ファームノート、牧場データをAIエージェントから扱える「Farmnote MCP」を開発

掲載日: 2026年07月16日 /提供:ファームノート

牛群管理システムとして世界初※。“Work with Farmnote AI” の実践として自社牧場でAIを主軸とした牧場経営を実証。プレビュー版の提供開始

株式会社ファームノート(本社:北海道帯広市、代表取締役CEO:小林晋也、以下ファームノート)は、クラウド牛群管理システム「Farmnote Cloud」に蓄積された牧場データを、AIエージェントがオープンな標準規格「MCP(Model Context Protocol)」を介して扱えるようにする仕組み「Farmnote MCP」を開発しました。

MCPは、主要なAIが対応を進めるオープンな業界標準です。牛群管理システムがこれに対応した事例は、商用サービスとして世界で初めての取り組みとなります(※当社調べ)。

ファームノートはこれを「Work with Farmnote AI」の実践と位置づけ、まず自社牧場(運営:株式会社ファームノートデーリィプラットフォーム〈北海道中標津町〉、以下FDP)で実証を進めるとともに、プレビュー版の提供を順次開始しています。

Farmnote MCPとは

MCPは、AIエージェントと、外部のシステムやデータを安全に接続するためのオープンな標準規格です。「AIのUSB-C」とも呼ばれ、サービスごとに個別の作り込みをしなくても、さまざまなAIから同じように接続できます。

今回開発したFarmnote MCPは、ChatGPTやClaudeなどから直接Farmnote Cloudの牧場データにアクセスできるようにするものです。これにより、Farmnote Cloudの画面を操作しなくても、使い慣れたAIから自らの牧場のデータを参照・分析できるようになります。

Farmnote MCPが意味を持つのは、こうして現場で積み上げてきたデータがあるからこそです。「Farmnote Cloud」は全国約2,000戸の牧場に導入され、牛約38万頭分のデータが蓄積されています。「AIを使う」こと自体が目的ではなく、確かなデータをAIが正しく扱えることに本質があります。

Farmnote MCPの活用事例

これまで画面操作や知識が必要だった分析を、AIとの対話によって行うことができるようになります。実証では、次のような活用が始まっています。

・注意すべき牛の抽出(例:「今週、繁殖で注意すべき牛は?」とAIに尋ねる)
・日次・週次レポートの自動作成
・お客様ご自身による独自ダッシュボード・アプリの作成

実際に、Farmnote Cloudをご利用の日昭牧場(掲載許諾済)では、Farmnote MCPを介してAIと対話しながら、乳量・繁殖・分娩・販売から現場用サイネージまで、経営の各領域のダッシュボードをご自身で作り上げています。

日昭牧場が自作した現場用デジタルサイネージ(乳量サマリー)。搾乳牛628頭・全体平均乳量39.1kg/頭などを、毎朝の共有に活用。


同牧場がAIとの対話で自作したダッシュボード群(群別乳量・分娩予定・販売実績ほか)。経営の各領域に及ぶ。

「世界の農業の頭脳」のコア技術「Farmnote Intelligence」とその実践

ファームノートは2025年11月に発表した「Farmnote Cloud Platform V3」で「Work with Farmnote AI」を掲げ、AIと共に働く経営の方向性を示しました。その後のAIの飛躍的な性能向上を受け、AIが牧場経営の深部まで入り込み経営を支える「デジタルAI経営基盤」として「Farmnote Intelligence」を開発し、自社牧場での実用化を進めています。


酪農家 ? AIエージェント ? Farmnote MCP ? 牧場データ。全体を束ねる構想が「Farmnote Intelligence(司令塔)」。

今回のFarmnote MCPはお客様のAI経営化をサポートするための第一歩として、蓄積された牧場データをAIが活用するための「入口」にあたります。Farmnote Intelligenceについては、後掲の動画で代表・小林が語っています。

プレビュー版(β)の提供と今後

Farmnote MCPは現在、一部のお客様にプレビュー版として限定的に提供しています。活用パターンを見極めながら、正式な製品提供に向けて準備を進め、得られた成果はあらためてお伝えします。提供時期・料金は未定です。

プレビュー版の利用をご希望の方は、お問い合わせフォーム(https://farmnote.jp/inquiry/)よりご連絡ください。提供先は順次ご案内します(お申し込みが直ちに利用開始を保証するものではありません)。

Farmnote MCP/Farmnote Intelligenceはこちらの動画をご覧ください

https://www.youtube.com/watch?v=aqutSnAjK9A



【関連リリース】
・2025年11月 AIが酪農経営を変革するプラットフォーム「Farmnote Cloud Platform V3」を発表 https://corp.farmnote.com/news/20251203/858/

※ 当社調べ。2026年7月時点で公開されている情報(各社Webサイト・プレスリリース・APIドキュメント・公式MCPレジストリ等)に基づく。牛群管理システムを提供する国内外の主要事業者について、MCP対応の公表を確認できた事例は当社を除きありませんでした。

本リリースに関する報道関係者からのお問い合わせ
株式会社ファームノート 広報 執行役員CCO 細田 薫
Email:pr@farmnote.jp / TEL:0155-67-6911(代表)

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