Tokyo Smart Restaurants合同会社(本社所在地:東京都新宿区)は、飲食店経営者を対象に、「飲食店経営とインボイス制度」に関する調査を実施しました。
2023年10月より「インボイス制度」が開始されます。
これはビジネス取引や経理処理における透明性・正確性を高めるための新しい取り組みで、主にフリーランスや自営業の方々に大きな影響を与えると言われています。
難しそうなシステムのように聞こえてしまいますが、今後の経営に大きく関わる非常に重要な制度なのです。
飲食店を経営する方々は、この制度についてどれくらい知っているのでしょう。
また、それに関する準備はどれくらい進んでいるのでしょうか。
そこで今回、デリバリーサービスを一元管理するプロダクト『ハブスター(Hubster)』(https://www.tryhubster.jp/)を運営するTokyo Smart Restaurants合同会社は、飲食店経営者を対象に、「飲食店経営とインボイス制度」に関する調査を実施しました。
免税事業者の飲食店は約2割以上!インボイス制度に関する経営者の認知度は?
はじめに、課税事業者と免税事業者の割合を見ていきましょう。
「ご自身は課税事業者と免税事業者のどちらに当てはまりますか?」と質問したところ、『課税事業者(72.5%)』『免税事業者(27.5%)』と回答しました。
課税事業者の方が多い一方で、免税事業者も2割以上を占めているようです。
では、インボイス制度について理解している方はどれくらいいるのでしょうか。
そこで、「インボイス制度についてどれくらい理解していますか?」と質問したところ、7割以上の方が『詳細まで理解している(24.0%)』『なんとなくは理解している(50.9%)』と回答しました。
導入がすぐそこまで迫っているということもあり、多くの方が理解しているようです。
飲食店事業でも必要となる制度だからこそ、事前に理解を深めている方が多いのかもしれません。
経営者の本音!インボイス制度に対する意見と店舗への影響
先程の調査の結果、8割以上の方がインボイス制度について理解していることが分かりました。
では、実際に導入についてどのような考えを持っているのでしょうか。
「インボイス制度の導入についてどう思いますか?」と質問したところ、半数以上の方が『とても好ましいと思う(14.7%)』『まあ好ましいと思う(42.6%)』と回答しました。
インボイスの導入に関して、好意的に捉えている方が半数を占めているようです。
では、そのインボイス制度が店舗の経営に影響を与える可能性があるのでしょうか。
そこで、「インボイス制度の導入は、店舗の経営に影響があると思いますか?」と質問したところ、8割以上の方が『思う(81.5%)』と回答しました。
非常に多くの方が影響を与えると感じているようです。
続いて、どのような影響があると思うのか詳しく聞いてみました。
■インボイス制度による具体的な影響とは
・消費税を納めないといけない(30代/男性/東京都)
・フリーランスの人を雇えなくなる(40代/女性/北海道)
・薄利の経営、小規模事業者の経営に非常に負担となる(40代/女性/和歌山県)
・企業や法人を顧客とする場合、非課税事業者だとしても取得番号が無いと敬遠される可能性がある(50代/男性/熊本県)
などの回答が得られました。
免税事業者による消費税の負担や受注の減少危機、フリーランスを雇えなくなるといった影響を懸念している方が多くいることが分かりました。
インボイス制度の導入に不安を抱える経営者は7割以上!最も危惧されていることとは
先程の調査結果で、インボイス制度導入によって店舗の経営に影響を与えると感じている方は8割以上いることが分かりました。
では、事業者の皆様はインボイス制度導入について不安などはあるのでしょうか?
そこで、「インボイス制度の導入に関して、不安はありますか?」と質問したところ、9割以上の方が『かなりある(32.2%)』『ある程度ある(44.9%)』『多少はある(18.0%)』と回答しました。
新しい制度が導入される場合、不安はつきものかもしれませんが、今回のインボイス制度についても非常に多くの方が不安に感じていることが分かります。
では、具体的にどのようなことに不安を感じているのでしょうか。
前の質問で、『かなりある』『ある程度ある』『多少はある』と回答した方に聞いてみました。
「インボイス制度の導入に関して不安なことや危惧していることは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『制度の内容が難しい(42.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『消費税の負担が増える(37.8%)』『取引先が減少する(33.1%)』と続きました。
制度に関しては複雑な部分も多いことから、制度の内容を把握するのが難しいと考える方が多いようです。
また、消費税の負担が増えたり、取引先が減少したりといった懸念も見受けられます。
では、具体的にどのような不安を抱えているのでしょうか。さらに詳しく聞いてみました。
■導入に関する不安や疑問とは
・内容の完全なる理解ができるか、またスムーズな説明ができるか(40代/男性/香川県)
・新制度導入に関わるコストが事業者負担になるのに対して、助成金も無いので不安である(40代/女性/福岡県)
・始まらないと正直分からない(40代/男性/埼玉県)
・取引先が加入していない場合、仕入税額控除が減額される可能性がある(50代/女性/東京都)
などの回答が得られました。
制度についてきちんと理解できるかどうか不安に感じているようで、実際に始まってみないと分からないと感じている方もいるようです。
また、業務の手間が増えることによるコスト面を懸念している経営者の方もいることが分かりました。
インボイス制度に備えるための対策は?1割の経営者は未対応
インボイスの導入に対して、7割以上の方が不安を感じていることが分かりました。
では、インボイス制度導入が迫っている中で、事前に何らかの準備や対策を行っている方はどれくらいいるのでしょうか。
「インボイス制度に対して、何らかの準備や対策はしていますか?」と質問したところ、9割近い方が『既に済んでいる(15.3%)』『現在取り掛かっている(38.1%)』『これから取り掛かる予定である(36.0%)』と回答しました。
まだ取り掛かっていない方含め、取り掛かる予定または済んでいるという方がほとんどのようです。
では、実際にどのような準備を行っているのでしょうか。
詳しく聞いてみました。
■どういった準備や対策を行っていますか?
