【旅行先でも仕事が頭から離れない理由ランキング】男女500人アンケート調査

掲載日: 2025年02月06日 /提供:エミリス

旅行先でも仕事が頭から離れない理由に関する意識調査

株式会社 エミリス(大阪府東大阪市、代表取締役:馬場 栄和)は、お仕事をしている500人を対象に「旅行先でも仕事が頭から離れない理由に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。

「仕事を忘れてリフレッシュするために、週末や長期休暇に旅行したいな」と考える人も多いでしょう。しかし旅行先でも、ふとしたきっかけで仕事のことを考えてしまう人は少なくありません。

同行者がいる場合には、「一緒に旅行して楽しい時間を過ごしたいのに、なぜ仕事のことを考え続けているの」とストレスを与えてしまう可能性も。

そこで今回、株式会社エミリス( https://emiris.net/ )は、お仕事をしている500人に「旅行先でも仕事が頭から離れない理由」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。

調査結果に対して株式会社サンカラ( http://www.mindfulness-jp.com/ )代表取締役の人見ルミ氏よりご考察いただいております。

※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社エミリス」の公式サイトURL( https://emiris.net/ )へのリンク設置をお願い致します。


【調査概要】
調査対象:お仕事をしている方
調査期間:2024年10月31日~11月4日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性315人/男性185人)
回答者の年代:10代 0.2%/20代 18.2%/30代 37.2%/40代 25.2%/50代以上 19.2%


【調査結果サマリー】
・旅行先でも仕事が頭から離れない人は84.2%
・旅行先でも仕事が頭から離れない理由1位は「仕事の連絡が入りそう」
・旅行先で仕事を忘れるためにしていることは「仕事を完了させる」


旅行先でも仕事が頭から離れない人は84.2%



お仕事をしている男女500人に「旅行先でも仕事が頭から離れないことがありますか」と聞いたところ、「よくある」「たまにある」が合わせて84.2%でした。仕事を忘れてリフレッシュできるはずの旅行ですが、実は旅行中も仕事のことを考えてしまう人が多いとわかります。

アンケート結果を見ていると、「旅行先で仕事のことを考えるのは、悪いことではない」という声は少なくなりました。つまり旅行先で気持ちの切り替えがうまくできず、仕事のことを考えたくないけれど考えてしまう人が多いと推測できます。


旅行先でも仕事が頭から離れない理由1位は「仕事の連絡が入りそう」



旅行先でも仕事が頭から離れない理由の1位は3割以上から回答を集めた「仕事の連絡が入りそう(31.8%)」でした。

2位「未処理の仕事がある(13.6%)」も1割以上の人から回答を得ました。3位「ミスしていないか不安(9.2%)」、4位「休み明けの仕事が不安(8.6%)」、5位「トラブル発生が心配(8.0%)」が続きます。

「連絡が入るかも」「不安」「心配」という声が多数。実際に何か起こるかはわからないものの、「困ったことが起きるかもしれない」と不安になる人が多いとわかりました。

また有給休暇をとって旅行に行く場合は、自分の仕事を他の誰かに任せるケースが多くなります。そのため「他の人がちゃんとできているか」「負担をかけていないか」と不安になる人も多くなりました。

<1位 仕事の連絡が入りそう>
・取引先から緊急の連絡があるかもしれないから(20代 女性)
・営業職をしており、お客様から緊急の連絡があるかもと気になる(30代 男性)
・自分の仕事を終わらせていても電話がかかってくる。「どう処理すればいい?」などの問い合わせが多いため(40代 男性)

現在ではスマホが普及し、いつでもどこでも連絡が取れることが当たり前になっています。そのため「旅行先にも仕事の連絡が来るのでは」と心配している人も多くなりました。

旅行中に仕事の連絡が入ってしまうと、旅行気分から仕事モードに引き戻されてしまいます。実際に連絡がくることはほとんどないとしても「連絡が来そうで気になる」という人が多くいました。

またフリーランスの人からは、「旅行中に連絡が取れないことで、ビジネスチャンスを逃しそう」というコメントもありました。

<2位 未処理の仕事がある>
・仕事をやり残したまま、キリの悪いところで旅行に出かけることになってしまったから(30代 女性)
・未処理の業務が残っていると頭から離れない(50代以上 男性)

中途半端なところで止まっている仕事があるときには、旅行中もあれこれ考えてしまう人が多いとわかります。

「納期間際の仕事を残してしまったとき」という回答も複数あり、急ぎの仕事が残っていることを気にしている人も。旅行が終わったらすぐにやらなければ、と考えてしまうからですね。

