【竹原市・三原市・尾道市とJR西日本の関係人口創出に関する協定】せとうちファンづくりプロジェクト × おてつたび農業に興味のある方と地域…

掲載日: 2022年03月17日 /提供:西日本旅客鉄道


2022年3月17日
せとうちファンづくり協定
三原市
西 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社
株 式 会 社 お て つ た び
広島中央農業協同組合

【竹原市・三原市・尾道市と JR 西日本の関係人口創出に関する協定】
せとうちファンづくりプロジェクト × おてつたび
農業に興味のある方と地域の農家とのマッチングを JA と連携し、
農業を知る・経験する・相談する機会を作ります


「せとうちファンづくりプロジェクト」では、株式会社おてつたび(以下、おてつたび)と連携し、人手不足に悩む地域の農家と地域・農業に興味のある方とをマッチングさせることで農家の担い手不足の解消に努めつつ、おてつたびで訪れた方がその地域のファンになっていただくことを目指しています。

今回、三原市大和町にておてつたび、広島中央農業協同組合(以下、JA 広島中央)と連携し、地域の農業に興味を持つ方を対象としたマッチングを行い、仕事としての農業を経験するとともに、地域の農家や JA 広島中央との交流の機会を提供することで、担い手不足の解消と農業への関心を高めるきっかけ作りに取り組みます。

1 開催概要

企 画 名:三原市大和町でいちごの収穫・販売と果樹(なし・さくらんぼ)の摘果のお手伝い
募 集 先:果実の森公園(〒729-1211 広島県三原市大和町大草 75-28)
実施期間:4 月 17 日(日)~4 月 23 日(土)
募集開始:3 月 17 日(木)
細:https://otetsutabi.com/plans/985

2 モデル構築の背景

●自然豊かな大和町は標高340~570㍍にあり、昼夜の寒暖差を生かした農業が盛んです。米、はとむぎ、レンコン、白ネギ、大和いも、桃、イチゴ、ホウレンソウなど特産品が豊富で、JA 広島中央管内でも農作物の販売高が最も高い地域です。

一方、人口は 10 年前に約 6400 人でしたが、現在は約 5000 人と、2 割減少しており、また 65 歳以上が半数超を占めるなど、人口減少・高齢化が進み、農業の担い手不足も深刻化しています。

●おてつたび登録者の 60%が農業に興味があると回答しているように農業への関心度は高まっていますが、気軽に一歩目を踏み出す機会がまだまだ少ないです。そういった方が、おてつたびでのお手伝いを通じ、農家の仕事を知る・経験する機会を提供することで、農業に一歩踏み出せるきっかけとなることを期待しています。

3 モデルの特徴

(1)JA 広島中央との連携による地域一体となった取り組み
・ おてつたびの登録や参加者とのチャットでのやり取りなど JA 広島中央が農家をサポート
・ JA 広島中央から地域農家に向けて本取り組みの情報を発信し、おてつたびの魅力を訴求

(2)農業について知る機会の提供
・ JA 広島中央や大和町の農家の方との大和町の農業をテーマとした交流会を実施
・ 農業に関する相談などは JA 広島中央でサポート

4 取り組み実施の狙い

(1)JA 広島中央
JA 広島中央は就農の相談や支援などを行い、新規就農者を育成しています。大和町で U ターン・I ターン就農する若者も徐々に増えていますが、この取り組みで県内外の多くの人に大和町と農業の魅力を知ってもらい、就農に結び付けることで農業振興、地域活性化を図っていきます。

(2)三原市
三原市では,人口減少・少子高齢化が進む中において、関係人口が増えることによる地域の賑わいや課題解決を目指し、様々な施策に積極的に取り組んできました。このたびの企画は、JA広島中央と農家の協力のもと、新規就農を視野に入れたものであり、取り組みの成果に期待しています。引き続き、関係機関と連携しながら、効果的な取り組みを展開していきます。

(3)JR 西日本
JR 西日本は、
「人々が出会い、笑顔が生まれる、安全で豊かな社会」の実現に向け、人と人との出会
いやつながり、地域同士の結びつきから生まれる価値の最大化に取り組んでおります。今回の取り組みにおいては、JA 広島中央、三原市、おてつたびと地域内外のパートナーを結び付けることにより、農業の担い手不足という地域課題を関わりしろに地域・農業に関心のある方をマッチングさせることで、地域のファンを創出し、繰り返し訪れたくなる地域づくりを地域と共に進めていきます。

