スナップディッシュは2011年5月26日に誕生したサービスです。2010年当初、当社の代表舟田が妻のスマホをふと見た時に、毎日の料理の写真がたくさん保存されており、ママ友と写真を送り見せ合っていることを知りました。世の中にレシピはたくさんあるのに、「毎日の料理について、気兼ねなくおしゃべりできる場所」がないことに気が付いた舟田は、「日々の料理について、もっと広く深いコミュニケーションができたら、料理がもっと楽しくなるのでは。」と考えます。そんな思いがきっかけとなり、スナップディッシュは生まれました。
誕生から10年、スナップディッシュはスマホの進化とともに、料理コミュニケーションを牽引してきました。サービスの成長と料理コミュニケーション進化の軌跡とともに、この10年間を振り返ります。
2011年~2013年:料理写真コミュニケーション黎明期
■社会トレンド:iPhoneが国内初上陸、スマホの普及が一気に加速。
2008年ソフトバンクに続き、2011年au、2013年NTTドコモでiPhoneの取扱開始。スマホ普及率が大幅に伸長。2011年約15%から、2013年には約40%に。10~20代では2013年で約9割に。(総務省・通信利用動向調査)
また、2012年には通信キャリア各社が4GLTEサービスの提供を開始。高速通信が可能になり、テキスト中心のインターネット情報に画像も加わるように。
■SNS料理トレンド:Instagram未経験の初期ユーザーに、料理投稿に反応が返ってくる「初めての体験」
料理写真によるコミュニケーション黎明期。2010年11月に写真共有アプリのはしりとしてInstagramが一般公開される。2011年5月に「SnapDish」iOSアプリが公開。フィルタで加工されたおしゃれな写真によって、「レシピ」の有無によらず「自分の料理」が主題となるコミュニケーションが生まれる。
代表例として、スナップディッシュユーザーが投稿した「ソーセー人(切り込みを入れて宇宙人に見立てたソーセージ)」は徐々に作って投稿するユーザーが増えて人気となり、その後テレビでも取り上げられる現象に。現在でも弁当の人気アイテムの1つとして定着。
2014年~2016年:料理写真コミュニケーション加速期
■社会トレンド:あらゆるネットサービスでスマホ化が進み、コンテンツはアプリへ。1位はLINE。
2016年にはスマホ普及率が平均約57%に。30代が約90%、40代が約80%、50代が約65%と料理層でもスマホ利用が拡大。(総務省・通信利用動向調査)それに伴い、LINE、Facebook、Twitterが普及し、総務省調査では2016年にSNS利用率が7割を超えた。2015年からは日本語アカウントが開設されたInstagramが急速に利用率を伸ばし、2016年には各SNSが相次いで動画コンテンツ機能を拡張。「ユーチューバー」が世間一般でも話題化し始めた。
■SNS料理トレンド:スマホカメラの機能向上により料理写真も進化。コミュニケーションがより活発に。
スナップディッシュでは、Instagramと併用率が6割超え。シズル盛り付けや映える構図など、一般ユーザーでも料理写真の撮り方が徐々にテクニカルに進化。料理自体が美味しいだけでなく、美味しそうに写真を撮ってSNSにアップすることで「いいね」や「コメント」の反応が増える楽しみが定着し、友達のアップした料理を自分も作ってみてアップする、お互いにコメントし合うなど、料理の話題でつながる(キッチン同士がつながる)料理仲間同士のオンラインコミュニケーションが浸透。
料理コミュニケーションが広がった例
▼くららさんの「塩肉じゃが」(https://snapdish.co/d/miynaa)
▼虎キチ6さんの「ビールが止まらない焼きナス」(https://snapdish.co/d/8jbHra)
2017年~2019年:料理写真コミュニケーション普及期
■社会トレンド:SNSが一般化し世間一般のトレンドをリード。一方で次なる新技術の台頭も。
2017年ユーキャン新語・流行語大賞にて、「インスタ映え」が年間大賞に。小学生の「将来なりたい職業」男子6位に「ユーチューバー」がランクイン。また、AIやブロックチェーンを始めとする新技術が実用化され、スマートスピーカー、シェアリングエコノミー、仮想通貨などの新サービスが台頭。
