
株式会社Unito(本社:東京都目黒区、代表取締役:近藤佑太朗、読み:ユニット、以下「当社」)は、運営するホテルレジデンスブランド「Hotel Residence unito」において、2025年4月期のGOP(Gross Operating Profit:営業粗利益)の平均値が65%を達成したことをお知らせします。
■ 高収益性の要因|平均滞在日数の伸長、システム導入による運営費最適化
当社は、2024年1月にデロイト トーマツ グループが発表した「Technology Fast 50 2024 Japan」において、過去3決算期の売上成長率で第10位を受賞するなど、事業成長において高く評価されました。同時に、ホテル・サービスアパートメント事業の運営コストや販売管理費の最適化にも積極的に取り組んでおり、不動産の収益性の向上にも注力しています。
今回発表するGOP(営業粗利益)とは、売上高から人件費、客室清掃費、消耗品費、外部委託費用など、日々の運営にかかる直接的な経費を差し引いた利益を示す指標であり、ホテルやサービスアパートメントの運営効率や収益性の健全さを測る上で重要な基準とされています。
一般的に、国内ビジネスホテルにおけるGOPの業界平均は約55%程度とされています。そのような中、当社が2025年4月期のGOP平均65%・最大値71.1%という業界水準を大きく上回る高収益体制を実現した主な要因は以下の通りです。

・自社集客基盤の活用による販売手数料の削減
当社が運営する予約プラットフォーム「unito」を通じて直販比率を高めることで、OTA(Online Travel Agency)に支払う外部エージェント手数料を削減。さらに2025年5月現在、7.7万人を有する「unito」の会員基盤を中心とした安定的な送客集客により、必要なコスト削減に貢献しています。
・平均滞在日数(LOS)の長期化による清掃・人件費の抑制
当社特有である「リレント」を活用した、ホテルに居住するユーザーと短期宿泊のユーザーを組み合わせた運営モデルにより、滞在日数の長期化が進み、清掃回数の削減やフロント対応の簡素化といった省人化オペレーションを実現しています。
また、月単位で滞在する長期利用者に加え、宿泊利用者も平均3.7泊と連泊ニーズが高く、全体として高い稼働効率につながっています。
・システム活用によるフロント業務の省人化
チェックインからチェックアウトに至るまで、お手持ちのスマートフォンのみで手続きを完了できる、非接触対応システムを導入。またLINEなどを活用して、ゲストからの問い合わせにもタイムリーに対応できるオペレーションを構築し、フロントスタッフをはじめとした運営コストを削減するなど、業務効率の最大化を図りました。
■ 今後の展望|販売管理費の最適化による不動産価値最大化を目指す

「暮らすように泊まる、泊まるように住む」をテーマに展開する「Hotel Residence unito」ブランド
2020年2月のサービス開始以来、当社は独自の家賃システム「リレント」を活用し、「賃貸と宿泊(民泊)の二毛作運営」を展開してきました。繁忙期には宿泊需要、閑散期には賃貸需要を柔軟に取り込むことで、収益の最大化を図るとともに、家具・家電付きで中長期滞在に適したホテル・サービスアパートメントの運営を行っています。
そのような「暮らすように泊まる」滞在体験により、都内・関西エリアを中心に113棟845室(2025年5月現在)を運営し、中長期滞在利用により高稼働率を維持しています。
近年は、日本版デジタルノマドビザや万博開催の影響もあり「住む」と「泊まる」を融合させた “ フレキシブルリビングカルチャー ” に親しみのある訪日客の皆さまにも、中長期滞在をメインにunitoをご利用いただく機会が増えています。
引き続き長期化する国内外の観光・ビジネス滞在ニーズに応えるため、運営効率を最適化することで、ユーザー・オーナー双方の視点から更なる提供価値向上を目指してまいります。
■ 調査概要

※本リリースに記載された業界平均値や比較データは、公開情報や当社調査に基づき作成されたものであり、参考情報としてご覧ください。数値の正確性や網羅性を保証するものではありません。
■ 家賃システム「リレント」について
当社は、不動産オーナー・デベロッパー向けに、賃貸・ホテルの収益化を支援するオペレーション事業を展開しています。当社が特許を取得した、日数単位の家賃システム「リレント」を活用し、家賃を変動させることで収益性・稼働率の向上を実現します。

リレントとは、unito物件の居住者が外泊する日をオンラインで申請(リレント)すると、申請した日数に応じて家賃が減額される住まいの仕組みです。当社はリレントされた部屋を宿泊施設として宿泊者に提供し、居住者はリレントにより家賃を「住んだ日数分」に調節できます。
不動産オーナーにとっては、「賃貸と宿泊の二毛作運営」が可能となり、シーズン問わず安定的な高稼働率による収益を最大化したレジデンス経営の双方を実現しました。
■ unito直営物件のブランド強化について

Urban to Unique~まちとつながる、ユニークな暮らし~」をイメージしたロゴ
Unitoは、全国に113棟845室(2025年5月現在)を展開する直営物件のブランド強化に取り組んでいます。「暮らすように泊まる、泊まるように住む」をテーマに、「unito residence 」「Hotel Residence unito」「unito villa」を展開。「Urban to Unique~まちとつながる、ユニークな暮らし~」をイメージしたロゴを基調に、看板、ネイバーマップ、アメニティなどのオリジナルグッズを新たに設置するなど、unitoの世界観を反映したブランド体験を追求しています。2023年7月に「ホテルレジデンス大橋会館 by Re-rent Residence 」、2024年10月に「Hotel Residence unito NAMBA Motomachi」「Hotel Residence unito KIKUKAWA」が新規開業しました。
Unito:株式会社Unito
unito:株式会社Unitoが展開するブランド名称

■ 株式会社Unitoについて
「暮らしの最適化の追求」をパーパスに掲げ、帰らない日は家賃がかからないホテル・サービスアパートメントの企画・開発・運営、そしてオンラインで契約完結・最短即日で住むことができる暮らしのプラットフォーム「unito」を開発・運営しています。支払う家賃が ”住んだ日数分” だけになる、唯一無二のビジネスモデル「リレント(Re-rent)」を軸に、最前線で世界の暮らしの最適化を追求していきます。
URL:https://unito.life/
<会社概要>
会社名:株式会社Unito(読み:ユニット)
所在地:東京都目黒区東山三丁目7番11号 大橋会館
代表者:代表取締役 近藤佑太朗
事業開始日:2020年2月25日
URL:https://unito.life/company
【 報道関係者お問い合わせ先 】
・株式会社Unito 広報担当:平岡
MAIL:pr@unito.me