スコッチのシングルモルトはいかに造られ、広められ、私たちを魅了してきたのか──世界各地で進行する“ウイスキーバブル”の今こそ手にしたい見取り図として、ガロアではメーカー別に蒸留所を集成・徹底解説します。第1弾ではスコットランドに30の蒸留所を擁するディアジオ社が登場! 恒例の人気企画「ザ・テイスティング」を振り返る座談会、タイに誕生した驚きの蒸留所、革新的オーガニックシングルモルトなど、今号も独自の取材記事をお届けします。
株式会社ウイスキー文化研究所
株式会社ウイスキー文化研究所(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:土屋守)は、日本で唯一定期刊行されているウイスキー専門誌『Whisky Galore(ウイスキーガロア)』4月号(Vol.49)を2025年3月12日に発売します。ウイスキー文化研究所オンラインショップ、全国の書店、Amazonなどのネット書店でご購入いただけます。

ウイスキーガロア4月号(Vol.49)表紙:ディアジオ社が誇る世界的銘柄「ジョニーウォーカー」のアイコン、ストライディングマン。これはおよそ100年前に描かれたもの。
●巻頭特集「スコッチ蒸留所名鑑 第1弾Diageo (前編)」
年間売上3兆円以上、世界180ヵ国以上で商品を販売し、3万人超のスタッフを抱える巨大企業ディアジオ社。前身のDCL社から歴史をひもとき、そのポートフォリオに加わっていった数々の蒸留所を徹底解説。ディアジオ社のアーカイブに集められた資料やアイテムも紹介!



●連続企画「沖縄泡盛紀行」
ウイスキーに通ずるテロワールを追求した泡盛造りが始まっています。沖縄最北の島・伊平屋島をスタート地点に、伊平屋酒造所、恩納酒造所、松藤など、根強いファンをもつ泡盛蔵を訪ねました。


●好評連載「ジャパニーズクラフトの開拓者たち」第5回 本坊酒造 本坊和人氏
現在のクラフトウイスキーのムーブメントの礎を築いた“ジャパニーズクラフトの開拓者たち”をゲストに迎えたロングインタビュー、第5回は本坊酒造・本坊和人氏が登場。150年余りの歴史をもち、日本のウイスキーの黎明期を支えた岩井喜一郎氏のウイスキー造りを受け継ぐ同社。つねに新たな発想でウイスキー造りに取り組む本坊氏の哲学と情熱に、編集長が迫ります。

●テイスター座談会
人気企画「ザ・テイスティング」の1年間を振り返る恒例の座談会。ガロアテイスター8名が集結し、カテゴリー別のベスト10、ベスト3はもちろん、2024年の傾向についてディスカッション。評価の精度について各テイスターが述べた見解は必読です!

●緊急リポート
先月リリースされた、タイ国初となる本格シングルモルト。造るのはタイ北部カンペーンペットに2018年創業したプラカーン蒸留所。スコッチの王道をゆく造りを行っている同蒸留所のすがたを緊急リポートします。

●特別インタビュー
故ジム・スワン博士が携わり、サステナビリティにこだわった革新性で、世界のウイスキーファンが注目するノックニーアン蒸留所。創業者のアナベル・トーマス氏にたっぷり語っていただきました。

書誌情報
[誌名]ウイスキーガロア4月号(Vol.49)
[発売日]2025年3月12日(水)
[価格]1,320円(税込)
[販売書店]ウイスキー文化研究所オンラインショップ、全国の書店、Amazonなどのネット書店
2017年創刊の『ウイスキーガロア(Whisky Galore)』は、日本で唯一の定期刊行のウイスキー専門誌です。業界で30年以上のキャリアを持つウイスキー評論家の土屋守が編集長を務め、国内外のウイスキーを中心に、ジンや焼酎、ラム、テキーラなど、蒸留酒造りの最前線を多角的に取材し、造り手の想いや蒸留所のストーリー、最新情報を豊富なビジュアルとともに徹底リポート。専門誌ならではのクオリティの高さで、一般読者はもちろん、バーや酒類流通業界など、プロの皆様にも愛読いただいています。
*ウイスキーガロアとは、「ウイスキーが“いっぱい”」という意味。
[発行]隔月(奇数月)12日
[判型]A4変形
[ページ数]128~136ページ
[編集・発行人]土屋守
[出版社]ウイスキー文化研究所
[WEBサイト]https://scotchclub.org/whiskygalore/
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ウイスキー文化研究所について
ウイスキー文化研究所は、ウイスキー評論家の土屋守が代表を務めるウイスキー文化の普及団体です。2001年3月の発足以来、国内外のウイスキー・酒文化全般を深く学ぶべく研究を重ね、情報の収集および発信を行っています。また業界に関わる方々とともに、ウイスキー愛好家や飲み手の育成、ウイスキー文化の普及を目的とした取り組みを企画・立案、実施してきました。
国内で唯一のウイスキー専門誌『Whisky Galore』の編集・発行、ウイスキーフェスティバルなどのイベントの企画・運営のほか、ウイスキーに関する知識、鑑定能力を問う資格認定制度「ウイスキーコニサー資格認定試験」や、ウイスキーを楽しむための知識を問う「ウイスキー検定」を主催しています。また、2019年より世界のウイスキーおよびスピリッツを審査する、日本で唯一の品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」も運営しています。
ウイスキー文化研究所代表 土屋守プロフィール
1954年新潟県佐渡生まれ。学習院大学文学部卒。週刊誌記者を経て1987年に渡英。取材で行ったスコットランドで初めてスコッチのシングルモルトと出会い、スコッチにのめり込む。帰国後はウイスキー評論家として活躍し、1998年にはハイランド・ディスティラーズ社より「世界のウイスキーライター5人」の1人に選ばれる。2014年9月から2015年3月に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」では、ウイスキー考証として監修を務めた。日本唯一のウイスキー専門隔月誌『Whisky Galore』の編集長、東京ウイスキー&スピリッツコンペティション実行委員長、ジャパニーズウイスキーの日実行委員長、2024年に発足した一般社団法人日本ウイスキー文化振興協会の代表理事を務める。主な著書・監修書に、『完全版 シングルモルトスコッチ大全』、『ブレンデッドウィスキー大全』、『増補新版 ウイスキー検定公式テキスト』(小学館)、『竹鶴政孝とウイスキー』(東京書籍)、『最新版 ウイスキー完全バイブル』、『ウイスキーを楽しむ教科書』(ナツメ社)、『ビジネス教養としてのウイスキー なぜ今、高級ウイスキーが2億円で売れるのか』(KADOKAWA)、『ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー』(祥伝社)、『土屋守のウイスキー千夜一夜(1~5巻)』、『ジャパニーズウイスキーイヤーブック(日本蒸留所年鑑)』(ウイスキー文化研究所)などがある。