【2024年 アサヒグループ食品事業方針】“多刀流”によるさまざまな価値を通じて、今と未来の「食と健康」の課題解決に挑戦

更新日: 2024年01月28日 /提供:アサヒグループ食品

 アサヒグループ食品株式会社(本社 東京、社長 川原浩)は、2024年の事業方針を『“多刀流”によるさまざまな価値を通じて、今と未来の「食と健康」の課題解決に挑戦』とします。これまで同様、お客さまの課題に寄り添った多様な商品を提供し、現在および将来起こりうる社会課題の解決に貢献できる企業となることを目指します。


 2024年も引き続き事業の根幹にサステナビリティをおき、未来の社会からも評価されるような活動を強化していきます。アサヒグループ食品がマテリアリティに掲げる「健康」「環境」「人」「コミュニティ」のうち、特に「健康」を事業活動そのものと位置づけ、少子高齢化社会の加速や共働き世帯の増加、在宅介護の増加などにより発生する育児・介護の課題や、心の健康・栄養の偏りなどのさまざまな「食と健康」の課題解決につながる商品やサービスの提供を通じて、お客さまの「心とからだの健やかさ」の実現に貢献していきます。

■2024年 事業での取り組みについて
・ マテリアリティに掲げる「健康」では、引き続き「からだの健やかさ」「心の健やかさ」「栄養や食生活に役立つ情報提供」「手軽でおいしい食事とゆとりの創出」「グループ素材を活用した健康提案」をテーマとして取り組みます。
・「栄養や食生活に役立つ情報提供」の取り組みとして、ベトナムの妊産婦の健康改善・乳幼児の健全な成長への貢献を目指すプロジェクトを本格的に展開します。独立行政法人国際協力機構(JICA)やベトナム国立栄養研究所などと連携し、ベトナムで適切な食事・栄養の知識を養育者に普及させることを目的にガイドライン作成のサポートに加え、上半期を目途にベビーフードの輸出を開始する予定です。将来的に適切なベビーフード製品を展開することで、ベトナムでの事業成長も目指します。
・1月から新たに国内で酵母を培養し、酵母エキスの製造を拡大させます。世界的なプラントベースフード需要の高まりなどを背景に酵母エキスの需要拡大が見込まれるなか、アサヒビール茨城工場のビール醸造用タンクを活用し酵母を培養し、アサヒグループ食品栃木小金井工場で製品化します。将来の人口増による世界的な食糧危機や、生活者の新たなライフスタイルの選択肢の広がりへの貢献を目指します。本事業における2022年から2025年までの設備投資額はアサヒグループ食品栃木小金井工場で25億円を見込んでいます。

■2024年 主要ブランドの取り組みについて
「ミンティア」
・錠菓の基本ニーズ「エチケット」「気分転換」「眠気覚まし」を強化し、特にエチケット領域において新たな価値提案を行うことで、「ミンティア」喫食によるリフレッシュを通じて「心の健やかさ」に貢献します。
・新コミュニケーションで、一人ひとりに多様にあるリフレッシュニーズに応える存在であることを伝え、「ミンティア」の喫食機会を増やしていきます。
・ “息にドレス 香りをまとうタブレット”をコンセプトに開発した『ミンティアブリーズ レモンライムドレス』を4月1日から発売します。華やかな香りとレモンライムの爽やかな味わいが楽しめる大粒タイプのタブレットで、気軽にエチケットケアをしたいというニーズに応えます。
・“ササッと3秒息みがき※!”をテーマにした『ミンティア クリアプラス ペパーミント』を3月4日から発売します。強すぎないペパーミントの清涼感で気軽にエチケットケアができます。
※「息みがき」とはミントフレーバーなどによるマスキング効果を表しています。

「アマノフーズ」(みそ汁)
・主力の「いつものおみそ汁」シリーズを中心に、フリーズドライ食品の時短・簡便ニーズや、栄養価が損なわれにくい製法で作られていることを訴求するとともに、「アマノフーズ」ブランド最大の特長である「ブロックタイプ」の価値認知を高めます。ブロックタイプのフリーズドライ食品であることが、一瞬で「つくりたて」のおいしさを提供でき、日常的に豊かな食生活に役立つことを訴求し、継続的な需要喚起を図っていきます。

