信州大学農学部 との共同研究論文、 ”凍り豆腐由来レジスタントプロテインの免疫賦活効果” が 学術雑誌『薬理と治療』 に掲載されました。
本日、信州大学農学部との共同研究論文、”凍り豆腐由来レジスタントプロテインの免疫賦活効果”が 学術雑誌『薬理と治療』 に掲載されました。(石黒貴寛 田中沙智、『薬理と治療』、49、599-603、2021)
凍り豆腐に豊富に含まれるレジスタントプロテインによって、※IFN-γ(インターフェロンガンマ)がたくさん作られることが分かりました。これは免疫に関わる物質で、乳酸菌による免疫賦活作用にも関わっていると言われており、従って抗ウイルス作用や抗がん作用が期待されています。最近では、新型コロナウイルスに対する防御にもこの物質が関わっていることが注目されています。健康長寿を支える健康食品として、凍り豆腐の健康機能性がまたひとつ解明されました。
※IFN-γ(インターフェロンガンマ)とは?
主にT細胞やNK細胞から分泌されるサイトカインで,白血球による炎症を強化する作用をもつ.またMHC分子の発現を増加させる働き,マクロファージや樹状細胞を刺激して細菌を貪食殺菌させる作用もある.がんに対する免疫応答に重要なサイトカインとして考えられている(羊主社、バイオワード集より)
なお、論文内容については、5月19日・10:00~ 南信州・飯田産業センター(エス・バード、長野県飯田市座光寺3349-1)にて、詳細発表させていただく予定です。