新たなワイン産地として注目が高まっている北海道を拠点に、ワイン醸造やワイナリー経営のサポートを行う株式会社JAPAN WineGrowers(本社:北海道札幌市/代表取締役:麿直之)は、積丹スピリット(醸造)、PATTERN PLANNING(原料提供)の協力のもと、北海道のワインジン「HOKKAIDO WINEGIN」を販売いたします。2023年11月1日(水)より、オンラインショップにて数量限定での販売となります。公式販売ページ:https://marowines.base.shop/
料理とのペアリングに新たな選択肢を
ジュニパーベリーのみを原料としたコアジンに加えたのは、ワイン用ブドウの皮と茎から蒸留したボタニカル(植物素材)のみ。3つの要素をかけ合わせるだけの配合ながら、複雑な味わいを表現しています。ブドウのフレッシュな香りが、ジュニパーベリーのクリアな風味と調和。口に含むと、まるでワインのような優雅さとコクが感じられ、後味には北海道の自然あふれる風景から漂うような爽やかさが広がります。
この新感覚のクラフトジンは、そのまま楽しむのはもちろん料理と合わせることで、新しい食体験を生み出してくれるはずです。広く文化が浸透したことにより、ワインにおけるペアリングは多くの人に親しまれるようになりました。赤・白・ロゼ・オレンジといった種類だけでなく、産地や品種、製法などにも関心を持つ人が増えています。そこで私たちが抱いたのは、さらにその可能性を広げることができないかという想い。ワインと料理が生み出す調和を壊すことなく、さらに食事の時間を楽しいものとする選択肢をつくることはできないか。そんな挑戦から「HOKKAIDO WINEGIN」は誕生しました。
現状は限られた本数での販売となりますが、今後は生産数を拡大して、ギフトとしても購入いただけることを目指しています。飲み手に新しい体験を提供し、食の楽しみ方の幅を広げることを目指した本商品は、味わいの深さを追求する料理人の方々やお客さまにもお喜びいただけると信じています。
サスティナブルな原料から生まれた、特別な味わい
「HOKKAIDO WINEGIN」で使用しているワイン用ブドウの?(絞りかす)と茎は、どちらも本来であれば廃棄されてしまうもの。しかしながら、そこにはブドウの豊かな風味が残っています。こうした原料が、ワインのような複雑で奥深い味わいのもととなっているのです。また、ブドウの茎は「北海道 TEA」で使用されているのと同じものです。
北海道TEAとは、ワイン用ブドウを収穫する前に行われる「芽かき」や「除葉」の作業から出る葉や茎を原料とした、ノンアルコール・ノンカフェインのお茶。「土に返されるだけのブドウの葉を何かに活用できないか」というサスティナブルな視点から生まれた商品です。
https://hokkaidotea.jp/
「HOKKAIDO WINEGIN」の試作段階では、様々なボタニカルの取り合わせも検討しました。しかし試飲を重ねた結果、最終的にはブドウの絞りかすと茎のみを使用することに。ブドウが持つ魅力をよりストレートに感じられるように調合しました。
商品概要/ネーミングやデザインに込めた想い
商品名:HOKKAIDO WINEGIN
品目:スピリッツ(ジン)
アルコール度数:45%
容器:500ml瓶
販売開始日:2023年11月1日
価格:8,000円(税別)
◯ネーミングについて
ジンの名称である「HOKKAIDO WINEGIN」には、私たちのまっすぐな想いと強い信念が息づいています。ワイン用ブドウの製造過程で生まれる搾りかすと茎を活用し、未知の味わいを創造することへの挑戦。そして、北海道産の素材にこだわり、その地域の豊かな自然を詰め込み、産地の魅力を広く伝える意欲。さらには、私たちのジンを手に取る人、造る人(この人はどのような人でしょうか?)、そして社会に良い循環を生み出し、貢献するものになってほしいという願いが込められています。
◯デザインについて
ラベルデザインは、ボタニカルのキーとなるブドウの葉をモチーフにしたもの。広がる葉脈のように「HOKKAIDO WINEGIN」やクラフトジンのカルチャーが自由に発展してほしいという願いを表現しています。この商品のコンセプトを具現化するために、エチケット(ラベル)のデザインは食にまつわる世界観を独自の視点で作り上げることを得意としている株式会社NEWに依頼しました。
NEW,inc https://new-design.jp/
ワイナリーでの経験を「クラフトジン」に昇華
醸造家の麿直之(まろ・なおゆき)が代表を務めるJAPAN WineGrowers。余市郡のワイナリーでブドウの栽培や醸造に携わった後、ニュージーランドやオーストラリア、南アフリカなどで知見を広げ、独立。現在では自身でワイン造りを行うほか、ワイン醸造・栽培やワイナリー立ち上げのコンサルティングも行っています。生産しているワインは「MARO Wines」というブランドで販売しており、オンラインからも購入可能。(https://marowines.base.shop/)
北海道の大地や自然環境だけでなく、飲食店とも向き合う中で「より広く感動を届けたい」と今回の商品開発に着手しました。これまでにないペアリングを模索し、新しい食の可能性を広げたいというニーズに応えることを目指して、ワインジンの販売を発案しました。
今回、ジンのボタニカルに使用している皮は「MARO Wines」の2022年ヴィンテージの醸造過程で出てきたピノ・ノワール、シャルドネ、ケルナー、ツヴァイゲルトの4種類の皮を使用しております。
MARO Wines https://japan-winegrowers.com/maro-wines/
注目のクラフトジンメーカー「積丹スピリット」で蒸溜
北海道の北西部、積丹半島。日本海に向かって突き出たこの場所に蒸留所を構えるのが、積丹スピリットです。彼らが創り出すジンの特徴は、まろやかで澄んだ味わい。まるでこの地の風景のようでもあります。
ジンの風味は、使用するボタニカルの選択によって大きく左右されますが、積丹スピリットは自社の農園で原料となる植物を栽培。その数は約80種類にもなり、品種ごとに一つ一つ蒸溜してからブレンドするスタイルをとっています。手間暇のかかる手法を用いているからこそ、それぞれの香りが際立つだけでなく、様々な特徴を持つ商品を生み出すことも可能なのです。
代表的な商品シリーズである「火の帆」の一つ「火の帆KIBOU」は、2022年の東京ウィスキー&スピリッツコンペティションで金賞を獲得。味わいが高く評価され、国内外からの注目が高まっています。
積丹スピリット https://shakotan-spirit.co.jp/
ワインブドウの葉を使ったお茶「北海道TEA」とのタッグ
ワインのような味わいのお茶「北海道TEA」。「HOKKAIDO WINEGIN」のボタニカルに使用しているブドウの茎は、この原料と同じものを使用しています。ワインの生育を促すために必要な「芽かき」や「除葉」の作業。この過程でどうしても、土に返されるだけの葉や茎が生まれます。
その活用に目をつけたのが、PATTERN PLANNING。紅茶などと同様に乾燥、発酵という手を加えて、どこにもないお茶=北海道TEAとして商品を誕生させました。
北海道TEA https://hokkaidotea.jp/
PATTERN PLANNING https://pattern-p.com/
NEW,inc https://new-design.jp/