第4回イオンディライト技術コンテスト【警備の部】「喜び・働きがい向上プロジェクト~“ありがとう”を成長へ!~」を開催

掲載日: 2022年11月29日 /提供:イオンディライト

国内外から14の警備会社を含めた選抜チームが警備業務の取り組み成果を披露

イオンディライト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼社長執行役員 グループ CEO:濱田和成、以下「当社」)は、2022年11月25日にベルサール神田(東京都千代田区)をメイン会場に国内外の当社グループ各拠点をテレビ会議でつなぎ、「第4回 イオンディライト技術コンテスト【警備の部】喜び・働きがい向上プロジェクト~” ありがとう”を成長へ!~」(以下、「本発表会」)を開催しました。◆イオンディライト株式会社 https://www.aeondelight.co.jp


※ 新型コロナウイルス感染症予防対策のため、最小限の来場者とし、全国同時配信による審査を実施しました。
 本発表会には、当社グループが事業を展開する日本、中国、アセアン各国から、共にサービスを提供する警備会社及び当社グループ会社のメンバーを含めた計14チーム※が参加しました。
 各チームは、「業務を適正かつ確実に行う取り組み」、「お客さま対応の品質を向上させる取り組み」、「働きがい・やりがいを創出し、持続的な雇用を維持する取り組み」の3つのテーマから一つを選択し、それぞれの取り組みやその成果を発表し合いました。
 警備のプロフェッショナルとしてサービスの質をより一層高めるための創意工夫や事件・事故防止に繋がった好事例など、各現場において日々実施される施設の「安全・安心」を守り続けるための様々なエピソードが披露されました。

※ 発表者として参加した警備会社及び当社グループ会社(各エリア内の掲載は五十音順):
[国内]ALSOK北海道(株)、イオンディライトセキュリティ(株)、(有)エースガード、環境整備(株)、(株)コアズ、サンケイ(株)、シンテイ警備(株)、 (株)ゼンケイ、東洋ワークセキュリティ(株)、(株)白青舎
[中国]永旺永楽(江蘇)物業服務有限公司、武漢小竹物業管理有限公司
[アセアン]AEON DELIGHT(VIETNAM) CO. LTD、PT Sinar Jernih Sarana

 実効性(効果・影響力)、画期性(アイデア力)、展開性(汎用性)、モチベーション性(楽しさ、達成感)の4つの基準により当社経営幹部が審査を実施した結果、環境整備株式会社 代表チーム(就業先:花王株式会社 栃木工場、チーム名:一期一会)による「お客さまと一緒に取り組む安全・防災対策」が最優秀賞に選ばれました。

【最優秀賞に輝いた環境整備株式会社 代表チーム】


(取組み概要)
 以前より離職率が高く、警備員の定着を図る必要があった。あわせて、専門的かつ複雑な業務に対し、教育・サポート体制を構築するためにも花王 安全防災グループさまと連携する必要があった。
まずは、現状把握のため、アンケートを通じて、勤務し続けるうえで何が阻害要因となっているのかを探った。その結果、防災業務に苦手意識を持つ警備員が多いことがわかった。そこでチェックシートの見直しやお客さまとの合同訓練や勉強会を実施し、警備員の知識・スキル向上に努めた。これにより隊員が自信を持ち、お客さまとも円滑なコミュニケーションが取れるようになった。お客さまからお褒めのお言葉をいただく機会も増え、本取組み開始以降、業務内容を理由とした退職者0(ゼロ)を達成することができた。

【その他の入賞チーム】
●優秀賞
東海支社 代表チーム(就業先:イオンモール常滑、警備会社:株式会社コアズ)
(取組み概要)
 施設内で改修工事などが行われる際、異常発生時に臨時の警備員でも迅速かつ適切に対応できるよう、警備開始前にKY(危険予知)ミーティングを実施。また、時程表や巡回図面を工事や催事などの内容に合わせて、その都度作成。加えて、巡回チェックリストには、異臭や異常音など、五感による確認項目も組み入れた。このような取り組みの結果、活性化工事期間中に実際に発生した漏水の早期発見、および適切な対応につながった。今後も、臨時警備員や経験の浅い隊員であっても警備隊内での連携により、異常発生時に迅速かつ適切な対応が図れるよう取り組みを継続するとともに「想定カード」を用いた机上訓練なども実施していく。

●優秀賞
武漢小竹物業管理有限公司 代表チーム(就業先:イオン武漢金地店、チーム名:勤思隊)

