6者連携「プラリレープロジェクト」、回収キャップを再資源化カスミ鹿嶋スタジアム店にてリサイクルキャップを採用したドレッシング3種を数量限定販売…

掲載日: 2026年04月22日 /提供:東洋製罐グループホールディングス

~4月22日(水)より店頭販売開始~

茨城県鹿嶋市(市長:田口伸一)、リファインバース株式会社(代表取締役社長:越智晶 本社:東京都千代田区)、三菱ケミカル株式会社(代表取締役社長:筑本学 本社:東京都千代田区)、東洋製罐グループホールディングス株式会社(代表取締役社長:中村琢司 本社:東京都品川区)、キユーピー株式会社(代表取締役社長執行役員:高宮満 本社:東京都渋谷区)、株式会社カスミ(代表取締役社長:折本文孝 本社:茨城県つくば市)の6者は、プラスチック容器の循環を目指す「プラリレープロジェクト」において、2025年9月~2025年11月に茨城県鹿嶋市内で回収したドレッシングキャップおよびペットボトルキャップを破砕・油化・樹脂化※1を経て再資源化し、その再生材を用いて成形したキャップを採用したドレッシング製品を数量限定で販売します。これにより、回収から再商品化・販売までの循環サイクルを実現しました。※2

今回再生されたキャップを採用した対象製品は、キユーピー「深煎りごまドレッシング」、「シーザーサラダドレッシング」、「テイスティドレッシング黒酢たまねぎ」の3種で、いずれも限定100本ずつとなります。販売は4月22日(水)より、カスミ鹿嶋スタジアム店サービスカウンター横の「プラリレー特設棚」にて開始します。※3

プラリレー特設棚と田口 鹿嶋市長(左)、カスミ 伊神 執行役員(右)

※1:三菱ケミカルグループの日本ポリプロ・日本ポリエチレンにてPP(ポリプロピレン)・PE(ポリエチレン)に樹脂化
※2:本取り組みはマスバランス方式を採用。マスバランス方式とは、石油由来の原料とケミカルリサイクル原料を混ぜて製品をつくる際に、リサイクル材の投入量に応じて、製品の一部にその性質を割り当てる手法。
※3:特設棚にはプラリレーステッカーを貼った対象製品を陳列します(通常棚には陳列されません)。販売本数や期間、販売場所は予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。



■対象商品:
1.キユーピー 深煎りごまドレッシング 180ml
2.キユーピー シーザーサラダドレッシング 180ml
3.キユーピー テイスティドレッシング 黒酢たまねぎ 210ml
(1.2.はキャップ内側の中栓、3.は外側のキャップに再生材を使用)
■参考小売価格、賞味期間:
通常品と同じ
■販売開始時期・場所:
2026年4月22日(水)からカスミ鹿嶋スタジアム店サービスカウンター横のプラリレー特設棚にて数量限定で販売(各100本)



プラリレープロジェクトについて
本プロジェクトは、茨城県内におけるプラスチック容器の循環を目的として、同県鹿嶋市を含む6者間で、2025年2月に締結された包括連携協定に基づき、6者それぞれがプラスチックをリレー形式で繋いでいく実証実験プロジェクトです。これまで主に焼却・廃棄されてきた使用済みプラスチック(ドレッシングキャップ・ペットボトルキャップ)に対し、新たなソリューションとなるケミカルリサイクル※4を用いて、このたび食品用容器における再生材の採用を実現。県内で回収から再製品化までのサイクルを完結させたことで、地域型資源循環のモデルケースとなることを目指します。

※4:化学的な分解工程によって油、ガス、原料へ戻すリサイクル方法。ドレッシングキャップやペットボトルキャップ等の使用済みプラスチックは、油やガス、モノマーといった化学原料に戻して再資源化することが可能です。




これまでのプロジェクトの取り組みと成果
2025年2月のプロジェクト発足以来、6者でプラスチック資源循環の課題と対応策を協議してきました。具体的には、市民の皆さんに適切な分別回収を行っていただくためにどのように啓発・喚起していくのかという「回収の課題」と、集めた資源を再製品化するにあたり回収品の状態・条件の適否を検証する「再生の課題」について、各社において以下の取り組みを実施しました。