■SNS料理トレンド:SNS発で食トレンドが生まれるようになり、コンビニでの製品化など社会現象に。
SNSの料理投稿がバズる現象が増加(悪魔のおにぎり、おにぎらず、高級食パン等)。ヴァズでは、そのトレンドを一歩先ゆくスナップディッシュの料理投稿トレンド情報を発信する「SnapDishフォトジェニックトレンド」を提供開始。また2018年には、スナップディッシュで人気になった投稿データを学習し誰でも美味しそうに写真が撮れる世界初の「AI料理カメラ」機能をリリース。料理写真のクオリティが底上げされて「いいね」等の反応が増え、料理コミュニケーションが活性化。
2020年~2021年:料理写真コミュニケーション進化期
■社会トレンド:コロナ禍の影響でオンライン化が急速に進む。SNS接触時間が増加しますます生活の一部に。
新型コロナウイルスの影響で、さまざまな社会変化が起こる。(外出自粛、マスク着用、リモートワーク、各種イベントの無観客開催・ライブ配信、時短営業など)自宅で過ごす時間が増える中で、インターネット利用時間が1日平均45分増加。(ビデオリサーチ社MCR/ex東京50km圏内、2019年6月、2020年6月比)
■SNS料理トレンド:おうちごはん、健康志向、SDGs、旅先気分・・・料理投稿は自己表現に進化
内食が増加し、男性、若年層などの新たなお料理ユーザーが増加。2020年フォトジェニックトレンド大賞では、健康を意識したヴィーガン食や、社会現象となったベーキングではスコーンやクランペットといった英国風の新トレンド、おうちで海外旅行気分を味わえる台湾フード、バレンタイン発で火が付いた映えスイーツ・マンディアンが挙がる。
2021年は、ヴィーガン×パンブームからベーグルの再注目、ライフスタイルの変化による丁寧な朝食の見直し、発酵あんこ、発酵トマトケチャップなど自家製発酵食品がトレンドの腸活、スーパーフードで注目が集まる中東系豆料理がトレンド化すると予測。
料理写真投稿は今や、単にフォトジェニックを追求するだけでなく、個々のライフスタイルや大事にしている価値観を伝えて共感を得るための「自己表現ツール」として進化を遂げるまでに至った。
スナップディッシュの「これまで」と「これから」について
多くのユーザーの皆様に支えられ、スナップディッシュは、リリースから10年間、投稿数、登録ユーザー数ともに、大きく成長してきました。10周年を迎えた今年、料理のさらなる楽しみをユーザーの皆さんと共有できるよう、新たに食体験のオンラインストア「スナップディッシュマーケット(β版)」(https://snapdish.stores.jp/)をスタートしました。
これからもスナップディッシュは、料理写真を中心としたコミュニケーションのプラットフォームとして、料理を楽しむユーザー、食品飲料を供給するメーカー、飲食店や生産者の皆様といった、食をとりまくすべてのステークホルダーをコミュニケーションでつなげ、より良い体験を提供していきます。これにより、人生で4万回の料理体験を人生で4万回の楽しみに変え、人生をより豊かにしていきます。
ヴァズ株式会社/スナップディッシュについて
「SnapDish」(スナップディッシュ)は、料理写真専用の投稿アプリ。2,300万を超えるユーザーからの料理投稿データを解析し「美味しそう」をスコア判定する「AI料理カメラ」を搭載。運営者であるヴァズ株式会社では、これらの料理に特化したコミュニケーションプラットフォームやビッグデータを活用し、食に関するマーケティング支援を行っています。
ーSnapDish: https://snapdish.co/
ースナップディッシュマーケット(β版) https://snapdish.stores.jp/
ーヴァズ株式会社:http://vuzz.com/
■問い合わせ先
ヴァズ株式会社 広報担当:落井(おちい)
電話/FAX 0422-24-6341(土日祝を除く9時半~18時半)
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