(4)おてつたび

おてつたびは、お手伝いを通じて普段触れる機会が少ない産業や地域に関わり、地域のファン(関係人口)になって欲しいという想いで運営している関係人口創出に強みを持ったマッチングサービスです。農業に興味を持っている方は多いですが、一歩目を踏み出すカジュアルな機会がまだまだ少ないと感じています。JA 広島中央、三原市、JR 西日本にご協力いただきながら、農業や地域に興味がある方が一歩踏み出せる場をつくり、もう少し深く関わりたいと思った方は就農を含めた活躍できる機会を創出できるようになりたいと考えています。

5 今後の展開

せとうちファンづくりプロジェクトでは、上記モデルを竹原市、三原市、尾道市の 3 市の他のエリアにも水平展開し、おてつたびを通じた農業の担い手不足解消をきっかけとした、せとうち地域のファンづくりの取り組みを進め、繰り返し訪れる仕組みづくりを進めてまいります。

6 連携事業者概要

(1)株式会社おてつたび 会社名 :株式会社おてつたび 代表者 :代表取締役 CEO 永岡里菜 所在地 :〒151-0053 東京都渋谷区代々木3丁目31-12 設立 :2018 年 7 月 URL https://otetsutabi.com/

(2)広島中央農業協同組合 組織名 :広島中央農業協同組合 代表者 :代表理事組合長 河野孝行 所在地 :〒739-0015 広島県東広島市西条栄町 10-35設立 :1997 年 4 月 URL http://www.ja-hirochu.or.jp/

【参考】

■ せとうちファンづくりプロジェクトとは

瀬戸内の中心に位置する「竹原市、三原市、尾道市」の3 市と西日本旅客鉄道株式会社(以下、「JR西日本」)が、地域外からの多様なファンづくりと、様々な形での地域との関係性を強化する取り組みを通じ、地域の課題解決につなげることをめざしています。

■ おてつたびとは

「おてつたび」は、日本各地の素敵な地域へ行く人が増えて欲しいという想いから生まれたサービスであり、地域の短期的・季節的な人手不足を中心とした困りごとをお手伝いする事により、報酬を得ながら旅行をする事が可能なため、行きたかった地域に行く際、ボトルネックになりがちな旅費を軽減する事が可能。現在、応募倍率は 3 倍~5 倍と非常に注目を集めております。また、お手伝いを通じて地域の方と関係性ができ再び同じ地域へ訪れる参加者も増えており、関係人口拡大の一助を担っています。

概要資料

せとうちファンづくりプロジェクトについて

1 主旨

瀬戸内の中心に位置する「竹原市,三原市,尾道市」の3市が,JR 西日本と連携(令和 3年 3 月 23 日協定締結)し,せとうちの資源・魅力,課題を活かし,地域外からの多様なファンづくり(=関係人口創出)と,様々な形での地域との関係性を強化する取り組みにより,地域の課題解決につなげることをめざします。

※連携して取り組む地域課題解決とは 各々では解決が難しい課題や効果が小さい取組,持続性に欠ける取組などに対して,これまで以上に垣根を越えた連携を図っていくものです。

2 3市とJR西日本の役割

(1)3市 関係人口への期待や必要性,関係人口が地域にもたらすメリット等を地域に知らせる。

具体的なつながりをつくり,外部人材と地域をつなげ関係人口を拡大する。

(2)JR西日本 地域と関係人口のつながりを創出するため,広域的な範囲で人や事業者を,3市をはじめとした地域へつなげ,拡げる。

3 事業プロセスデザイン

段階に応じた取組により,地域外の方との継続的な関わりを持つ機会を創出します。

4 関係人口を創出する仕組み

地域外の方との継続的な関わりを生み出す仕組みとして,様々な地域課題とそれに関心を持つターゲットをマッチングするノウハウを持つ事業パートナーと連携し,地域課題の解決を通じ,その地域の魅力に触れて感じて頂くことで地域のファンを創出していきます。

まずは,令和2年度の三原市での関係人口創出事業で連携した3社と実践し,仕組みの充実と拡大を図っていきます。

5 今後の展開

上記の取り組みを竹原市と尾道市にも展開し,地域の特性に応じた様々な課題を3市とJR西日本に加え,市民や様々な団体・企業などと連携して課題解決を図り,せとうちエリアの魅力を感じて頂くことで地域のファンづくりを進め,拡大していきます。

また,将来的には竹原市,三原市,尾道市の3市だけではなく,広域的な範囲でこの取組の輪をさらに広げていきたいと考えております。

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