一般社団法人 日本野菜ソムリエ協会(東京都中央区、代表理事:福井栄治、以下当協会)は、調味料の魅力を社会に広めるイベント『調味料選手権』の特別企画として、5月28日(火)に「第2回パンのおとも選手権」を開催。全国からエントリーされた50品の中からパンをよりおいしくするための調味料 日本一である最高金賞に「とろっとうまみ 椎茸タプナード」(秋田県)が選ばれました。
金賞は「いちごバター」(兵庫県)、銀賞は「ミックスジャムフルーツキューブ」(山形県)、銅賞は「あずきと珈琲のジャム」(愛知県)、さらに「ベストスウィート賞」「ベストフルーツ賞」「ベストナッツ賞」「地域の味ベスト賞」「審査員特別賞」「入賞」が決定しました。
本選手権の受賞商品は、6月12日(水)~18日(火)の7日間、日本橋三越本店・本館地下1階「味匠庵」イベントスペースにて開催する販売会にて購入することができます。
今年は“総菜系”パンのおともが最高金賞に!
「第2回パンのおとも選手権」には、全国から「パンをよりおいしくするための調味料」が50品集まりました!
今年のエントリーの傾向として、食材を組み合わせた「MIX(組合せ)系」、素材をぜいたくに生かした「ぜいたく系」、ジャムやバター以外の「総菜系」、いろいろな使い方ができる「万能系」など、多種多様なパンに合う調味料が集まりました! 今大会では、パンに乗せるだけで上質な食事になる、秋田県の地域素材を生かした「総菜系」の『とろっとうまみ 椎茸タプナード』が最高金賞に選ばれました。
《最高金賞》 とろっとうまみ 椎茸タプナード/ 株式会社ノルテカルタ( 秋田県 )
秋田県産の椎茸を刻み、しょっつると塩麹、白ワインを使ってタプナード風に仕上げたうまみたっぷりの万能ディップ。
【おすすめの食べ方】
ハードなバゲットにゆで卵や生ハム・ツナなど、お好みの具材と合わせてカナッペとして食べるのがオススメ。白ワインとの相性が良いです
【審査員のコメント】
・椎茸のうまみが口の中で広がり、塩みも丁度良い感じ。バケットに塗ってワインと合わせたい
・まろやかな味で、カナッペで食べたいです。日本人好みの味だと思います。大人向きディップ
・椎茸と油分のバランスがとても良い。トロッと感がしつこくない
・イタリアのマッシュルームペーストを連想され、しょっつるのくせが鼻に抜ける風味と椎茸のうまさが合わさってほど良い。粒感が良いです
【開発秘話】
秋田県は菌床椎茸の生産が盛んで、全国4位の生産量を誇ります。一方、育っても色や形が悪い椎茸は、味は遜色なくても、安値で販売されたり廃棄されることもあります。そこで、地元の椎茸農家さんから規格外椎茸を仕入れ、秋田ならではの発酵調味料と合わせたディップとして開発しました。秋田の県魚ハタハタで作られた魚醤「しょっつる」を、アンチョビの代わりに活用することで奥行のあるうまみを引き出しています。規格外椎茸を活用している点とおいしさを高く評価され、ANA国際線ビジネスクラスの機内食に採用されたこともある一品です。
【参考価格】 756円(税込)
《金賞》 いちごバター/ 神戸紅茶株式会社樽正事業部(兵庫県)
たっぷりのいちごに純良なバター、アクセントにラズベリー果肉を加え、砂糖と少量のレモンだけで仕上げた、みずみずしさを感じる職人の技術が詰まった完全無添加、珠玉のいちごバター。
【おすすめの食べ方】
焼きたてのパンにたっぷりと乗せて。スコーンやクラッカーにもおススメ。クリームとの相性も抜群です。朝食やホームパーティーでも喜ばれる逸品です。
【審査員のコメント】
・いちごのみずみずしさを感じる爽やかさとバターのコクがマッチしている
・ラズベリーが効いている。酸味と甘みのバランスが良い!
