
「人でないもの、人ではいられないもの。
いつか滅ぶと知ってもなお彼らに酷く憧れる。」 避雷針
「ぺとぺと、ひたひた、美しくて、悪いものは、いつの間にか--」 芦花公園
『観音異聞』は、2018年に早川書房より発売された『人喰観音』の世界観で描かれる、人の形をしながら永久の肉体をもち、歪んだ運命へと人を誘う美しい観音様を中心とした珠玉の短編集です。「SFマガジン」2022年12月号に掲載された「女童観音」、早川noteに掲載された「まどい巫女」、紙媒体の書籍が未発売である2篇の短篇と篠たまきさんによる2篇の新規書き下ろし作品を加えた文庫本を販売致します。
『人喰観音』のファン待望のスピンオフ集としてだけでなく、『観音異聞』に収録された短篇を読む事により、唯一無二の濃厚な魅力を堪能できる特別な作品集として、芳林堂書店が読書好きの皆様にご提供する渾身の一冊となっております。
今回の出版にあたって、篠たまきさんの熱狂的ファンである避雷針さん(X:@Soki_Itsumi)芦花公園さん(X:@ROKA_KOUEN)のお二方にオビ文を頂戴し、『人喰観音』の帰還を彩って頂きました。作中の観音様に魅入られる登場人物たちのように、篠たまきさんの小説作品でしか味わうことのできない魅力に捕らわれた同志の皆様へ、極上の「篠たまき」をお届け致します。
書泉オンラインもしくは芳林堂書店高田馬場店・書泉グランデ・書泉ブックタワーにて、2025年4月11日(金)より予約受付を開始。店頭発売日は2025年5月12日(月)となります。発売日に先駆けて、2025年5月11日(日)に東京ビックサイトにて開催の「文学フリマ東京40」出店名「芳林堂書店高田馬場店」ブースにて先行販売を実施します。
<この企画を起案した、芳林堂書店高田馬場店 江連さん>
「実はね、『人喰観音』の別のお話があるんです」と、篠たまき先生に打ち明けられたとき、心が震えました。これは、絶対に世に出さなくてはならない作品だ、と、使命にも似た感覚に貫かれ、ぜひ、弊社にて作品集を販売させてください、と訴えておりました。ずっと待ち焦がれていたその作品が、ついに形をなして発売されることになり、飛び上がるほど嬉しかったのを、昨日のことのように覚えております。
篠先生の放つ、独特の世界、妖艶だけれども、純粋、淡々としているようでいて情熱的な世界を、読者さまも、ぜひ、ともに、そして、存分に味わっていただきたいです。
<著者 篠たまきさん コメント>
『観音異聞』は『人喰観音』のスピンオフですけれど、『人喰観音』を読んでいない方でも独立したお話としてお楽しみいただける一冊です。多くの読者様から「“あの人”を主人公にした作品を」とのご要望をいただいて執筆を続けてまいりました。
短編集にまとめていただくにあたり、ご尽力くださいました書店様や関係者の皆様、ご支持をくださいました読者の皆様に、心よりの感謝を申し上げます。
【商品情報】

『観音異聞』(著者:篠たまき)
発売:(株)書泉
販売価格:税込1,500円(本体価格1,364円)
判型:文庫A6版
JAN:2570000031345
あらすじ:
湯治場の守り観音である可憐な女童様と妖艶なスイの対比が美しい「女童観音」。商人・東方が美麗な姿で人の心を狂わせる「まどい巫女」。発表時に好評を得た2作に新規書き下ろし作品を加えた、情念うずまき匂い立つ珠玉の短篇集。惑わされずにはいられない「ひとにあらざるもの」たちに愉悦し、儚き桃源郷の夢を見る。官能的で幽玄な世界観で多くのファンを持つ『人喰観音』のスピンオフ。
■ 予約開始日:2025年4月11日(金)
書泉オンライン/https://shosen.tokyo/apps/note/?e-landing-page=kannon_ibun
通常版/https://shosen.tokyo/?pid=185914285
芳林堂書店高田馬場店/書泉グランデ/書泉ブックタワー
■ 予約〆切日:2025年5月11日(日)
■ 商品お届け予定日:2025年5月13日(火)以降の出荷となります
■ 店頭発売日:2025年5月12日(月)
株式会社書泉
「書泉」「芳林堂書店」の2つの屋号の書店を展開。「鉄道」「アイドル」「プロレス」をはじめ「数学」「占い」など様々なジャンルの本・雑貨を深く扱っています。著書にまつわるイベントも多数実施。
<参考>「書泉と、10冊」企画概要と、これまでの販売実績数
昨今、さまざまなネットサービスで過去に出版され、探しても見つからない数々の本が法外な値段で取引されています。「欲しい人が払える分の値段を払う」ということは一見、今の世の中の「当たり前」に見えますが、私たちは「そうではない」と考えます。
ファンの方が熱望するあの名作、私たちも是非お勧めしたいあの名著を「適切な価格」でお届けすることに私たちは挑戦していきます。
そして、それは私たち“本屋”だけでは実現できません。
著者の方々、出版社のみなさま、ファンのみなさま、などご縁のある方と協力しながら、少しずつでもこの挑戦をカタチにしていけると信じています。
この企画を「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」という名前にしました。
「書泉と、ご縁ある方で世に送り出す10冊」という願いを込めての企画タイトルです。
この企画で改めておススメしたい本を2023年8月よりお届けしています。
2024年8月までの、第1シーズンでは25の作品を再度世の中に送りだし、総計で2万冊以上を販売することができました。
「書泉と、10冊」 第1シーズン(2023年8月~2024年8月)

「芳林堂書店と、10冊」 第1シーズン(2023年9月~2024年8月)

この後も、この取り組みを一過性ものにせず「書泉と言えば、10冊だよね」「芳林堂書店といえば、10冊だよね」と言っていただけるようなレギュラー企画に育てていきたいと想いを新たに、2024年11月より第2シーズンも始めております。
「書泉と、10冊」 第2シーズン

「芳林堂書店と、10冊」 第2シーズン


12タイトルを展開し、合計で9,200冊を超えてお客さまの元にお届けできています。
これからも引き続き、企画に賛同いただける出版社・著者のみなさまからのお声かけもお待ちしております。
<掲載記事リンク>
『堕天使拷問刑』の著者、小説家 飛鳥部勝則最新刊『フィフス』 を、(株)書泉が「芳林堂書店と、10冊 第2シーズン」の第1弾として同人誌で出版致します! 2024年11月5日(火)より予約受付開始!!
https://news.biglobe.ne.jp/economy/1105/prt_241105_8492432944.html
『ポケットモンスター』シリーズで知られるゲームフリークの歴史を描いた書籍「ゲームフリーク 遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団」が復刊。本日より予約スタート
https://news.denfaminicogamer.jp/news/241217r