【小さな農家のSDGs】元プログラマー新規就農、廃棄資源でイチジクをブランド化 CFで20万円調達し、ネクストゴールに挑戦中

掲載日: 2021年10月11日 /提供:ハッピーファーム

循環型農業で、大阪羽曳野市をもっと世の中に広めたい



大阪はデラウェア(小粒ブドウ)とイチジクの生産量が全国3位を誇る。羽曳野市はブドウとイチジクの産地で、同市のハッピーファームではその2つの特産品をコラボさせたブランド農産物を作るためクラウドファンディングを立ち上げ、公開8日目で目標額20万円を達成した。
調達した資金は、クラウドファンディング利用料、返礼品の発送費用等、残りをロゴ、シールなどのブランディング費用に充てる。


ハッピーファームの園主 吉川幸一郎は、元プログラマーで農業とは縁がなかった。仕事で農業に関する情報を調べるうちに、スマート農業や企業の農業参入など、世の中の農業への関心が高まる一方で、担い手不足や耕作放棄地問題などの課題を知り、農業への参入を決意した。

ハッピーファームという農場名は、「おいしい物を食べてお客さんに笑顔になってもらったら、僕らも笑顔になれるから」との思いを込めた。

羽曳野市はブドウにくわえ、ワイナリーもある。ワインの製造過程ででた搾りかすと、ブドウの剪定(せんてい)した枝は廃棄されることが多い。これらを原材料に、冬に約2か月発酵させて堆肥を作り、来年の春にイチジクの畑にまく予定だ。

資金集めと取り組みの認知度向上のため10月24日まで、クラウドファンディングを行っている。目標金額を達成して、ネクストゴールにチャレンジ中。追加の支援金はブランドイチジクのWEBサイトのデザイン費用に充て、実装を元プログラマーの自身が行うことで経費を削減して実現を目指す。返礼品の追加を申請中。
詳しくはクラウドファンディングのサイト(https://camp-fire.jp/projects/view/379398)。

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