
室町時代創業の種麹メーカーである、株式会社糀屋三左衛門(所在地:愛知県豊橋市、代表取締役社長:村井三左衛門)は、2026年6月から8月にかけて、麹について専門的かつ多角的に学ぶ、受講者参加型の「麹検定1級プログラム」をオンラインで初開催しました。本プログラムでは29代当主の村井三左衛門が自ら講師を務め、全6回にわたり講義や受講生とのディスカッションを行いました。
近年、日本の発酵文化は国内外で大きな注目を集めています。一方で、その根幹を支える「麹」について、歴史や文化、科学的な背景まで含めて体系的に理解し、自らの言葉で正しく説明・発信できる人材は、まだ十分とはいえません。また、インターネットなどで発酵や麹に関する情報が容易に得られるようになった反面、多様な情報の中から根拠のある知識を見極める能力も重要になっています。
本プログラムは、麹検定2級までに習得した知識を基礎に、歴史・文化・科学・食品・応用といった多角的な視点から、麹に対する理解を深める参加型プログラムです。単に講義を受けるだけでなく、課題や受講者同士の意見交換、成果発表を通じて学んだ内容を自ら考え、言語化する機会を設けることで、受講者が麹に関連した商品企画や情報発信、日々の仕事や活動などに知識を活かす力を身につけることを目的としています。
オンライン完結型で、仕事との両立や海外4ヵ国からの参加を実現。
本プログラムは、ZoomとSlackを活用した完全オンライン形式で実施しました。受講生には会社員をはじめ、醸造・食品関係者、料理・発酵教室の講師、シェフ、個人で麹や発酵文化を伝える活動家など、多様なバックグラウンドを持つ受講者が参加しました。また、日本国内にとどまらず、英国、スペイン、イタリア、米国の海外4ヵ国からも受講生が参加。講義アーカイブやオンラインコミュニティを活用することで、時差や居住地の壁を越え、学び合える環境を構築しました。
海外在住の受講者には、現地で麹や日本の発酵文化を伝える活動家も多く、各国の食文化における麹の広がりや現地ならではの課題・視点が活発に共有されました。こうしたグローバルとローカルな視点での共有が生まれたことで、日本国内の受講者にとっても麹文化の客観的な価値や海外展開の可能性を再発見する、新しい視点での学びの場となりました。
満足度平均4.56/5を達成。思考とアウトプットを重ねる「参加型ゼミ形式」を採用。
本プログラムでは、一方的な講義形式にとどまらず、受講生との意見交換を取り入れながら、学んだ知識を実践につなげる「参加型ゼミ形式」を採用しました。全6回の講義では、29代当主の村井三左衛門自らが講師を担当。麹・種麹の基礎から、文化・歴史、生物学的特性、各種発酵食品への応用、国際的な動向までを多角的に解説しました。さらに、毎回のレポート課題に加え、最終回には実務を想定した「商品企画プレゼン(成果発表会)」を実施。学んだ知識を自ら考え、文章や資料として言語化し、発表するアウトプットの機会を設けました。
こうした「学ぶ」「自ら考える」「アウトプットする」「他者の視点に触れる」というプロセスを繰り返すことで、受講者が主体的に学び、知識を自分自身の仕事や活動と結びつけて考える場をつくりました。修了後アンケート(回答者16名)では、プログラム全体への満足度は5段階評価で平均4.56となり、回答者全員が「4」または「5」と回答しました。
受講者からは、課題を通じて自ら考える機会が得られたことや、異なる職種・地域で活動する受講者の考え方や経験に触れられたことを評価する声が寄せられました。講師から知識を得るだけでなく、受講者同士の多様な視点を共有する設計が、学びの深まりや、その後の実践につなげる意欲を高めることにつながりました。
知識・説明力が向上し、実務での活用にも手応え。回答者全員が各項目で「向上」を実感。
修了後アンケートでは、受講前後の変化について、回答者16名全員(100%)が「麹に関する知識が向上した」と回答しました。さらに、実務や情報発信への活用につながる以下の各項目においても、全員が向上を実感しています。- 麹について人に説明する自信:16名全員が向上
- 麹や発酵を多角的に考える力:16名全員が向上
- 仕事や活動に麹の知識を活かす自信:16名全員が向上
- 麹を使った商品・サービス・企画を考える自信:16名全員が向上
- 新しいことに挑戦してみようという意欲:16名全員が向上
また、「自身の考え方や仕事・活動への向き合い方に変化があったか」という質問に対しても、回答者全員が「少し変化があった」「変化があった」「大きな変化があった」のいずれかを選択しました。
自由記述では、学んだ内容を料理教室や発酵講座に取り入れる、新たにSNSでの情報発信を始める、麹を活用した商品・サービスの開発や試作に取り組むなど、それぞれの仕事や活動の中で学びを具体化する動きが報告されています。
こうした結果から、知識の習得にとどまらず、毎回の課題や成果発表を通じて「得た知識を自分ならどう活かすか」を繰り返し考えるプログラム設計が、受講後の具体的な行動や新たな挑戦への意欲向上へつながっていることが伺えます。
開催概要
※2026年の実施期間は終了しています。■開催期間(全6回)

■募集要項
- 受講資格:麹検定2級合格者
- 受講料:55,000円(税込)
- 定員:20名
- 形式:Zoom オンライン講座(アーカイブ視聴あり)
- 麹検定公式サイト:https://koji-kentei.jp/※2026年時点での情報であり、募集要項は今後変更になる可能性があります。
会社概要

・株式会社糀屋三左衛門 (https://kojiyasanzaemon.store/)
・代表取締役社長:村井 三左衛門
・所在地:愛知県豊橋市牟呂町内田111-1
・事業内容:
・種麹、麹製品、醸造関係資材の製造・販売
・麹・発酵技術を活用した商品開発
・麹検定の運営・開催
・KOJI THE KITCHENの企画・運営
室町時代創業の種麹メーカー。創業以来、麹づくりのもととなる種麹(麹菌)を全国3,000社以上、40カ国以上の醸造を中心とするメーカーに供給。日本独自の「麹文化」を後世に継承していくためのデザイン経営を取り入れ、2021年に立ち上げた新規事業「KOJI THE KITCHEN」プロジェクトでは、麹を学び、美味しさを味わうためのイベントを随時開催している。









