害対策の共同研究に参画します。
カンキツグリーニング病は、オレンジなどの柑橘類が感染する細菌性の病害で、形や味など果実の品質低下を引き起こします。昨今、オレンジの収穫量が年々減少しており、その理由の１つと言われています。今回の共同研究では、今年から６年かけてカンキツグリーニング病への耐性が向上したオレンジ品種の開発・栽培に取り組む計画で、順次、スペイン、ブラジル等で適応性の検証を開始します。
サントリーグループは、世界で製造・販売するさまざまな清涼飲料にオレンジ果汁を使用していますが、今回の共同研究は当グループで使用するオレンジの安全・安心、安定的な調達にとどまらず、オレンジのグローバルなバリューチェーン全体にも貢献し得る重要な取り組みであると考えています。
●サントリーホールディングス（株） グローバルソリューション部長
Brian Golden コメント
本研究への参画は、農業の持続可能性に尽力したい当社の姿勢を示すものです。カンキツグリーニング病への対応を研究することで、オレンジの安全・安心で、安定的な供給を目指します。また、バリューチェーン全体に適用できる革新的な解決策を模索し、中長期的な地域社会への課題解決支援にも取り組んでいきます。
▽本件に関するお客様からの問い合わせ先
サントリーお客様センター https://www.suntory.co.jp/customer/
以上
