【製造業×スマート農業】精密板金技術が生んだ移動式果樹棚「MGG」、秋のアウトドアフェスで移動実証を展開

掲載日: 2026年10月08日 /提供:ヤマナカ

葉物野菜からの高付加価値化を目指す施設栽培や屋内農業へ、移動式「ぶどう」栽培ユニットとしてのB2B試験導入・共同検証を本格開始


「いがしらリゾートアウトドア秋フェス2026」で実施した移動式果樹棚「MGG」の移動実証

 精密板金加工を手がける株式会社ヤマナカ(本社:茨城県結城市、代表取締役社長:山中 崇、以下ヤマナカ)は、自社開発して特許を取得した移動式果樹棚「モバイルグリーンガーデン(以下、MGG)」を用いた「ぶどうの粒どり体験」を、2026年9月26日(土)・27日(日)に井頭公園(栃木県真岡市)で開催された「いがしらリゾートアウトドア秋フェス2026」にて実施しました。
 初日の悪天候にもかかわらず、連日多くの参加者で賑わい、「屋外の特設会場に現れた本格的なぶどう棚での収穫(粒どり)」を体験いただきました。2025年10月に駒沢オリンピック公園(東京都)で実施した第1弾に続き、イベント現場での移動実証を展開しました。
 ヤマナカは今回の結果を踏まえ、MGGをイベント集客機器にとどめず、葉物野菜の低収益性に悩む施設栽培や屋内農業の事業者が、ぶどうなどの高付加価値作物を試験導入できる移動式栽培ユニットとして位置づけ、施設園芸事業者や農業DX・ロボット関連企業とのパートナーシップおよび試験導入の受付を始動します。
最新実績:自社農園からの移動実証により、屋外会場で「粒どり体験」を提供
 ヤマナカは「いがしらリゾートアウトドア秋フェス2026」の会場に、自社農園からトラックで運搬したMGGを設置し、「ぶどうの粒どり体験」を通じて多くの来場者に実りの体験を提供しました。
 農園以外の屋外会場であっても、木ごと安全に運搬・設置し、果実を保持したまま「ぶどうの粒どり」を提供できる設計・運用の再現性が、都内催事に続く今回の地域大型フェスでも確認されました。
開発背景:葉物野菜中心の施設栽培へ「高付加価値ぶどう」という選択肢
 現在、多くの施設栽培や屋内農業において、レタスなどの葉物野菜中心の生産による価格競争や、電気代・設備投資に対する採算性の限界が大きな課題となっています。
 ヤマナカはこの課題に対し、試験導入から段階的に高付加価値な果樹栽培へ広げられるシステムとしてMGGを展開しています。広い農地や大きな初期投資を必要とせず、既存のハウス設備や空きスペースを活用して単価の高い果樹栽培を検証し、成果に応じて規模を広げることが可能です。
MGGを支えるヤマナカの金属加工技術と3つの特長
1. 「農園を固定しない」-- 農園の側からやってくる「逆転の発想」
 従来の農業は、働く人が作物のある場所へ移動して作業することが前提でした。MGGは、作物を載せた栽培ユニットを働く人のいる場所へ動かす逆転の発想を取り入れています。テレビ東京系「WBS(ワールドビジネスサテライト)/トレたまneo」でも「移動できる果樹棚」として紹介されました。専用台車やフォークリフト、500kg対応の電動リフトなどで移動できるため、作業者の移動の負担を減らせるほか、将来は可動式の設備と組み合わせた栽培の仕組みにも広げられます。
2. 土のない場所で栽培を実現
 地面に直接土を盛らず、不織布ポットを用いた根域制限栽培を採用しています。根域を制限することで根の健全な成長と早期結実を促すとともに、日射量に応じた自動かん水システムを用いて、土のない施設内や舗装されたエリアでの栽培を実現します。
3. 設立55年の精密板金技術による構造設計
 1971年設立のヤマナカが長年培ってきた、精密板金加工とフレーム構造の設計技術を結集しました。果実棚を上下に伸縮させる構造と、台車やフォークリフトで動かせる構造について、特許を取得しています。
・高さ調整: 栽培や収穫の多様な用途に応じて高さを3段階で調整することができます。
・雨よけ: 雨よけを取り付けられる構造で、作物に雨が当たらない状態で栽培することができます。
・デザイン性の高評価: MGGを展開するライフスタイルブランド「アッシーリス(Assyllis)」の、モノづくりと「Field to Mouth(採って、食べる)」の取り組みは、「いばらきデザインセレクション2025(ソーシャルデザイン部門)」において「選定」の評価を獲得しています。
施設栽培・屋内農業・農業DX事業者様向け「試験導入・共同検証」の募集
 ヤマナカでは、MGGをはじめとする果実棚を活用した高付加価値作物の試験導入や、栽培ユニット・搬送・作業動線・環境制御を一体で検証する共同パートナーを募集しています。
【こんな事業者様におすすめです】
・葉物野菜中心の運用から、単価の高い作物への転換・追加を検討している施設栽培・農業事業者様
・既存の温室・パイプハウス・屋内スペースを活用して、ぶどう栽培を試したい事業者様
・搬送装置や可動棚、作業場所と組み合わせた栽培の仕組みを共同で検証したい企業様
 精密板金メーカーとしての設計・製作の技術と、自社農園での栽培の経験をもとに、図面が固まる前の構想段階からご相談に応じます。
【添付資料概要:施設栽培向けの果実棚・MGGのご案内(PDF、全2ページ)】
・資料名: 施設栽培・農業DX事業者向けのご案内
・主な掲載内容:
1. ポットでの根域制限、自動かん水、据え置き・移動式の選び方と主な仕様
2. いがしらリゾートアウトドア秋フェス2026での実績と、施設への設置イメージ
3. 試験導入の進め方とお問い合わせ先

▼ご案内資料(PDF、全2ページ)は、下のリンクからダウンロードできます
d142622-15-dc861b34d4f0713d45c3725aa92b15f3.pdf
【会社概要】
・会社名: 株式会社ヤマナカ
・代表者: 代表取締役社長 山中 崇
・所在地: 茨城県結城市大字矢畑字結城寺前157
・設立: 1971年7月(創業1969年3月)
・資本金: 1,000万円
・事業内容: 精密板金加工、農業
・受賞・選定: いばらきデザインセレクション2025 ソーシャルデザイン部門 選定(もみ殻燃料のかまど「にわ先かまど」を核とした、ライフスタイルブランド「アッシーリス(Assyllis)」の取り組み)
・公式Webサイト: https://www.yamanaka-u.co.jp
・MGG・施設栽培向け詳細ページ: https://www.yamanaka-u.co.jp/mobile-green-garden.html
【本件・試験導入に関するお問い合わせ先】
株式会社ヤマナカ アッシーリス事業部
・TEL: 0296-35-0567
・お問い合わせフォーム: https://www.yamanaka-u.co.jp/contact.php

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