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1.9月度の有効求人倍率は1.29倍。3か月連続で同水準
2.完全失業率は2.6%。前月差-0.1ポイント、前年同月差と同水準
3.新規求人数は前年同月比-3.4%。伸び率は再びマイナスモードに
■1.9月度の有効求人倍率は1.29倍。3か月連続で同水準
2023年9月度の有効求人倍率(季節調整値)は1.29倍と、3か月連続で同水準となりました。一方、前年同月差は-0.03ポイントと、27か月ぶりに前年同月を下回った8月度から減少傾向にあります。
パートのみの求人倍率(季節調整値)は1.30倍と前年同月差-0.03ポイント、正社員の有効求人倍率(季節調整値)は1.02倍でした。正社員の有効求人倍率は、2021年6月以降前年同月を上回る状況が続いていましたが、2年3か月ぶりにプラス基調が途絶え前年同月と同水準となりました。
■2.完全失業率は2.6%。前月差-0.1ポイント、前年同月差と同水準完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月差-0.1ポイント、前年同月差と同水準となりました。年齢階級別では、15-24歳(-0.7ポイント)と45-54歳(-0.1ポイント)、55-64歳(-0.1ポイント)が前年同月より改善しました。完全失業者数は182万人で、前月より4万人減少しています。
■3.新規求人数は前年同月比-3.4%。伸び率は再びマイナスモードに
新規求人数の伸び率は前年同月比-3.4%と、8月度は3か月ぶりにプラスに転じましたが、再び減少しています。伸び率がプラスだったのは宿泊業,飲食サービス業(5.2%増)、学術研究,専門・技術サービス業(2.6%増)の2業種のみとなりました。一方で製造業(12.7%減)、建設業(8.1%減)、情報通信業(5.4%減)などは伸び率が前年同月を下回っています。
出典)
厚生労働省「一般職業紹介 (令和5年9月分)」
総務省統計局「労働力調査((基本集計) 2023年(令和5年)9月分結果」
■ツナグ働き方研究所とは...
株式会社ツナググループ・ホールディングス(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:米田光宏)を母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)「イライラ・モヤモヤする 今どきの若手社員のトリセツ」(PHPビジネス新書)がある。
■過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【2022年アルバイト採用ブランド力調査】
コロナ禍3年、アルバイト最強ブランドは1位ダイソー!2位セリア!
https://tsuna-ken.com/research_report/baito_2022ranking/
【コロナ影響を紐解く調査7.】職場の飲み会世代間意識調査
いまだ約7割は職場の飲み会に行っていない!GoToで解禁した人も約1割
https://tsuna-ken.com/report/20201124_2009.html
【コロナ影響を紐解く調査6.】2020年アルバイト求職意識1000人調査
コロナ禍のバイト探しで重視するのは「安全」「近場」「短時間」
https://tsuna-ken.com/report/20200731_1976.html
【コロナ影響を紐解く調査5.】職場の飲み会実態1000人調査
自粛明けも約8割は職場の飲み会に行っていない!会社の禁止も2割強!
https://tsuna-ken.com/report/20200710_1968.html
【コロナ影響を紐解く調査4.】コロナ起因の求職意識調査
いま求職している人のうち7割が就業中!サクッと稼げる副業ニーズ高まる!
https://tsuna-ken.com/report/20200608_1955.html
【本件に関するお問い合わせ先】
ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)
担当:和田 tsuna-ken@tsunagu-grp.jp