<3位 ミスしていないか不安>
・心配性なため、旅行前の仕事で不備はなかったか心配になる(20代 女性)
・基本的に心配性で、ミスがあったら大変な業界で仕事をしているので(40代 男性)
・飲食関係で発注業務を担当していたときは、品切れや「注文数大丈夫だったかな」と気になりました(40代 女性)

心配性を自認する人からの回答も複数ありました。

休んで旅行している間にミスが発覚すると、上司や同僚が対応に追われたり、顧客に迷惑がかかったりする可能性も。「忙しいとチェックがおざなりになる」という声もあり、旅行前に仕事にキリをつけたくて急いだ結果、ミスしていないかなと不安になってしまう人もいると考えられます。

また「自分のした仕事が重要なとき」というコメントもあって、担当した仕事の重要度によって不安感の強さが変わってくるとわかりました。

<4位 休み明けの仕事が不安>
・休日明けに気が重くなるようなめんどくさい仕事を抱えているときは、不安になる(20代 女性)
・旅行先から戻ったら、どれくらい仕事が溜まっているのか気になる(40代 男性)
・休み明けに対応すべき案件があると、対応方法などを頭の中で考えて、離れなくなる場合がある(50代以上 男性)

旅行後にやるべき仕事が控えているときは、旅行中も仕事の予定を考えてしまう人も多いとわかります。とくに休み明けの仕事が面倒な仕事や嫌いなタイプの仕事だと、嫌だなという気持ちが大きくなるでしょう。

旅行中の仕事を同僚に肩代わりしてもらえない場合、仕事が溜まってしまうので憂鬱になる人もいました。

<5位 トラブル発生が心配>
・部下だけのチームで対応しているとき、急な業務上のトラブルが起き、出社になるかもしれない不安(30代 男性)
・システムの運用保守や新規導入をしており、大きなトラブルが発生しないかとヒヤヒヤしてしまいます。トラブルが発生すると旅行どころではなくなり、すぐPCを開いて対応する必要があるので(40代 男性)
・現場で不具合が発生してないか、発生しても誰かが対応できたろうか(50代以上 女性)

自分が職場にいないとき、何らかのトラブルが発生しないか不安になる人もいました。トラブルの内容によっては、旅行や休暇を取りやめて出勤したり、旅行先で対応に追われたりする可能性があるからです。

出勤している人で対応できれば問題ありませんが、「自分にしかわからない業務がある」「管理職・責任者を務めている」などの場合、不安が大きくなりそうです。

<6位 同僚の仕事ぶりが不安>
・引き継いだ仕事が順調に進んでいるか心配になります(30代 女性)
・有給休暇を使って旅行している場合は、お願いしてきた仕事を忘れずにこなしてもらえるか心配(40代 女性)

仕事を引き継いだものの、頼んだ相手がきちんと仕事してくれているか気になる人も。同僚を完全に信頼しきれない気持ちが根底にあると考えられます。

同僚が優秀な人であっても、普段相手がやらない業務をお願いする場合には、「うっかり忘れていないかな」などと不安になるでしょう。

<7位 同僚の負担が心配>
・自分の仕事を他の誰かに任せているから、申し訳ない気持ちになる(20代 女性)
・「自分が休んでいる間に忙しかったら申し訳ない」と思ってしまう(30代 女性)
・毎日のタスクがかなり多いので、同僚が困っていないか気になる(50代以上 男性)

休暇をとったときに職場が忙しかったり、突発的な業務が入ったりしたら、自分がいないことで同僚に負担をかけてしまうのではと考えている人も多数。突発的に忙しくなったり業務が入ってきたりするのは、旅行のために休んだ人のせいではありませんが、実際には気になってしまうようです。

「自分の業務を同僚に代わってもらった」「少人数の職場」などの場合には、同僚に負担をかけてしまうことを申し訳なく思う人も少なくありません。


旅行先で仕事を忘れるためにしていることは「仕事を完了させる」



旅行先で仕事を忘れるためにしていることを聞いたところ、1位は「仕事を完了させる(27.2%)」でした。2位「周囲に引き継ぐ(22.0%)」も2割以上の人から回答を得ました。「仕事を終わらせる」「引き継ぎ」など、旅行中に仕事の連絡が入らないよう予防する人が多くなっています。

また「旅行を楽しむ」「スマホを遠ざける」などは、旅行中にできる対策です。

なお「旅行中に仕事のことを完全に忘れるのは難しいが、対策することで不安は減る」という声もありました。完全ではなくても、工夫することでネガティブな気持ちを減らせるとわかります。

