白鶴酒造株式会社は、2026年9月17日(木)と18日(金)に独自開発酒米「白鶴錦(はくつるにしき)」についての意見交換会「白鶴錦 蔵元の集い2026」を開催しました。
「白鶴錦」はその優れた品種特性が高く評価され、2012年に株式会社はせがわ酒店の長谷川浩一社長のご紹介により、高木酒造株式会社1蔵への供給からはじまりました。年々その輪が広がり、現在は当社に加えて全国12の酒蔵(合計13社)で使用されています。このたび、これらの酒蔵のうち10社が集まり、話題提供、2026年の白鶴錦の栽培状況、2025年度の醸造結果、きき酒結果について情報共有と意見交換を行いました。9年目となる今回は、木屋正酒造株式会社のご厚意により、初めて三重県名張市での開催となりました。
本会は、白鶴錦を使用する蔵元同士が情報交換を行うことで、栽培技術や醸造技術の向上につなげることを目的としています。今後も、みなさまに美味しいお酒をお届けできるよう、白鶴錦の生産者様、使用酒蔵様、関係者様にもご協力をいただきながら、さらなる酒米品質の向上と酒質の向上に取り組んでまいります。

△各社の白鶴錦商品の集合写真

△木屋正酒造様のゲストハウス「座」での蔵元の皆様の集合写真
<開催概要>
・意見交換会(2025年度の醸造結果、きき酒結果 ほか)・話題提供
1.株式会社はせがわ酒店の取り組みについて
株式会社はせがわ酒店 取締役 長谷川 ききょう 様
2.三重県酒造組合の取り組みについて
清水清三郎商店株式会社 代表取締役社長 清水 慎一郎 様
・2026年白鶴錦の栽培状況と活動報告について
JA兵庫西佐用営農生活センター 副センター長 小寺 悟司 様
・2026年度の日本酒原料米をめぐる状況と今後の価格動向について
白鶴酒造株式会社 取締役生産本部長 水谷 仁
<酒蔵と銘柄、蔵元の紹介>

<2026年の「白鶴錦」栽培経過>
高温・多照で生育は概ね順調ですが、7月上旬以降は少雨が続き、出穂は平年よりやや早まっています。今後は高温とカメムシ類への対応、適期刈取りが重要課題のため、JA兵庫西、農家の方とも協力して取り組んでいます。■独自開発酒米「白鶴錦」
白鶴酒造が1995年から交配育種を開始し、2007年に品種登録が受理された山田錦の兄弟米である「白鶴錦」は、現在「超特撰 白鶴 天空 中取り 純米大吟醸 白鶴錦」や「白鶴 翔雲 純米大吟醸 自社栽培白鶴錦」といった当社の高級酒の酒米として使用されており、海外でも高い評価を得ています。また、当社の取り組みを広く知っていただくために銀座にある東京支社屋上の圃場「白鶴銀座天空農園」でも「白鶴錦」の栽培をはじめ、国内外に広く情報発信を行っています。2015年に設立した農業法人「白鶴ファーム」では本格的に自社での栽培も行っています。https://www.hakutsuru.co.jp/community/hakutsurunishiki/

△白鶴銀座天空農園

△白鶴ファーム
■白鶴錦の特徴
栽培特性山田錦に比べて背丈が約10cm短く、芒(ぼう)がある。山田錦と同様に大粒で心白が大きい。
形状・構造
山田錦が楕円で、白鶴錦が正円に近く、断面の空洞は山田錦の2/3程度。雑味のもととなるアミノ酸が少ない。
醸造特性
山田錦と同様に麹菌が米内部までよく破精こむが、形状の違いからか、白鶴錦の米麹は甘み成分である糖組成に違いがある。
遺伝特性
白鶴錦のでんぷんの遺伝子型は山田錦と比べて59箇所中7箇所に違いがあることが分かった。両親はほぼ同じと考えると白鶴錦は父寄り、山田錦は母寄りである。心白の発現に関わる遺伝子にも違いがあると分かり、心白の形が違うことはこれに起因する。
【一般のお客様からのお問い合わせ先】
白鶴酒造株式会社 お客様相談室
TEL:078-856-7190(休祝日を除く月~金 9:00~17:00)
白鶴ホームページ:https://www.hakutsuru.co.jp/customer/
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