「1本満足バー」
・健康志向の高まりにより人気が高まる「プロテイン」シリーズを軸に、手軽に栄養補給ができ、おいしさと食べごたえの満足感が楽しめる「シリアル」シリーズや、さまざまな喫食シーンにあわせた商品ラインアップを強化することでユーザー層の拡大を図ります。

「ディアナチュラ」
・お客さまが求める健康に対するさまざまなニーズに対応し、100品以上のラインアップを展開するサプリメントとしてボトルタイプなどの「ディアナチュラ」、パウチタイプの「ディアナチュラスタイル」、機能性表示食品の「ディアナチュラゴールド」、プロテインパウダーの「ディアナチュラアクティブ」の4シリーズを中心に展開し高まるセルフケアニーズを支援します。
・自分と家族の健康を守る」をテーマに開発した健康粉末飲料『ディアナチュラ みんなのココア』を3月4日から発売します。3種の善玉菌(2種の乳酸菌とビフィズス菌)とオリゴ糖、食物繊維、さらにカルシウム、鉄、ビタミンDなど親子ともに不足しがちな栄養素が配合されています。牛乳に溶かして手軽に楽しめる商品として家族の健康をサポートします。

「和光堂」(ベビーフード)
・共働き世帯の増加やライフスタイルの変化などにより、育児における離乳食作りをサポートする役割としてベビーフードの需要が高まっています。簡便・時短ニーズに加え、栄養サポートに配慮した豊富な商品ラインアップで、離乳食の調理負担軽減を図ることにより、家族全員で楽しく育児に参加でき、さらに「ゆとり時間」を創出できる環境作りに貢献します。
・育児支援アプリ「わこちゃんアプリ」は、オンライン栄養相談などを通じて、お客さまの子育てを支援する活動をさらに強化し、本年累計で10万ダウンロード数を目指します。

「バランス献立・バランス献立PLUS」(シニア向け食品)
・在宅介護の機会が増える中、調理の簡便さや食材のバランスに配慮したメニューを提供し、介護食の作り手の負担軽減に貢献することで、さらに「ゆとり時間」を創出できる環境作りに貢献します。
・「やわらか食」に加え、伸長しているとろみ調整用食品「とろみエール」に注力するとともに、医療・介護従事者などの専門家や、介護者へのサンプリングなどを通じて「バランス献立」の認知拡大を図ります。

■2023年 主要ブランドの振り返り
『サステナビリティを事業の根幹におき、“多刀流”による様々な「おいしさ+α」の価値を提供することで、お客様の「心とからだの健やかさ」の実現に貢献します』の事業方針のもと、主要ブランドを中心にアサヒグループ食品ならではの価値の提供に取り組みました。
 「ミンティア」は、5月に新型コロナウイルスが5類感染症に移行したことによる人流回復効果や、人気アニメ「ワンピース」とのコラボレーション商品などが好調で、年間販売金額は181億円(前年比123%)と大きく前年実績を上回りました。レギュラーシリーズやブリーズシリーズの主力アイテムの好調に加え、対面で接する機会が増加したことによるエチケットケアニーズの高まりに対応した『ミンティアブリーズ クリアプラスマイルド』や、1粒で2つの味が楽しめる『ミンティア いちご&ヨーグルト/チョコ&バナナ』など多様な喫食シーンに対応した商品の発売、広告・販売促進を展開しました。
 「アマノフーズ」(みそ汁)は、備蓄ニーズに対応した多食(5食入り・10食入り商品)形態が定着したものの、価格改定による値上げの影響で前年比94%となりました。
「1本満足バー」は、プロテインシリーズが牽引したものの、価格改定による値上げの影響で前年比97%となりました。
 「ディアナチュラ」は、グループ独自素材「L-92乳酸菌」を配合した新商品や、多様化するライフスタイルに寄り添う新たな価値提案商品の発売、セルフケア意識の高まりによりビタミン関連商品が好調で、前年比108%となりました。
 「和光堂」(ベビーフード)は、「具たっぷりグーグーキッチン」など月齢に合わせたラインアップを強化し前年比103%、「バランス献立・バランス献立PLUS」(シニア向け食品)は、被介護者の食べる楽しみを訴求する「スプーンで食べるおもち」の発売などにより前年比101%となりました。

【主要ブランドの2024年販売目標と2023年販売実績】


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