(取組み概要)
 お客さまにご利用いただくカートが店舗周辺に散乱し、紛失することもあった。お客さまへお声がけしトラブルにつながることもあった。そこで店外用のカートを10台設置、紛失防止のためのプレートやGPSの設置を行った。また、店内外に配置したスタッフ間において、カート位置(回収)の情報共有を徹底するなどして、2022年8月以降、カート紛失0(ゼロ)を継続させている。

●優秀賞
PT Sinar Jernih Sarana 代表チーム(就業先:スマトラ工科大学、チーム名:PT.SJS (MERAH PUTIH))

(取組み概要)
 従来、限られた数量のワンド(誘導、金属探知機)棒を使用し特定のチェックポイントに取り付けたタグを読み取ることで警備員による巡回レポートを作成していた。しかしながら、それらのツールは高額でかつ記録できる情報も巡回回数の記録のみと限定的だった。早期改善が求められる中、勤怠管理用に自社開発したアプリのプラットフォームを巡回アプリ「Eパトロールアプリ」として活用することを検討。実際に各ロケーションにQRコードを設置し、スマートフォンをかざすだけで、写真付きのレポートや警備員の活動記録などまとめてデータ分析することに成功した。今後は巡回レポートの精度を高め、動画機能や緊急事態が発生した際に通報可能なパニックボタンの導入などの追加を予定している。

■当社社長 濱田による総括
「まずはコロナ下において、エッセンシャルワーカーとして日々、施設の安全と安心を守る警備隊員の一人ひとりに感謝を申し上げたいと思います。
 本日の発表を聞いて、各地の警備隊が『安全・安心』への高い意識のもと、常日頃より研鑽を重ねられていることを感じました。また、決してマニュアル一辺倒ではなく、状況に応じて臨機応変に対応することで、事故や事件を未然に防ぎ、有事の際にも被害を最小限に抑制していただいていることを経営者として非常に心強く思います。
『安全・安心』のカタチというものは日々変化します。例えば、今般のコロナ下でも人々の生活様式は変容し、施設においても感染防止策が当たり前となるなど、コロナ下以前の運用とは大きく変化しました。施設の管理運営を担う私たち自身もそうした環境変化に合わせて進化していかなければなりません。その過程において、従来のやり方が陳腐化し、役に立たなくなる場面も発生すると思います。マニュアルだけでは最良の対応ができない、そうした場面においても柔軟に対応し、目的を達成できる力こそ、真の『現場力』なのだと思います。ぜひ、今回、参加いただいた各警備隊には、知識や技術を磨き続けることで、あらゆる状況に対応できる現場力をこれからも維持向上していってほしいと思います。
 同時に、皆さまに支えられている本社・支社各部門においては、現場のベストプラクティスを抽出し、必要なテクノロジーを導入したり仕組みを構築したりすることにより、警備隊員の皆さんがその現場力を遺憾なく発揮し続けられる体制をサポートしていきたいと考えています。
 共にサービスを提供するパートナー企業の皆さまも含め、イオンディライトグループ一丸となり、より一層の進化を遂げていきましょう」


 当社は、更なる持続的成長に向けて、2018年10月にイオンディライト ビジョン2025を掲げ、アジアにおいて、「安全・安心」、「人手不足」、「環境」の3つを成長戦略の柱に社会課題を解決する環境価値創造企業を目指していくことを決めました。これを実現していくため、「人間力」と「技術力」を兼ね備えた専門家人材を育成し、期待を上回るサービスの提供を通じて、お客さま満足度をより一層高めることを目的に2019年より「イオンディライト技術コンテスト」を開催しております。
 こうした中、警備事業では、協業する警備会社各社の皆さまに感謝の気持ちを伝え、絆をより深めることで共に成長していきたいという思いから「喜び・働きがい向上プロジェクト~“ありがとう”を成長へ!~」と題した取り組み発表会を開催しました。当社は、今後もこうした取り組みを通じて、「人間力」と「技術力」を兼ね備えた警備の専門人材を育成し、施設とその周辺環境の「安全・安心」に貢献してまいります。

※設備の部につきましては、2022年11月17日付「第4回 イオンディライト技術コンテスト【設備の部】を開催」をご参照ください。
また、清掃の部につきましては、2022年11月22日付「第8回 働きやすさ追求活動 取組み発表会を開催」をご参照ください。

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