(1)「回収の課題」に関する取り組み:
ケミカルリサイクルにおいて、重要なのは資源を分別して集めることです。プラスチックの中でもPE(ポリエチレン)やPP(ポリプロピレン)などリサイクルに適している素材がある一方で、適していないものとして塩化ビニルや、異なる樹脂やフィルムが重ね合わせられた複合素材、金属やガラスなどプラスチック以外の他素材が含まれるものなど、見た目だけでは分解が困難な製品もあります。これらの素材が混ざるとプラスチックを再生することは困難になります。また、著しく汚れが付着したプラスチックは、カビなどの菌や虫などが混入するリスクも高くなります。中間処理においてこれらを分別したり洗浄したりすることは、コスト増にもつながるため、可能な限り家庭や事業所から回収する段階で分別することが望ましいです。そこで本プロジェクトでは、以下4つの取り組みを行いました。

1 鹿嶋市立高松中学校にて、分別ワークショップの実施
2 鹿嶋市の小中学校向けに、オンライン授業(鹿嶋っ子環境教室)の実施
3 鹿嶋市の小中学校14校で、ドレッシングキャップおよびペットボトルキャップの回収
4 カスミ鹿嶋スタジアム店にて、ドレッシングキャップの店頭回収








高松中学校での分別ワークショップでは、生徒たちがご家庭で集めたプラスチックごみを、PE、PP、PET(ペット)、PS(ポリスチレン)、複合素材、その他の6種類に分別しました。見た目が同じような容器でも、用途や製造方法、流通条件等によって素材が異なることも多く、素材の表示がない製品もあり、自分たちの手で分別することによってプラスチックに対する理解が深まったとの声が多く聞かれました。また、作り手側も「分別する側は何がわかりづらいのか?」といったユーザーの声を聴き、表示の工夫や捨てる時を考えた製造方法など、業界横断で取り組むべき課題を再認識しました。ワークショップの詳細は鹿嶋市のページをご覧ください。
https://city.kashima.ibaraki.jp/site/kashimaphoto/89296.html


(左)大野中学校における回収の様子

(右)カスミ鹿嶋スタジアム店における回収の様子

2025年9月~11月まで小中学校で集めたペットボトルキャップ、同校およびカスミ鹿嶋スタジアム店で回収したドレッシングキャップの総量は8.8kgとなり、成分調査の上、三菱ケミカル株式会社のリサイクルプラントへ投入しました。

(2)「再生の課題」に関する取り組み:
今回利用したプラスチック資源は、鹿嶋市内の小中学校およびカスミ鹿嶋スタジアム店にて回収し、各家庭で綺麗に洗浄された状態が良好のものでした。そのため、回収した資源については全量を問題なくリサイクルにまわすことができました。
一方で、高松中学校とのワークショップで得られた考察として、素材のコンタミネーションや汚れが想定されるため、今後はまず初期段階としてペットボトルキャップのような同一素材かつ回収拠点の多い資源や、二次包装※5などの汚れが付着しにくいプラスチック資源を対象に回収と再生を行うといった、段階的な実証実験が必要と考えています。

※5:直接中身に触れない外装などの包装容器

今後に向けて
プラリレープロジェクト発足の目的は、特定地域内でのクローズドループを実現するための座組を確立し、一連の循環サイクルを回すことでした。今回、茨城県内で回収した資源を再製品化して販売するまでのプロセスを完遂することができたのは、大きな成果です。今後は、啓発・回収・再生・製品化・販売というプロセスを実施する中で見えてきた課題や、関係者からの声を「プラスチック容器の循環に関する検証レポート」として取りまとめる予定です。
また、今後の活動方針については、引き続きプロジェクト関係者で協議を継続していきます。プラスチックの循環と持続可能なくらしの実現に向け、今後も6者はそれぞれの役割を果たし、活動を推進していきます。

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