日本一海ごみが流れつく「対馬市」の深刻な「海洋プラスチックごみ」問題の現状を広く伝え、世界でも問題になっている海洋ごみ問題に対して、考えるきっかけになってほしいと実現したプロジェクト。メインツリーは冬の海を見守る幻想的なウミテラシや白い波を表現しています。※ウミテラシ(海照らし)とは(モクセイ科/ヒトツバタゴ)天然記念物(国指定)。対馬では国内最大級の3000本が群生している。一斉に咲く白い花が山肌を白く染め、海面に明るく映えることから「ウミテラシ」と呼ばれる。

今年のクリスマスツリーは、深刻な「海洋プラスチックごみ」問題を多くの人たちに知ってほしいと考え、日本一海ごみが流れつく「対馬市」と連携して年間で注目度が高いクリスマスツリーを利用し海洋プラごみ問題の現状を広く伝えていきます。
海のプラスチックごみの量は年々増え続けており、毎年約800万トンのプラスチックごみが海洋に流出しているという試算や、2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えるという試算がされています。世界的な問題となっている海洋ごみ問題に対して、考えるきっかけになればと、企業・団体・個人など多くのご支援をいただきプロジェクトが実現いたしました。
クリスマスツリー点灯式セレモニー
点灯式セレモニーでは、九州を中心としたSDGs活動に携わる団体や学生と連携し、対馬市の海洋プラごみ問題をはじめとした環境問題の情報発信を行ないます。また、対馬出身のアーティストをはじめとしたライブイベントを開催します。
■時間:2022年11月12日(土)午後2時開始(点灯時間は 午後6時)
■場所:エルガーラ・パサージュ広場
■主催:博多大丸 協力 対馬市
■制作協力:日比谷花壇、九州産業大学造形短期大学部
『2022 White Bless Christmas ―冬のウミテラシが願うクリスマスー』コンセプト
私たちは海の恵みや、海での体験などを通して日々癒され、豊かに生活しています。しかし、対馬の海岸に代表されるように、日本各地の海岸に繰り返し漂着し続ける海ごみは私たちの大きな環境問題として解決できていません。幾つもの時代を超えて対馬の海と共存し続けてきた冬に花咲く「ウミテラシ」は、この海ごみ問題を案じ、本来の美しい対馬の海を夢見て、真冬に白く美しい花を咲かせ輝きます。まるで船を見守り導く白い灯台の様に、海ごみ問題解決の道しるべとなり、より一層白く輝き続けるのです。
メインツリーは冬の海を見守る幻想的なウミテラシや白い波を表現。実際に対馬の海で回収した海ごみを使用して、クリスマスツリーのオーナメントを造ります。また、ツリーの周辺には、対馬市の海洋プラスチック
ごみを用いて、学生制作によるサンドアート作品を展示します。サンドアートを通して、海洋プラごみ問題をはじめとした対馬の海の現状、日本の海の現状などを知り、未来の海のために現状を知る場となることを目指します。

海ごみサンドアート
対馬のリサイクル工場や海岸のゴミを目の当たりにし、「この事実を多くの人に伝えたい!」と九州産業大学造形短期大学部の「対馬SDGsミライテラシプロジェクト」として学生7名を中心に海ごみサンドアートを制作しました。
■学生:合田 夢/佐藤あかね/三浦 遙/香月 彩那/徳原 星菜/菖蒲 千花/米田 航(教授 井上 博樹)
■株式会社イングラHIQU DESIGN ディレクター/非常勤講師 野呂 英俊
■デザイナー/OG平川 葵


対馬のグルメ食べ尽くし!「まるっと対馬マルシェ」
行列必至のクエ鍋のご提供や、ガラポン抽選会などイベントも盛りだくさん。対馬の魅力をたっぷり味わえる3日間です。自然豊かな対馬の美味しい産品をぜひお楽しみください。
■会期:2022年11月11日(金)→11月13日(日)午前10時~午後7時 ※最終日は午後6時
■場所:エルガーラ・パサージュ広場



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