カルビー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:江原 信、以下カルビー)は、株式会社みずほ銀行(頭取:加藤 勝彦、以下みずほ銀行)との間で、「Mizuho ポジティブ・インパクトファイナンス」によるシンジケーション方式の限度貸付契約を締結し、本日資金調達を実施しました。
ポジティブ・インパクトファイナンスはサステナブルファイナンスの1つで、ポジティブ・インパクト金融原則※1に基づく評価フレームワークを活用し、企業活動が環境・社会・経済にもたらすインパクトを包括的に評価した上で目標設定・進捗管理を行い、ポジティブなインパクトの拡大とネガティブなインパクトの緩和に取り組む企業の継続的な支援を目的として融資が行われるものです。
カルビーグループは、2030ビジョンの実現に向けて、サステナビリティ経営を基盤に据えています。サステナビリティ経営を行う上で、カルビーグループが将来にわたって事業活動を継続するために重要な社会課題を2020年にマテリアリティとして特定しました。その後の外部環境の変化を踏まえ、人権や生物多様性の課題等、対応の重要性が高いテーマを追加し、2022年12月に5つのマテリアリティと13の課題を再特定しています。
本契約は、これらマテリアリティへの取り組みを中心にカルビーグループが設定したKPIに対して、定性的・定量的に分析された上で、目標達成に向けた取り組みによる環境・社会・経済へのポジティブインパクトの拡大、ネガティブインパクトの緩和が特にSDGsの達成に貢献すると評価を受け、締結に至りました。当社としてサステナブルファイナンスの活用は初めてとなります。
なお、本契約に際し、株式会社格付投資情報センター (R&I) ※2から第三者意見書を取得しています。
カルビーグループは、企業活動を通して社会価値を提供し、持続的成長と持続可能な社会を実現することを使命としています。環境・社会・経済を取り巻く課題に対して、ステークホルダーとともに新たな価値を創造する「サステナビリティ経営」を今後も実践してまいります。
本契約の概要
ポジティブ・インパクトファイナンスにおけるカルビーグループが設定したKPI一覧
当社のサステナビリティに関する取り組みにつきましては、以下のウェブサイトをご参照ください。
https://www.calbee.co.jp/sustainability/
※1)ポジティブ・インパクト金融原則:国連環境計画・金融イニシアティブ(1992年の地球サミットに続き、持続可能な金融を推進する目的で設立された国連環境計画とグローバル金融セクターとのパートナーシップ)の銀行および投資メンバーであるポジティブ・インパクト・ワーキンググループが2017年に発表したSDGs達成に向けた金融の共通枠組みであり、持続可能な開発の3側面(環境・社会・経済)について、ポジティブ・ネガティブの両面からインパクト評価を行う包括的内容となっています。インパクト特定のツールとして、気候、水、エネルギー、生物多様性、文化・伝統等22のカテゴリーからなるインパクトレーダーを提示しています。
※2)株式会社格付投資情報センターのウェブサイト
https://www.r-i.co.jp/index.html
カルビ―グループについて
1949年の創立以来、私たちは、自然の恵みを大切に活かし、おいしさと楽しさを創造して、人々の健やかなくらしへの貢献を実践してきました。カルビーグループは、ライフラインをつなぐ食品企業として、サステナビリティを経営の根幹に据え、食を通じて社会課題を解決することで、新たな食の未来を創造します。(https://www.calbee.co.jp/)