令和3年7月 30 日
医療施設等における病者向け食品の利用実態等に関する調査結果
1.背景と目的
超高齢社会の進展に鑑み、在宅療養における食生活支援への更なる寄与に向けて、特別用途食品制度の一層の活用方策を検討する必要がある。
一方、医療施設等においては、各種疾患の食事療法や治療効果を高めるなど栄養状態の維持・改善を目的に、病者向けの栄養素等を調整した加工食品が活用されている。こうした加工食品は、臨床栄養管理において重要な役割を果たしていると推測されるが、その利用実態については不明確な状況にある。
これを踏まえ、本事業では、特別用途食品制度の一層の活用を図る観点から、医療施設等における栄養素等を調整した加工食品の利用実態を調査した。
2.事業内容と調査項目
公益社団法人 日本栄養士会の会員所属の医療施設等において利用されている栄養素等を調整した加工食品の利用実態調査(令和2年 12 月 18 日~令和3年1月 25 日)を行った。調査項目は、利用している製品、用途・適応疾患(対象者)等とした。
3.結果
全国の430施設に調査を依頼したところ、253施設※から4,930件(49社、492品)の栄養素等を調整した加工食品の利用実態の回答が得られた。なお、利用している製品については、4類の食品グループに区分した。
※回答のあった 260 施設から、調査対象食品を使用していないと回答した5施設及び施設名の記載のない2施設を除いた施設数。
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/information/research/2020/assets/food_labeling_cms206_20210730_01.pdf