アサヒグループの東北地区3工場で購入する電力を12月から再生可能エネルギーに切り替え。国内33工場のうち21工場に拡大

掲載日: 2021年11月24日 /提供:アサヒグループホールディングス

アサヒビール福島工場

2021年11月24日

アサヒグループホールディングス株式会社

アサヒグループホールディングス株式会社(本社 東京、社長 勝木敦志)は、12月1日からアサヒビール福島工場、ニッカウヰスキー仙台工場宮城峡蒸溜所、ニッカウヰスキー弘前工場の東北地区3工場の購入電力を再生可能エネルギーに切り替えます。

アサヒグループの国内工場では2021年4月に関東・関西地区の18工場※1ですでに切り替えが終了しており、今回で合計21工場となります。これにより国内のアサヒグループ全生産拠点の購入電力は約54%(143GWh)まで再エネ化が進み、CO2は年間で6.7万t削減されます。「RE100」※2「アサヒカーボンゼロ」※3の達成に向け取り組みを加速し、2025年までに国内全拠点での購入電力の再エネ化を目指します。また、海外を含めた生産拠点では2025年までに全70工場のうち9割となる64工場で再エネ化が進む見込みです。

アサヒビール福島工場

ニッカウヰスキー仙台工場宮城峡蒸溜所

東北地区の再生可能エネルギーは、東北電力株式会社を通じて購入します。購入する電力は東北6県、新潟県に所在する再生可能エネルギー発電所(水力・地熱)で発電された、環境価値(非化石証書※4)と電気価値が一体となったものです。

アサヒグループでは、グループ理念“Asahi Group Philosophy”の行動指針の一つとして「事業を通じた持続可能な社会への貢献」を掲げています。また「アサヒグループ環境ビジョン2050」では、気候変動への対応としてCO2排出量削減の中長期目標「アサヒカーボンゼロ」を設定し、2050年までにCO2排出量をゼロとすることを目指しています。
「アサヒカーボンゼロ」の達成に向けては、国内外の製造拠点における再生可能エネルギーの積極的な活用や、製造工程の見直し、物流の効率化などによる省エネルギーの推進にグループ全体で取り組んでいます。また、排水由来のバイオメタンガスを利用した燃料電池による発電システムやCO2分離回収試験装置を導入した実証試験などにも取り組み、研究開発も積極的に推進しています。
2020年10月に国内飲料業界として初めて「RE100」に参画したことに加え、「アサヒカーボンゼロ」の目標については、SBT(Science Based Targets)イニシアチブ から1.5℃目標※5の認定を取得しました。

アサヒグループは、「自然の恵み」を享受しながら事業を営む企業として、様々な環境課題に対し積極的な取り組みを推進していくことで「自然の恵み」を次世代に引き継ぐことを目指します。

1 アサヒビール株式会社:茨城・神奈川・吹田工場、ニッカウヰスキー株式会社:栃木・柏・西宮工場、アサヒ飲料株式会社:群馬・富士山・富士吉田・明石・六甲工場、アサヒグループ食品株式会社:茨城・栃木さくら・栃木小金井・大阪工場、アサヒビールモルト株式会社:小金井・野洲工場、アサヒバイオサイクル株式会社:群馬工場

2 事業活動で使用する電力を2050年までに100%再生可能エネルギーにすることを目指す国際的なイニシアチブ。

3 アサヒグループのCO2排出量削減の中長期目標で、2050年にScope1,2及びScope3にてCO2排出量ゼロを目指す取り組み。2030年目標はScope1,2でCO2排出量50%削減(2019年比)、Scope3 でCO2排出量30%削減(2019年比)。

4 太陽光、水力、地熱などの非化石電源により発電された電気について、非化石電源由来であることの価値を証書の形にしたものです。

5 温室効果ガスの増加による問題を解決するため、CDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)、国連グローバル・コンパクト、世界資源研究所(WRI)、 世界自然保護基金(WWF)が設立した共同イニシアチブ。企業に対し、気候変動による世界の平均気温の上昇を、産業革命前と比べ1.5℃に抑えるという目標に向けて、科学的知見と整合した削減目標を設定することを推進しています。

2021年9月 陸稲風景

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