HRS Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ニール・シング、以下「HRS」)、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:シータン・キトニー、以下「Visa」)、三井住友カード株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 CEO:大西 幸彦、以下「三井住友カード」)の3社は、「HRS Pay」の提供を開始することを発表いたします。

■「HRS Pay」概要
「HRS Pay」とは、企業の海外出張において、HRS経由で予約したホテル宿泊費を法人口座に紐づいたバーチャルカード決済に集約できる仕組みです。
HRSが国内・海外で提供しているホテル予約プラットフォーム「HRSポータル」等を通じて予約し、支払いにHRS Payを指定することで、ホテル手配から経費精算までの業務を効率化し、ガバナンス強化やコスト削減が可能になるなど、企業が海外出張に対して抱えるあらゆる課題を解消できます。
<利用イメージ>

(※)VCN:バーチャルカードナンバーの略
既にグローバルの企業で利用されているHRS Payが、Visaが提供するVisa Commercial Pay(※)に対応することで、三井住友カードのバーチャルカードナンバーを発番できるようになり、初めて日本の企業がHRS Payを利用することが可能となりました。
(※)Visa Commercial Payは、買手企業と売手企業間の決済を簡素化し、事務手続きの削減、キャッシュフロー管理、セキュリティ強化を実現するプラットフォームです。

■HRS および HRS Payの特徴
1.ガバナンスの強化
・ホテルの利用明細と法人カードの利用明細をHRSで突合することで、ランドリーや夕食代等の私費利用を排除し、社内規定に基づいたホテル宿泊費の決済を実現します。
・ホテル周辺のセキュリティ面や衛生面のスコア、宿泊者のレビューを「HRSポータル」等で確認できます。これにより、最適なホテル選択が可能なうえ、「誰が」「どこに」宿泊しているのかを把握できることで、緊急時にも迅速な対応が可能となります。
2.業務効率化
・企業での一括決済により、従業員の個人立替負担を軽減します。
・ホテルでの決済データの還元により、出張者は領収書のスキャンや明細書の作成が不要となります。管理者はリアルタイムで出張費用の把握ができ、締日前の業務集中を避けることができます。出張者への振込業務も不要となるため、業務の効率化が可能です。
3.コストの適正化
・企業の出張実績を基に、ホテルの法人契約レートの交渉をHRSにて実施し、最適な価格でのホテル手配を可能にします。法人レート適用のホテル予約であっても、通常レートの方が安価である場合には、安価な通常レートが適用され、常に節約効果が高いホテル利用が可能です。
・HRSによるVAT還付代行サービスを利用することで、VAT還付対象国においては宿泊費の約10%~20%の還元を受けることができます。

HRS、Visa、三井住友カードは、今後、顧客課題解消のための商品・サービスの拡充を図り、利便性向上に努めるとともに、日本におけるビジネストラベルマネジメントへの貢献、および法人カード市場の健全な発展のために取り組んでまいります。