<1位 仕事を完了させる>
・旅行前に急ぎの仕事をできるだけ終わらせるようにしている(20代 女性)
・仕事はなるべく溜めないよう、旅行前2週間くらいはがむしゃらに頑張る(40代 女性)
・仕事は完結させてから旅行に来る(50代以上 男性)

急ぎの仕事や気にかかる案件を旅行前に終わらせてしまうという人が多くなりました。「未処理の仕事があると気になる」という人のほか、「連絡が入りそうで仕事のことを考えてしまう」という人からも回答を集めています。

仕事に区切りをつけてから旅行に向かうことで、職場からの連絡も防ぎやすくなると考えている人が多いとわかります。

<2位 周囲に引き継ぐ>
・自分が休みの日に働いてくれる同僚に、できる限り引き継ぎをして、疑問点を解消してもらうことで、安心して旅行できるようにします(30代 女性)
・引き継ぎを念入りにやって、自分がいない間に不測の事態が生じても、残りのメンバーでうまくやってもらえるように気を使っています(40代 男性)

引き継ぎすることで、旅行中に連絡が入ることを予防しようとしている人もいました。仕事を任される側としても、トラブル対処法も含めてしっかり引き継ぎしてもらえると安心でしょう。

具体的な引き継ぎの工夫としては、「紙でも口頭でも伝える」「複数人に伝える」「共有フォルダ・ファイルをつくっておく」などが挙げられました。

<3位 旅行を楽しむ>
・旅行先での予定を詰めてぼーっとする時間を少なくする。一人ではなく複数人で旅行に行く(20代 男性)
・目の前にある景色、食べ物を楽しむ(30代 女性)
・観光などをめいっぱい詰め込み、できるだけほかのことを考えないようにする(40代 女性)

目の前にある景色や食事を楽しむことで、仕事のことを考えないようにしている人もいました。

一方で、「切り替えて旅行を楽しむと思うが、なかなか難しい」という声も。そのため旅行に集中しやすくしようと、「興味のあるアクティビティ」「観光」などをふんだんに旅程に組み込んだり、友人や家族と旅行したりするといった工夫も寄せられました。

ただ「旅行を楽しんでいても、結局会社から電話が入る」というコメントもあり、十分な引き継ぎやスマホを見ないといった工夫を併用する必要があることもわかります。

<4位 スマホを見ない>
・旅先でスマホを見る頻度を減らす(30代 女性)
・スマホをマナーモードにして、着信に気づかないようにする(40代 男性)
・スマホを見ないか、電源を切っておく(50代以上 男性)

仕事の連絡はスマホに入ることが多いですし、スマホに仕事関連のアプリが入っていれば、つい気になってしまうこともあります。そのためスマホを見ないようにしている人も多数。

スマホを見ないための工夫としては、「通知をオフにする」「機内モードにする」「電源を切る」「消音モードにする」が挙げられました。

ただスマホに慣れ親しんでいる人は、スマホが近くにあるとつい習慣的に画面を見てしまうことも。
そのため「温泉やエステなど、スマホを持てない場所でリラックスする」「スマホを持たずに出かける」という工夫をしている人もいました。

<5位 連絡が取れない旨伝える>
・連絡が取れない可能性があることを、アルバイトスタッフに前もって伝えておく(30代 女性)
・メールの自動返信機能で、しばらく休暇である旨伝えるようにしている(40代 女性)
・主要な客先には事前に事情を説明して、緊急な対応が必要なときは会社に連絡してもらうようにお願いしています(40代 男性)

「旅行のため、◯日から◯日までは連絡が取れません」「仕事の対応ができません」と同僚や取引先に連絡しておく人も多くなりました。「旅行に行くと言っておけば、同僚は緊急連絡以外を控えてくれる」というコメントもあり、あらかじめ予定を伝えておくことで、連絡を予防する効果があるとわかります。

チャットツールの名前の後ろに「◯月◯日~◯月◯日不在」などと追記したり、メールの自動返信機能を使ったり、各ツールの便利機能を使いこなしている人も。

急な連絡にならないよう、早めに職場や顧客に予定を伝えるよう工夫している人もいました。

<6位 仕事の連絡は見ない>
・社用携帯を持っていかない(20代 男性)
・有給取得しているのに仕事の電話をかけてきたり、仕事を投げてきたりする会社がおかしいので、仮に連絡が来ても無視する(20代 女性)
・スマホで会社関係の通知をすべてオフにし、一切の連絡を絶つ(30代 女性)

