「サステナブルな旅アワード」広報事務局 2026年1月26日

観光庁は1月22日、第3回「サステナブルな旅アワード」の表彰式を都内で開催しました。大賞を受賞した一般社団法人富山県西部観光社 水と匠(砺波市・南砺市)の「カイニョお手入れツアー~次世代へ紡ぐ、散居村保全と循環型社会の再生~」など10団体が受賞しました。表彰式には村田茂樹観光庁長官が出席し、各受賞者に記念の賞状を手渡しました。
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村田観光庁長官「高付加価値な旅行商品の提供とビジネスモデルへの変革」
村田長官は挨拶で、「本アワードは、持続可能な観光に取り組む地域、コンテンツ、施設など、地域全体の好循環なしくみづくりのモデルを拾い上げるとともに、業界内での横展開を図ることを目的としております。旅行業者と地域の多様な関係者との連携を強化し、わが国の自然、文化など、その土地ならではの魅力を活かした旅行商品の造成や販売を促進することで、旅行業者が観光地の持続可能性を支えるための取り組みを牽引していくことを期待しています」と語り、受賞した10団体を称えました。

※写真=観光庁 村田茂樹長官
大賞受賞の水と匠「先人の知恵を未来につなげる」
大賞を受賞した一般社団法人富山県西部観光社 水と匠の林口砂里プロデューサーは、「この度は大変栄誉ある賞を賜りまして、誠にありがとうございます。私たちにとって観光はあくまでも手段であって、目的は自分たちの地域の持続可能性や活性化です。散居村という先人が残してくれた貴重な資源を、CO2の吸収や防災・減災、生物多様性を保つエコシステムとして、先人の知恵を未来の方にもつないでいけるよう取り組んでおります。継続的な活動を通じて地域の方の意識が変わっていくことが何より嬉しく、今回このような賞を受賞させていただいたことで、私たちの地域の未来に光が差したような思いをしております」と受賞の喜びを語りました。

※写真=村田長官と富山県西部観光社 水と匠の林口砂里プロデューサー

※写真=中央に村田長官と林口氏、左に観光庁 田中賢二審議官、右に小林英俊審査委員長
小林委員長「再生型観光へ、若い人が育つ稼げる商品広がる」
日本のサステナブルツーリズムの水準向上、新たな段階へ
審査委員長の小林英俊北海道大学観光学高等研究センター客員教授は、3回目を迎えた「サステナブルな旅アワード」について総評を行い、「今回の受賞商品からは今までにない3つの大きな特徴が見えてきます。一つ目は、持続可能な循環型社会を目指すしっかりとした経営理念を持つ事業者の増加。観光客が来れば来るほど環境が良くなる仕組みを作る『再生型観光』への進化です。二つ目は、若いIターンやUターン組による新しい感覚での取り組み。10地域中6地域でIターン組、Uターン組が中心メンバーとして活躍しています。三つ目は『稼げる』商品づくりの広がり。関わっている方々がそれぞれ適正な対価を得て、若い人が育つところまでお金を生かす仕組みが明確に出てきました。日本のサステナブルツーリズムがレベルアップして新しい段階に入ったことを感じさせます」と語り、年々、応募商品全体の水準が向上していることを指摘、今回受賞した商品がその中で選ばれたことを強調しました。
大賞を受賞した富山県西部観光社 水と匠の「カイニョお手入れツアー~次世代へ紡ぐ、散居村保全と循環型社会の再生~」については、「継続的な活動が地域住民の意識にも変化をもたらし、地域内外の関係者と共に散居村の保全を考える協議会を立ち上げ、文化庁の重要文化的景観や環境省の自然共生サイトへの認定申請を目指しています。郷土景観保全のための観光を活用した新たな循環する仕組みが少しずつ見えてきています」と高く評価しました。

※写真=総評を行う小林審査委員長
意見交換会で各地域の取り組みを共有、今後の横展開に期待
また、表彰式後には各受賞団体代表、小林審査委員長、出席したメディア関係者による意見交換会が開催されました。意見交換会では、各受賞団体がそれぞれの取り組みの成果や課題を共有し、持続可能な観光推進に向けた活発な議論が交わされました。地域資源の活用方法や、地域住民との協働の重要性、適正対価の設定など、実践的な知見が交換され、参加者からは「他地域の取り組みから多くの学びを得られた」との声が聞かれ、今後のサステナブルツーリズムの横展開に期待が高まりました。

※写真=第3回サステナブルな旅アワード受賞団体代表と観光庁、審査委員会関係者による記念撮影
【受賞団体】
○大賞団体名:一般社団法人富山県西部観光社 水と匠/富山県砺波市・南砺市
商品名:カイニョお手入れツアー~次世代へ紡ぐ、散居村保全と循環型社会の再生~
○準大賞
団体名:株式会社BASE TRES/静岡県松崎町
商品名:伊豆半島の森と海とを循環させる、リジェネラティブ・ガストロノミーツアー。
○地域未来賞(3件)
団体名:株式会社鮎里ホテル(清流山水花あゆの里)/熊本県人吉市
商品名:The Best of Kuma Valley 人吉球磨を巡る特別な旅
団体名:株式会社エルボスケ・鳥取県八頭町/鳥取県八頭町
商品名:地域と連携、季節毎に里山の自然を探究するシリーズ
春編:希少な野鳥観察、夏編:多様な生物に出会う探究学習、
秋編:地域農業生産者と連携したアグリツーリズム
団体名:Inaka Travel Akita(株式会社遊名人)/秋田県仙北市
商品名:角館半日ツアー~職人と文化と食を巡る旅~
○特別賞(5件)
団体名:一般社団法人十日町市観光協会/新潟県十日町市
商品名:十日町縄文ツアーズ
団体名:一般社団法人NELCrew/三重県明和町
商品名:祓川ワンダーカヤック:生命あふれる奇跡の祓川で学ぶ時空を超えて自然とつながる旅
団体名:株式会社南信州観光公社/長野県飯田市
商品名:南信州こだわりの旅
団体名:一般社団法人明和観光商社/三重県明和町
商品名:革新する和紙を使った伝統工芸 伊勢志摩擬革紙クラフト体験
団体名:一般社団法人明和観光商社/三重県明和町
商品名:「一日氏子」体験~神様と地域を支える一員になる特別な一日~
表彰式の様子は、後日ウェブサイトにて公開予定です。
※第3回サステナブルな旅アワード受賞商品の詳細は観光庁ウェブサイトをご参照ください。
※本件に関するお問合せ先
「サステナブルな旅アワード」プロモーション担当(株式会社ツーリズム総合研究所 内)
担当:石原・盛武
メールアドレス:media@tri-jp.net








