伊勢すえよし(東京都港区、代表田中佑樹)は、「美味しい恵みを未来に残す割烹店」を掲げ、これからの時代に適した和食文化を提案してまいりました。そのためのチャレンジの一環として、この度「未利用魚1トン流通」を目標に掲げ、三重県で水揚げされた未利用魚の活用を促進するための商品『鯵わいドレッシング』の開発を行いました。
このドレッシングの開発に際しては、次世代を担う料理人の育成を目的に、三重県立相可高校( 三重県多気郡)の調理部に所属する高校生がレシピを考案し、それを田中が監修し、三重県の食品メーカー 辻製油株式会社(三重県松阪市 代表:辻威彦)のご協力のもと商品化いたしました。
このプロジェクトを通じて、伊勢すえよしは、食品ロス削減と地域資源の有効活用を目指す持続可能な価値創出に取り組み、同時に次世代を担う料理人の育成も目指して参ります。
未利用魚とフードロスの課題
「漁獲量は減少しているのに、市場に出回らず廃棄される魚が多い」という漁師の声からこのプロジェクトは始まりました。三重県立相可高校からほど近い志摩市安乗漁港では、毎年推定100トンの魚が水揚げされるものの、魚種やサイズなどの問題から未利用魚や低利用魚となってしまっています。
例えば、アイゴ、ウツボ、ギマといった、食べられるのに市場で価値がつきにくい魚が多く存在しています。そして驚くべきことに、普段私たちがよく食べる鰺(あじ)でさえも、サイズや漁獲量のタイミング次第では未利用魚として扱われることがあるのです。
プロジェクトのなりたちとドレッシングについて
三重県出身である伊勢すえよし 田中は、このフードロスの課題に問題意識を抱き、市場に出回る前に廃棄される未利用魚や低利用魚を活用するために、三重県立相可高校調理部の生徒を巻き込みながら、2019年に食品ロス削減プロジェクト「サステナブルキッチンまごの店」を立ち上げました。
そして、本プロジェクト最初の商品として、地元の貴重な資源でありながら、サイズ上の使いにくさのために活用されていなかった小ぶりの鯵を使用したドレッシングの開発を行いました。相可高校調理部の生徒が考案したレシピを、伊勢すえよし 田中が監修し、三重県の食品メーカー 辻製油のご協力のもと、魚の旨みが豊かなドレッシング『黒にんにくレストラン 鯵わいドレッシング』が2年の歳月を経て完成しました。料理人・高校生・食品メーカーがそれぞれの強みを活かし、食品ロス削減と地域資源の有効活用を目指した持続可能な価値創出の取り組みとなりました。
相可高校は、このプロジェクトで制作したドレッシングを“食べる教科書”と位置づけ、学校などでの食育授業を実施予定です。
クラウドファンディングと発売記念イベントについて
「未利用魚1トン流通」を目標に掲げる本プロジェクトでは、この目標達成に向けた挑戦の一環として、クラウドファンディングを立ち上げます。クラウドファンディングでは、本プロジェクトへの支援を募るとともに、返礼として『黒にんにくレストラン 鯵わいドレッシング』の提供だけでなく、相可高校調理部の生徒からの感謝レターや、伊勢すえよし田中佑樹による未利用魚お食事を味わうプランなどをご用意しています。
本クラウドファンディングはAll-in形式で実施されます。株式会社すえよしは本クラウドファンディングについて、お預かりした応援の金額を全額プロジェクトに活用いたします。
また、本クラウドファンディングの開始に合わせ、『黒にんにくレストラン 鯵わいドレッシング』のお披露目イベントをプレス関係者の皆様向けに1月27日に13:00~14:30にて開催いたします。当イベントでは、この伊勢の海の豊かな味わいが詰まった新しいドレッシングを、いち早くご参加の皆様にテイスティングしていただく予定です。また、伊勢すえよし 田中より、開発に寄せる想いやこだわりのポイントなどもご紹介いたします。
【クラウドファンディング概要と開始記念イベント
の概要】
〇クラウドファンディング
実施主体:株式会社すえよし
目標金額:400万円
実施期間:2025 年 1 月 28 日(月)正午~2025 年 2 月 27 日(月)23:59