・くどくなくて、子供が好みそうな味。無添加で安心
・ぜいたくな中にも懐かしさがある優しい味わい
【開発秘話】
1930年創業の「樽正」は、兵庫県養父市の廃校になった小学校を改装した施設で製造しています。「無添加のいちごバターを作れないか?」そのひと言で開発が始まりました。いちご甜菜糖は国産。職人が現地まで直接伺い、こだわりの素材を吟味しております。『保存の知恵』と『職人の技』を生かすことにより、添加物は一切使用しておりません。どこかみずみずしさを感じるいちごバターです。
【参考価格】 1,100円(税込)
《銀賞》 ミックスジャムフルーツキューブ/ 株式会社たかはたファーム( 山形県)
5種類の角切りフルーツとピンクグレープフルーツが入った、いろいろな食感が楽しめるアップルパイ風味のスプレッド。
【おすすめの食べ方】
フルーツサンドやクラッカー、スコーン、バニラアイスクリームのトッピングとしてご使用いただけます。
【審査員のコメント】
・そのままでフルーツゼリーのような味わい。彩りも良くパイ生地やデニッシュに合わせたい
・コロコロ果実がフルーツ好きにはたまりません。香りも鼻から抜けて心地良い。まさに果実の楽園!
・ひと瓶あるとパンだけではなくケーキやヨーグルト、アイスなどいろいろなトッピングに使えそう
・中身もパッケージもかわいい! 映えるスィーツが作れそう! 子供たちに受けそう!
【開発秘話】
味・風味・色合い・食感をバランス良く調和できる果実を選ぶことに試行錯誤し、試作を何回も繰り返し商品化に至りました。また子供から大人まで食べやすく、スィーツのようなジャムに仕上げるために優しい香りのアップルパイフレーバーを加えました。スプーンですくった時に、いろいろな果実が楽しめるように、5種の果実(パイン・黄桃・洋梨・キウイ・若桃)は角切り、ピンクグレープフルーツは細かくしました。
【参考価格】 648円(税込)
《銅賞》 あずきと珈琲のジャム/ Vivace( 愛知県)
十勝産あずきのコクと香り高いグアテマラ産コーヒー豆『cafe puma』が絶妙に調和した逸品ジャム。
【おすすめの食べ方】
トーストに塗るだけでなく、バターやクリームチーズと一緒に楽しむと、より一層おいしくいただけます。アイスクリームやクラッカー、ワッフルなどのトッピングにも最適です。マスカルポーネとの相性も抜群です。
【審査員のコメント】
・新発見! あずきとコーヒーの相性がこんなに良いということを初めて知ることができました
・甘いあずきの味と、ほろ苦いコーヒーの味も広がり大人の味わい
・香り(コーヒー)がしばらく残り、とても余韻に浸れるひと口で幸せになるジャムだと思いました
・中身からラベルまで細部にこだわりが感じられて、つい手にとってしまうと思いました
【開発秘話】
当初珈琲の焙煎屋さんから「コーヒーを使った面白いジャムを作って欲しい」というリクエストで開発にいたり、名古屋の文化「珈琲ぜんざい」から着想を得ました。約50種類のコーヒー豆を試行錯誤し、香り豊かなグアテマラ産『cafe puma』だけが十勝産の小豆と絶妙に調和し、コクと香りの両方を楽しめるジャムに仕上がりました。昨年は名古屋城下町での販売でも好評を博し、今では多くの方にご愛用いただいています。ラベルには、「ジャム屋の魔女と小人が小豆と珈琲のジャムを作っている様子」が描かれており、中には名古屋のアイテムが6個隠れてます。
【参考価格】 918円(税込)
《 ベストスウィート賞》
PROUD RED BERRY JAM~4種のベリーのコンフィチュール~/ 君とならいつまでも 浦和キミイツ(埼玉県)
《ベストフルーツ賞》 フルーツカード【甘夏】/ ENNES株式会社(神奈川県)
《 ベストナッツ賞》Nutty‘s カカオ&ミックスナッツのハニーコンフィチュール/京都コンフィチュール専門店 confiture Nutty's(京都府)
《審査員特別賞》SHIITAKE BACON/☆Shiitake-ya!(大分県)
《 地域の味ベスト賞》
