宇宙環境を利用した日本酒づくりに向けた協働についてIDDKと菊正宗酒造がMoUを締結

掲載日: 2025年05月09日 /提供:IDDK

360年の歴史を持つ菊正宗酒造と宇宙バイオのIDDKがタッグ:日本酒の常識を超える挑戦!




株式会社IDDK(本社:東京都、代表取締役:上野宗一郎、以下「IDDK」)と菊正宗酒造株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:嘉納 治郎右衞門、以下「菊正宗酒造」)は、宇宙環境を利用した日本酒づくりに協働して取り組むことに関する基本合意書(MoU)を、2025年4月30日に締結いたしました。



2025年4月30日、IDDKの宇宙バイオ実験衛星打ち上げに関するセミクローズの交流会が開催され、その場でMoUの交換が行われました。

この取り組みは、IDDKが提供する宇宙環境下でのバイオ実験プラットフォームと、菊正宗酒造が有する伝統的かつ革新的な醸造技術を融合し、微小重力や宇宙放射線などの特殊な環境下での宇宙醸造の在り方を研究し、醗酵(醸造)技術、米麹づくり、伝統的な微生物の共生環境、新規酵母育種などについて科学的に探究することを目的としています。

今後両社は、IDDKが構築中の宇宙バイオ実験プラットフォームで提供する2026年からの商業サービスを活用して、酵母や麹菌などの微生物の宇宙輸送・保管・培養、宇宙環境における発酵挙動の解析、そして将来的には「宇宙由来の日本酒」の開発と社会実装を見据えた取り組みを段階的に進めてまいります。

【株式会社IDDK 最高科学責任者 池田わたる コメント】
「これまでにも宇宙に関連した日本酒づくりというものはありましたが、日本の伝統技術である日本酒づくりを科学的に探究し、その革新をIDDKとの連携から生み出せる可能性についてワクワクしています。360年の歴史を持つ菊正宗酒造様との協業を通じて、宇宙という極限環境が日本酒の発酵や熟成にどのような影響をもたらすのかを科学的に解明し、新たな価値創出ができたらと考えています。また、弊社のバイオラボは神戸にあるので、神戸の地で密接に連携していきたいです。」

【菊正宗酒造株式会社 総合研究所 所長 高橋俊成 コメント】
「IDDK様から、宇宙での日本酒醸造を見据え、何かおもしろいことをしましょう、というお話しを頂いた時には、正直イメージがわかなかったのですが、色々ディスカッションをしていくなかで、宇宙での酒造りは本当に夢のある話しだと思いました。菊正宗の研究所では、「酒創り」というコンセプトのもと、伝統的な「酒造り」の技術を活かし、これまでにないものづくりに挑戦しています。宇宙での醸造というのはまさに「酒創り」。まだ手探り状態ですが、IDDK様と手を取り合って一歩ずつ可能性を探っていきたいと思います。」


株式会社IDDKの会社概要
社名:株式会社IDDK
本社:東京都江東区富岡1-12-8 アサヒビル309
バイオラボ:神戸市中央区港島南町6-3-7クリエイティブラボ神戸2F SCL
代表取締役:上野 宗一郎
事業内容:光学レンズが不要な半導体センサーベース顕微観察装置の研究・開発・製造・販売と同装置によるサービスの提供
設立: 2017年6月
HP:https://iddk.co.jp

菊正宗酒造株式会社の会社概要
社名:菊正宗酒造株式会社
本社:兵庫県神戸市東灘区御影本町1-7-15
代表取締役:嘉納 治郎右衞門
事業内容:清酒「菊正宗」「百黙」・焼酎・リキュールの製造販売、化粧品・食品の販売 他
創業:1659年(万治2年)
HP:https://www.kikumasamune.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】
IDDK株式会社
E-MAIL: iddk_info[at]iddk.co.jp
メール送信時には[at]を@に変更してください

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