3機関連携による地域活性化支援について
~ワイナリー・カフェ事業参入支援~
2023年3月2日
群馬銀行、農林中央金庫前橋支店、日本政策金融公庫前橋支店農林水産事業は、観光農園を営む株式会社原田農園(沼田市、代表:原田良美)および株式会社原田ファーム(昭和村、代表:原田俊祐)の事業多角化を目的とした地域食材を利用したワイナリーおよびスイーツカフェ事業の実施に必要な資金について、連携して支援を行いました。
観光農園の来場者数に打撃
- 株式会社原田農園および株式会社原田ファームは、リンゴの産地で首都圏からのアクセスも良好な沼田市周辺で、リンゴをはじめ、ブドウ、イチゴなど四季折々の果物を栽培。年間約50万人の集客力を誇る観光農園を営んでいます。
- しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で県内外からの来園客が大幅に減少し、グループの経営は大きな打撃を受けました。
ビヨンドコロナを見据えた新事業実施
- こうした状況を打開すべく、同社は豊富な果物生産や高い知名度、集客力といったグループの強みを活かし、国産果実酒ワインの人気の高まりや来園客の声も踏まえ、ワイナリーおよびスイーツカフェ事業への参入を決意。事業再構築補助金を活用し、2023年2月に両施設が完成しました。
地域食材を積極的に取入れた商品提供
- ワイナリーでは、自社グループや地元農家が生産する「ぐんま名月」などのリンゴを使用したシードルや地元産のブドウを使用したワインを醸造します。
- スイーツカフェでは、群馬県生まれのいちご「やよいひめ」をメインとしたスイーツを中心に、四季折々の果物を使用したスイーツを提供する予定です。
- なお、ワイナリーとスイーツカフェは、観光農園に隣接しており、観光農園事業との相乗効果も期待されます。
3機関が連携して地域活性化支援
- 群馬銀行、農林中央金庫、日本政策金融公庫は、計画段階から情報を共有し、原田農園グループの現状分析と経営環境を踏まえた経営戦略に基づく新規事業の実現可能性を検証。観光客誘致による地域活性化への貢献も評価し、連携して支援を行いました。
- 各機関は今後も連携・協力し、群馬県内の事業者の方々の経営発展に向けた取組みを積極的に支援して参ります。
ワイナリー外観・内部設備((株)原田農園)
カフェ外観・内部((株)原田ファーム)
以上