「全国みどりの工場大賞」は、工場立地法の趣旨を踏まえ、工場緑化を推進し工場内外の環境の向上に顕著な功績があった工場や団体及び個人を表彰し、工場緑化の一層の推進を図ることを目的として、昭和57(1982)年に創設された制度です。
株式会社 銀の森コーポレーションは、2018年に岐阜県中津川市にある恵那峡パークカントリークラブ(ゴルフ場)跡地の一部(約23万平米)の土地を買い上げました。
その土地を【銀の森キャンパス】と名付けて2020年より「森づくり」活動を開始、2022年2月には同敷地内に「銀の森キャンパス工場」を竣工。同工場が2023年度の「全国みどりの工場大賞」におきまして、「緑化優良工場等日本緑化センター会長奨励賞」を受賞しました。
銀の森コーポレーションでは、今後とも自然や森との共生を推進し、地域社会や住人とのコミュニケーションを通じて、地域の新たな価値と魅力を創造することで、人と森が共生した社会への貢献に取り組んでまいります。
なお、2024年1月24日、東京都内にて、「全国みどりの工場大賞表彰式」が開催される予定です。
■銀の森コーポレーションの取り組みと主な評価ポイント
1.緑化活動に対する意識の高さ
本工場は、ゴルフ場の跡地の一部で、恵那峡に接する森の端に位置しており、工場からは恵那山を望むことができます。工場等の敷地面積は約28,000平方メートル であるが、所有する隣接した森林は約235,000平方メートル に及びます。
前身企業である株式会社 銀しゃり本舗の食品製造工場においては、2003年に恵那市において、第22回緑化優良工場等表彰(経済産業大臣表彰)を受賞しており、継続的な緑化活動に取り組んでいます。
2.森づくり活動への工夫
2020年より「ゴルフ場跡地を森に戻す」というミッションを掲げ、自然の力を借りて、森をつくっていくパーマカルチャーデザインの技法を取り入れた森づくり活動を開始しました。その内容は、太陽による日射量や水の流れるルート、風の通り道、野生動物の動き、土の状態等を観察し、それをベースとして、具体的な利用方法を考えつつ、土づくりからデザインするという、ひとと自然が共存する手法のもの。外部の専門家の協力や、社員を岐阜県立森林アカデミーへと通わせることで知識を習得させることで、専門的知識を活かした「ひとにも森にもおいしい森づくり」を行っている。
3.地域とのつながり
工場に隣接する銀の森キャンパスにおいては、2018年から地域の幼稚園児、保育園児を招き、同敷地内にてどんぐり拾いを行っています。加えて、拾ったどんぐりから苗木づくりを行い、その苗木を植樹することによって森づくり活動等に活かしていく予定です。
株式会社 銀の森コーポレーションについて
銀の森は創業以来、業務用冷凍食品や冷凍おせちの製造販売をはじめ、和洋菓子の製造、総合公園施設「恵那 銀の森」の運営など様々な形で「食」の可能性を追求してまいりました。
設立50周年を迎えて、第二創業期を迎えた銀の森の新たなプロジェクトは「森づくり」。
食と人と自然を繋げる、食楽創造企業を目指してこれからも食の文化の発展に努めてまいります。
本社・銀の森キャンパス工場所在地
〒509-9132 岐阜県中津川市茄子川112-2
Tel:0573-64-2501 Fax:0573-64-2505
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