・税理士に依頼している(30代/男性/東京都)
・登録する為の準備と内容を認知すること(40代/男性/沖縄県)
・申請手続き済み。今後レジの印字システム導入や領収書等の作り直しを依頼する予定(40代/男性/福岡県)
・会計ソフトの導入(50代/男性/千葉県)
などの回答が得られました。
税理士に一任されている方もいるようですが、申請や内容についての情報収集、会計ソフトの導入など、準備を行っている方も多いようです。
直前になって焦ることのないように、事前に対策を取っておいた方が良いかもしれませんね。
インボイスに不安を感じている方は多い!導入までに事前準備を!
飲食店経営者の方とインボイス制度について調査を行ってみると、不安に感じている方は7割以上もいることが分かりました。
インボイスに対応することで消費税の仕入額控除が受けられるため、事業者として登録を検討されている方が多いかと思いますが、その制度の難しさや消費税の負担が増えるといった不安を感じている方もいるようです。
また、正しく活用していくためにも、事前の準備を行っている方も多くいることが分かりました。
そういったことを踏まえて、導入直前に焦ることのないよう、日々アップデートされているインボイス制度の情報について、今からでも収集していくのが良いかもしれません。
コスト削減や時間の有効活用なら管理システム『ハブスター(Hubster)』
今回調査を行ったTokyo Smart Restaurants合同会社は、より良い食体験で食のインフラを整えるため、オーダーから分析までデリバリー注文をまとめて楽々管理することができるデリバリー一元管理システム『ハブスター(Hubster)』(https://www.tryhubster.jp/)の運営を行っています。
バーチャルで実績のあるブランドを多数保有しており、バーチャルレストランでの売り上げアップを目指す方や導入を検討の方のご支援も行います。
【ハブスター導入のメリット】
★業務効率化
デリバリーの注文・メニュー・店舗・サポートなど、すべてがひとつのタブレットに集約されます。
POSと連動できるため、手入力も不要です。
★売上の最大化
自動機能・バーチャルブランドなど、収益を伸ばすための機能が満載です。
現場の負担なく、デリバリーメディアをさらに増やせます。
★業績の把握
データをひとつのダッシュボードに集約できるため、効率的な店舗運営が可能に。
次の大きな決断につながります。
★アプリやシステムの連携
いくつかのPOSシステムとデリバリープラットフォーム、またはその他の外部サービスとの連携ができます。
【個人店からグローバルチェーンまで】
《個人店》
使いやすいダッシュボードでテイクアウトのメニュー、売上、レポートを管理できます。
《グローバルチェーン》
洞察に満ちたデータで数百店舗のテイクアウト業務の効率化と管理を実現します。
《食料品・コンビニエンスストア》
お客様がどこにいても、デリバリーアプリで商品を届けることができます。
《ゴーストレストラン》
テイクアウトやデリバリーをビジネスモデルに加えることで、売上や新規顧客獲得を増やすことができます。
■無料トライアルのお申し込み・導入のお問い合わせはこちら
https://www.tryhubster.jp/secret-sauce
ハブスターは個人店、チェーン店問わず、世界中10万店舗以上の飲食店でご利用いただいております。
DXを推進するうえで、デリバリーサービスの運用における課題を解決したい飲食店経営者のみなさま、お気軽にお問い合わせください。
■ハブスター(Hubster):https://www.tryhubster.jp/
■無料トライアルのお申し込み・導入のお問い合わせ:https://www.tryhubster.jp/secret-sauce
■お問い合わせ用メールアドレス:support@tryhubster.jp
調査概要:「飲食店経営とインボイス制度」に関する調査
【調査期間】2022年12月1日(木)~2022年12月2日(金)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,003人
【調査対象】飲食店経営者
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