URL:未利用魚1トンご馳走化チャレンジ!鯵わいドレッシングを全国へ届けたい
〇クラウドファンディング開始記念イベント
日時:2025 年 1 月 27 日(月)13:00~14:30
会場:三重テラス2階(〒103-0022 東京都中央区日本橋室町2丁目4-1 YUITO ANNEX 2F)
内容:
・プロジェクトの背景・目的説明(田中佑樹によるご挨拶)
・鰺わいドレッシング試食会
・質疑応答・ ネットワーキング
定員: 10名
参加ご希望のメディア関係者の皆様は、1月26日までに担当田中(info.sueyoshi@gmail.com)までご連絡をお願い致します。
【新商品概要】・ 新商品 : 『黒にんにくレストラン 鯵わいドレッシング』
・ 特長 : 低利用鯵を活用した新たな地域資源活用型商品
・ 発売日 : 2025 年 1月15日
・取り扱い店:三重県内のスーパーマーケット(一部店舗)、三重テラス(2月上旬より販売開始予定)
・発売元: 辻製油株式会社(伊勢すえよしとのコラボレーション商品)
【株式会社 伊勢すえよしについて】
伊勢すえよしは、懐石料理という素晴らしい日本の文化を次の世代に残していくために、自然と共生し、地元に根付いた新鮮な食材の魅力をより多くの方に知ってもらうことを目指し、東京・広尾にて2015年より営業してまいりました。サステナブルな食材の利用、持続可能な食文化の提案や発信に留まらず、30年後にも日本人にとって故郷の味であり、世界に愛される日本料理であるために「美味しい恵みを未来に残す割烹店」を掲げ、これからの時代に適した和食文化を提案してまいります。
受賞歴:2024年トリップアドバイザー トラベラーズチョイス ベストオブベストレストラン 日本1位、アジア2位
URL:トップページ - 伊勢すえよし
【伊勢すえよしオーナーシェフ 田中佑樹について】
三重県四日市出身。老舗割烹『菊乃井』で研鑽を積んだ後、世界15カ国以上を巡り各地の食堂で郷土料理と地元食材の大切さを学ぶ。
2015年東京・広尾に割烹「伊勢すえよし」をオープン。地元食材の魅力を最大限に引き出し、日本文化とサステナビリティを融合させた料理を追求している。近年では、サステナブルなフード開発や地域社会への貢献、次世代の教育事業にも力を入れている。TV・ラジオ出演多数。
【三重県立相可高校調理部について】
調理について学ぶ三重県立相可高校食物調理科の生徒たちが所属する調理部は、研修施設として「高校生レストランまごの店」を運営し、地域に根差した実践教育を 展開しています。調理部の生徒たちは「サステナブルキッチンまごの店」プロジェクトを通じて、活用されていない食材に新たな価値 を見出し、地元企業と連携して数多くの試作を重ねてきた。この取り組みにより、生徒たちは生産現場が抱える課題を深く理解し、料理人としての可能性を追求するとともに、未来に向けた独自の価値を創造する力を育んでいる。
【辻製油株式会社 について】
未利用資源を活用した製品開発を通じて、食品ロス削減や地域活性化に取り組むことで、社会課題の 解決と事業の成長を両立する CSV 経営を実践する三重県の食品メーカー。
菜種やコーンの食用油、レシ チン、セラミドの製造をはじめ、未利用資源である柚子の果皮や生姜、ヒノキの未利用材から精油も抽出。地元の山林から出る間伐材を利用した木質バイオマスボイラーで自社の搾油工場を稼働させるほ か、余剰蒸気や工場排熱を利用して、隣接する関連会社「うれし野アグリ」の約 3.2 ヘクタールのガラス ハウスで「房どりミニトマト」の水耕栽培も行う。
自社の家庭用食品ブランド「うれし野ラボ」において、約10年前から相可高校調理部と調味料 シリーズ「黒にんにくレストラン」の共同開発に取り組んできた。『黒にんにくレストラン 鰺わいドレッシング』は、この連携から生まれる6本目の新商品となる。
URL:「黒にんにくレストラン」シリーズ | うれし野ラボ 種類豊富なフレーバーオイル・調味料メーカー
【問い合わせ】
伊勢すえよし 問い合わせ窓口:田中
info.sueyoshi@gmail.com