7つの「知られざる消費者の新たな真実」と企業への示唆を公開

掲載日: 2025年04月30日 /提供:ローランド・ベルガー

経営トップ主導による、企業全体として事業機会を探索する「超速マーケティング」組織への変革が求められる

欧州最大級の経営戦略コンサルティングファームである株式会社ローランド・ベルガー(以下、ローランド・ベルガー)は、消費者理解における7つの常識について検証し、起こっている現象と起きうる変化、さらに企業に求められる戦略的アクションまで詳しく記したレポート「知られざる消費者の新たな真実」を発表しました。

ネット上で、ありとあらゆる情報が得られるようになり、消費者は企業よりも「情報優位」となってきています。ローランド・ベルガーの分析によると、消費者は、その優位性を駆使して購買行動を変化させる傾向と、その優位性ゆえに疲弊し、情報や刺激を和らげるニーズが高まっている傾向が明らかになりました。

このような変化に対して、従来のマーケティング手法における課題も浮かび上がっています。「セグメンテーション」や「ペルソナ」では消費者を捉えることが難しくなっている一方で、従来の企業の販促やマーケティングの効果そのものも、低減している、あるいは逆効果を生むケースすら生じていました。

ローランド・ベルガーのパートナーで、食産業・小売り・流通業界に精通する松本渉は、次のように述べています。


「セグメンテーションやペルソナは、実は消費者の実像を捉えきれません。特定のターゲット像を作り上げることには限界があり、『Try&Error』を高速で回し、消費者にあえて『受け身』で対応する『超速マーケティング』を身に着けるべき時代に入りました。その時、動的かつ多面相化する消費者に”超速”で対応していくためには、各部署でやっていては非効率です。経営トップ主導の一元的・機動的な組織の下、インプットとアウトプットを”超速”で回すとができる組織への変革が求められています。」







消費者の未来を紐解くため、ローランド・ベルガーが捉えた7つの消費者の真実と起きうる変化の仮説は以下の通りです。

1.消費者の無責任な要求が企業を疲弊させる
2."偶然”と”共感”でモノを買う
3.逃れられないルッキズムがコンプレックス消費を加速させる
4.日本の流行は中高年層が支配する
5.日用消費財ではミーハー化への逆戻りが加速する
6.消費者のカネが”ホンモノ”の周辺ビジネスに集まる
7.かつてない五感の酷使を解消するニーズが高まる

ローランド・ベルガーの最新のレポート「知られざる消費者の新たな事実」はこちらのサイトからダウンロードしてご覧いただけます。

ローランド・ベルガーについて
ローランド・ベルガーは、1967 年に設立されたドイツのミュンヘンに本社を置く世界有数の経営戦略コンサルティングファームです。世界50以上の主要都市にてビジネスを展開し、Entrepreneurship(起業家精神)、 Excellence(卓越性)、Empathy(共感)という価値観を原動力とし、現在および未来の重大な課題に対応するための最高水準の専門知識及びサービスを提供しています。

bnr_500_tanomu.png 記事下バナー

注目のキーワード

すべてのキーワード

業界

トピックス

地域