本日、令和2年度 食料・農業・農村白書が閣議決定されました。今回の白書では、世界の経済・社会に大きな影響を及ぼしている「新型コロナウイルス感染症による影響と対応」を特集として掲載するなど、農業関係者以外にも広く我が国の食料・農業・農村について理解してもらうことを目指しています。
1.令和2年度 食料・農業・農村白書の概要
食料・農業・農村白書は、食料・農業・農村基本法に基づき、政府が毎年、国会に報告しているものです。
「令和2年度 食料・農業・農村白書」では、「新型コロナウイルス感染症による影響と対応」を特集として取り上げました。新型コロナウイルス感染症の拡大による食料消費面や農業生産・販売面での影響と新たな動き、地方への関心や働き方、交流に関する新たな動き等について記述しています。
「令和2年度 食料・農業・農村白書」は、以下のURLで御覧になれます。
https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/r2/index.html
2.内容のポイント
令和2年度 食料・農業・農村の動向
(トピックス1~7)
「農林水産物・食品の輸出の新たな戦略」、「みどりの食料システム戦略 ~食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現~」、「令和元(2019)年度スマート農業実証プロジェクト」、「農業・食関連産業でのデジタル変革の推進」、「鳥インフルエンザ、豚熱への対応」、「植物新品種の海外流出対策」、「フードテックの現状」の7つのテーマについて記述
(特集)新型コロナウイルス感染症による影響と対応
新型コロナウイルス感染症の拡大による食料消費面や農業生産・販売面での影響と新たな動き、地方への関心の高まりや農林水産業関係における対応について記述
第1章 食料の安定供給の確保
食料自給率、食品産業の動向、輸出促進、新たな食育推進基本計画、食の安全等について記述
第2章 農業の持続的な発展
農業産出額の動向、農業の構造改革の推進(農地、担い手等)、新たな土地改良長期計画等について記述
第3章 農村の振興
田園回帰の動向、中山間地域の農業の振興、農泊、農福連携などの農村発イノベーション、鳥獣被害とジビエ等について記述
第4章 災害からの復旧・復興や防災・減災、国土強靱化等
東日本大震災からの復旧・復興状況、令和2年度発生自然災害の被害・対応状況等について記述
令和3年度 食料・農業・農村施策
令和3年度予算等を基に施策の概要を整理