株式会社ワイズテーブルコーポレーション
債務超過解消に向けた計画の進捗状況について
当社グループは、2022 年4月 18 日に公表いたしました「2022 年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」に記載のとおり、2022 年2月期末時点において債務超過であり、同日に「債務超過解消に向けた計画の進捗状況について」を開示しております。
つきましては、2023 年2月期における債務超過解消に向けた取り組みの進捗状況について、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.事業の概況等について
2023 年2月期第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症にかかるまん延防止等重点措置が全国的に解除され、徐々に経済活動が正常化に向かうと期待されておりましたが、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大(いわゆる第7波)や、円安の進行、ウクライナ情勢等に起因した物価上昇等により、景気の先行きは依然として不透明な状況です。当社グループが属する外食業界におきましては、営業制限の要請が解除され、来店客数には回復の兆しが見られつつありましたが、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大による消費者の活動の停滞や、物価上昇、労働力不足の深刻化等、厳しい競争環境が続いております。
このような状況の下、当社グループは引き続き、収益構造の改善を最優先とし、前連結会計年度に引き続き、提供する付加価値を向上させ客単価を引き上げる取り組みを進めてまいりました。この効果もあり、2022 年4月末から5月初旬にかけての大型連休の時期の売上高は、新型コロナウイルス感染症感染拡大前である 2019 年の水準まで回復いたしました。しかしながら、7月及び8月に第7波が発生したことにより、売上高は再び落ち込み、当第2四半期連結累計期間を通じた売上高は、2019年の水準を下回りました。
高級レストラン事業である XEX グループにつきましては、ランチの時間帯の売上高は好調に推移しておりましたが、ディナーの時間帯の売上高の回復が遅れていたことに加え、7月以降の第7波の影響によって来客数が落ち込み、当第2四半期連結累計期間の売上高は 2019 年の水準を下回りました。この結果、当第2四半期連結累計期間を通じた売上高は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大前である 2019 年の水準を下回りました。なお、前年同期との比較におきましては、前年同期はほとんどの期間において緊急事態宣言またはまん延防止等重点措置が発出されており、営業に対して大きな制限を課された状況であったことから、大幅に回復しております。
カジュアルレストラングループのイートインの営業につきましては、都心部の大型店舗において売上高の回復が遅れていた上第7波の影響による来客数の減少もあり、2019 年の水準を下回って推移することとなりました。デリバリーの営業につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大を受けた需要の増加はみられたものの、労働力不足等により売上高は伸び悩み、当第2四半期連結累計期間全体では 2019 年の水準程度で推移いたしました。なお、前年同期との比較におきましては、営業制限が解除されたことでイートインの売上が増加し、セグメント全体の売上も増加いたしました。入居していた建物の取り壊しのため、「SALVATORE CUOMO & BAR 札幌」を6月に閉店いたしました。また、経営資源の配分の効率化のため、「SALVATORE CUOMO & BAR 熊本」を7月に閉店いたしました。
これらの結果、売上高は 4,540 百万円(前年同期は 3,589 百万円)、営業損失は 351 百万円(前年同期は営業損失 963 百万円)となりました。経常利益は 58 百万円(前年同期は経常損失 48 百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は 16 百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失 51百万円)となりました。経営成績の詳細については、本日開示いたしました「2023 年2月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」をご参照ください。なお、当第1四半期連結会計期間の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第 29 号 2020 年3月 31 日)等を適用しております。そのため、当第2四半期連結累計期間における経営成績に関する説明には、売上高については前第2四半期連結累計期間と比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載しておりません。
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