スマホをできるだけ見ないようにしようとしても、なかなか難しいもの。そのため「仕事の連絡だけは見ない」と決めている人もいました。

仕事用のスマホがある場合は、仕事用スマホを携帯しなかったり電源オフにしたりすることで、仕事の連絡が目に触れにくくなります。

<7位 旅行前は丁寧に仕事>
・なるべく考えないようにしようと思いますが、通知をオフにするのも怖いので、連休の前は普段の倍は確認作業をします(20代 女性)
・旅行前に担当する仕事では、トラブルが起きないよう、いつも以上に何度も確認をしています(30代 女性)
・やり忘れがないか再確認は必須(40代 男性)

「ミスしていないか不安になって旅行が楽しめない」という人からの回答が目立ちます。心配性なので、旅行中も安心できるように、しっかり自身の仕事をチェックするのですね。


まとめ
多くの人が旅行中に仕事のことを考えてしまった経験をもっています。とくに「仕事の連絡が入りそうだな」「やり残した仕事があって気になるな」と思っているときに、仕事のことを考えてしまいがちだとわかりました。

そのためできるだけ仕事をキリのいいところまで進めて、「仕事を同僚に任せる」など仕事の連絡が入らないように予防している人が多数。

切り替えが上手で「旅行に行けばすぐ仕事のことは忘れられる」という人でない場合は、連絡が入らないよう予防し、旅行に集中しやすい環境をつくってみてはいかがでしょうか。


■人見ルミ氏の考察
非日常を求めて旅行に出かけているにも関わらず、ついスマホを開いて大切なひとときに家族や同行者から不評を買うことは誰しも経験がありますね。

脳科学の研究によれば、あれこれ幾つもの思考を使ってマルチタスクを行うと脳は疲弊し、1つのことに集中した方がリラックスすることが分かっています。

調査にあるように旅の前に完全に仕事を終了させること、メールの自動返信で休暇中であることを知らせるなど、オンオフを分けて旅に集中した方が心身を癒すことになります。

ヨーロッパ(特にドイツ)では、飲食業以外の日曜日の店舗営業が法律で禁止されたり、休暇中のスタッフ要員も体制が取れており旅行中に仕事が入ることがない仕組み作りが進んでいます。

人生100年時代、自らのサステナビリティについて考えたとき、日本の企業も適切な休息とウェルビーイングを確保する仕組み作りが長期的な生産性と幸福感を高める鍵となるのではないでしょうか。


▽監修者紹介






人見ルミ
株式会社サンカラ 代表取締役
マインドフルネストップ講師

TBSニュースレポーター、テレビ東京お天気予報キャスターを経て報道ディレクターに転身。「中村敦夫の19時発」など担当。

数々のTV番組を手がけるも、20代後半で心身ともに疲弊し29歳で単身インドへ渡航。1年半本場のヨガ・瞑想といった、マインドフルネスのエッセンスを学び、生き方の価値観がガラリと変わる。

帰国後、医療系企業を経て船井総研グループ会社である(株)船井メディアの会員誌の編集長に就任。取材を通じて出会った約800名を超える一流の著名人や経営者の仕事ぶりや人生の成功エッセンスに触れ、事業を成功に導き、常務取締役に就任。2013年(株)サンカラを設立し代表取締役に就任する。

現在、大手上場企業から外資系企業、中小企業、省庁、自治体など、マインドフルネス企業研修の実績ではトップクラス。社員のストレス軽減やパフォーマンスを高め、対人関係の改善や組織の生産性向上に貢献している。早稲田大学人間科学部卒業。CBTストレスカウンセラー(認知行動療法)ヒプノセラピー資格取得 。

著書に「働く人のためのメンタルコントロール」(あさ出版)「潜在能力を120%引き出すマインドフルネスストレッチ」(KADOKAWA)「心を整えるマインドフルネスCDブック」が3万部を超えベストセラー入り。「マインドフルネス思考」(いずれもあさ出版)、「一瞬で運がよくなる幸せ法則」(ゴマブックス)他。

HP:http://www.mindfulness-jp.com
Facebook:https://www.facebook.com/hitomirumi?fref=photo


※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社エミリス」の公式サイトURL( https://emiris.net/ )へのリンク設置をお願い致します。


■株式会社エミリスについて
株式会社エミリスは、飲食事業を主として、大阪・兵庫・和歌山など関西地区を中心にコメダ珈琲を複数店舗運営しています。


■会社概要
社名 : 株式会社 エミリス
所在地 : 〒577-0827 大阪府東大阪市衣摺6丁目1-46 平尾NスタイルB号
代表取締役 : 馬場 栄和
創業 : 2020年10月
資本金 : 100万円
事業内容: 飲食業
URL : https://emiris.net/

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