・レモンバター/ ヤマトフーズ株式会社( 広島県)
・いちごと甘夏のコンフィチュール/ 合同会社球磨川アーティザンズ( 熊本県)
・じゃばらマーマレード /株式会社じゃばらいず北山( 和歌山県)
・柿バター/ 柿の専門( 奈良県)
・ 北海道美深の純粋はちみつ あざみ/ 株式会社PLUSワン( 北海道)
・ ラ・フランス&バター/ 株式会社たかはたファーム( 山形県)
・ 屋久島フルーツバター(たんかん)/ 合同会社やくしま果鈴( 鹿児島県)
《入賞》
・サクサク塩糀レモンカシューナッツ/ キッコーマンこころダイニング株式会社( 東京都)
・いちじくバタージャム/ アトリエとんぼ( 福岡県)
・完熟トマトとりんごのシナモン風味のジャム/ Vivace(愛知県)
≪第2回パンのおとも選手権 受賞一覧≫
https://prtimes.jp/a/?f=d110263-72-80fd856767564fcfb39833480ce2a3a5.pdf
【第2回パンのおとも選手権 概要】
■審査開催日 :2024年5月28日(火)
■会場 :日本野菜ソムリエ協会 築地教室(東京都中央区築地3-11-6 築地スクエアビル 7F)
■審査について:専門家による食味審査
バイヤー・シェフ・調味料ソムリエ・野菜ソムリエ等食関連の資格取得者が、各分野の専門家の視点で食味ならびに商品価値を評価します。食味・商品背景・パッケージ・価格・購入意思などから総合的に評価を行い、各審査員の得点を集計して受賞商品を決定。
■エントリー条件:
・パンをよりおいしくするための調味料(焼く等の調理が不要なものに限る)
■第2回パンのおとも選手権公式ホームページ:https://vege-fru.com/choumiryo/event/2024/pan_2st/
受賞商品の販売会を三越日本橋本店にて開催!
「第2回パンのおとも選手権」の受賞商品の販売会を実施します。
■開催期間:2024年6月12日(水)~18日(火)の7日間
■会場:日本橋三越本店・本館地下1階「味匠庵」イベントスペース
■時間:10:00~19:30 ※施設営業時間に準ずる
■販売商品について:「パンのおとも選手権」受賞商品18品を予定
『調味料選手権』について
新しい調味料の斬新性やインパクト・使用用途・食味などを評価して表彰するイベント。全国各地の知る人ぞ知るご当地調味料やメーカーいちおしの調味料を発掘し、社会にその存在を知ってもらうきっかけとなることを目的としています。調味料の魅力を社会に広め、調味料業界が一層活性化することを目指しています。受賞商品は前年比売上5~10倍の可能性も!過去最多の211品がエントリーした2023年10月開催の「調味料選手権2023」では、「マッシュルームイチバン」(株式会社 風土食房/千葉県)が総合第1位を受賞後に品薄の状態が続きました! そのほかの入賞商品も連日品薄や売り切れが続出し、各調味料メーカーが嬉しい悲鳴を上げる盛り上がり。2024年3月7日に開催した特別企画「第2回ドレッシング選手権」では、全国から63品のドレッシングがエントリー、本選手権への関心の高さが示されました。テレビを始めさまざまなメディアにも多数取り上げられ、個性豊かな調味料の数々に大きな注目が集まっています。
今秋には「第15回 調味料選手権2024」の開催を予定しています。
■調味料選手権公式HP:https://www.vege-fru.com/contents/hp0057/index.php?CNo=57&No=121
■調味料選手権公式Instagram:https://www.instagram.com/eventchomiryo/
運営団体
一般社団法人 日本野菜ソムリエ協会
創 立:2001年8月7日
代表理事:福井 栄治
所在地:東京都中央区築地3-11-6 築地スクエアビル7F
事 業:野菜ソムリエの資格提供と育成、各種講座やコンテンツの企画開発・提供
ホームページ:https://www.vege-fru.com/